吉村さんは文学少女で絵画も好きでした。創造性も豊かで思わぬ視点から意見を発し吃驚した事が何度もあります。何かを成し遂げるのはオタクだねと言ってみたり。芸術には斜めからというか独自な視線があったような気がします。一人で考える時間が長かった少女時代。同じ下町の空の下でまだ出会ってはなかったけれどお互い悶々とした時間が長かったのかなと思います。でも演劇を見つけた。自分で作り上げた架空の存在に息を吹き込み体現していく。そんな遊びを一緒にやって本当に楽しかった。
11月10日が来たらあれから2年。
秋の公演が終わったらゆっくりお墓参りに行こうと思います。
~そして私は稽古が始まるまでにやらなくてはならないことに奔走中~
先週は韓国の民話を三河島まで観に行き、もつ焼き屋で酌み交わし楽しかった。また「ペルセポリス」のDVD(アニメ)も見ました。アフリカ、韓国、そしてイラン。この空の下で人が変換される。ZORAの名前の由来も、空が変換されて夕焼け空、茜空、夜空その時そらはぞらとなる、そんな風に芝居も変われたらいいねと命名しました。イラン作品ははじめて。私も楽しみです。 ペルセポリス