ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2018年12月31日月曜日

吉村恵美子写真館2018 ☆彡昔行ったニューヨーク

 劇団第三エロチカ公演でニューヨーク☆彡船でいざ!自由の女神へ。
 劇団のみんなとワイワイ、
吉村さんは好奇心旺盛で海外が大好きでした。
当時大ヒットした「BLUEMAN」のパフォーマンスを観劇。

☆彡その後、ZORA設立☆彡
2005年12月ZORA公演「ブラックストーンホテル」♡亡き吉村恵美子。

渋谷で:この写真家の方が上手かった!


~そして私の最後の忘年会は鴨鍋。最後の散策は浜離宮。
毎日川沿いを横目に鴨をサギを見て歩きます~
…ということで一年の終わりです。 



今年一年、お世話になった方々へ。楽しかったです。ありがとうございました。是非またお会いする日まで!皆さまもどうぞお元気で!!

2018舞台履歴

2018年12月23日日曜日

ピアノ・レッスン


好きになることには嘘がつけない。体が心が求め切なくなる。昔見たこの映画が恋しくて再び見る。あの頃よりもっと切なくなってしまった。でもこの映画の終わりは好きな人と結ばれる。よかった。喋れない彼女はこれまで自分の言葉でもあったピアノを夫と別れ海に捨てる。そして新しい土地で好きな人と暮らし、新しいピアノで義指で彼女は弾き続ける。


この何日間の全日本フィギュアスケート選手権大会には感動した。高橋大輔さんの復活。曲は坂本龍一 'The Sheltering Sky'そして坂本花織さん1位。曲はまさに「ピアノ・レッスン」だった。フィギュアスケートは明るい曲もあるけれど、氷の上で滑るスピード感としぶきの冷たさのようなものはこういう曲調が合う気がする。

☆彡そして忘年会☆彡

石鍋多加史さん 神保麻奈さん 遊戯空間「草迷宮」公演で出会う(^^♪
石鍋さんはミュージカル現代演劇と幅広く、麻奈さんも11月に舞台を終え~

2018年12月16日日曜日

書を捨てよ町へ出よう


その駅を降りて、そこから歩いて行ける別名の駅に歩いていく。そのさびれた別名の駅に初めて到着し、電車を待つ12分の間にイヤホンもせずホームの末端でCalling Youを聴いていた。人っ気もなく誰も咎める者もいない。この辺りは東京なのにこんな田舎があったのかと思うくらい、どんよりし虐めの匂いがする。電車に乗ると降り立つ次の駅まで2分しかないのに、その2分の中で押し寄せるようにある感覚が遅いかかってきた。忘れていた記憶と今ここいる自分まで辿りついてる思い。以前私はこの町に4年間通っていた。まだ10年は経っていないのに、もう遠い過去だ。


目的は遅ればせながら、紅葉に出会いたくもある川べりの散歩。のどかな風景を堪能し随分と歩き~冬ではありますが紅葉と出会え☆目標貫徹!


☆彡そして週末にはダンス公演観劇☆彡



白井さち子さん「でこぼこ」がよかった。エンターテインメントとして楽しめ、明るく笑いあり、言葉あり。二人の女性ダンサーは技術もさることながら、愛嬌と面白みがある。演出、出演の白井さち子さんは発達障害のダンス療育もされてるとのこと。男性俳優の方は、最初からずっと「たたたた…」としか言わないのですが充分感覚は伝わってきます。バリアを感じさせない表現。自分が求めているものにも近づけたような気がして元気がでました。台詞を喋ればいいってもんじゃない。やはり書を捨てよ町へ出よう!の気持ちで観劇に行かないと頑張ってる方とも出会えない。寒い夜、ホットになり帰宅しました♨

2018年12月9日日曜日

感化されるもの



     ロベール・ドアノー「パリ市庁舎前のキス」

日没が早いので夜が長い。北欧ではもっと日が短いので家で過ごす楽しみが豊かだと聞く。そういえばフィンランドには行ったことがある。

芝居を観たり、映画館に出向いたり、先月は東京都写真美術館にも行きました。美術館に向かう時この写真がものすごく拡大されてあり目に飛び込んできました。ああいい、と。久しぶりに見ましたが惹きつけられました。理屈はいらないんだなあ。

そして最近、改めて芝居創りは大変なものなんだと感じます。演劇は総合芸術でもあり、本、音楽、照明、美術、衣装、俳優。演出家の仕事は多岐に及びます。そして私もその一員として、これからは今まで観てこなかった芝居も観劇し、刺激を頂きたいと思います。





          家のベランダから撮影:日没

日没してから眠りにつくまでの長い時間。忘れがちになっていた気持ち、また見てみたい映画、人に会い、冬の楽しみを模索していきます。

2018舞台履歴

2018年12月3日月曜日

ボヘミアン・ラプソディ



午前中は踊りハイテンションで帰宅したのに、午後NHKBSで難民の番組を見ていたら気持ちが落ち込む。泣き叫ぶ子供を見ては本当の意味で子供のことはわからないと一人思う。

昨夜、電話してきてくれた演劇の先輩は日本も暗いし、演劇もパッとしねえなあと言う。
私は年を重ねどうしたら演劇を続けられるかを考えている自分を感じ、私もぱっとしねえなあと思う。熱い思いや孤独感に苛まれ芝居を志した輩もほとんどがやめていった。

夜「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行く。飽きさせない展開で歌も懐かしく、何よりクイーンの全盛期聞いていたであろう青春の頃を思いだした。そして彼が映画中でバンド仲間に言ったこの言葉が突き刺さる。「君たちには家族がいるでも俺は一人だ」




昨年の紅葉が素晴らしかったので、今年もと思いつつまだ出会えてない。できるだけ赤くなっているところに足を運んでいるのですが、ああ時間切れになりませんように…。

2018年11月25日日曜日

気持ちは変わる



芝居さえしていれば幸せだった筈なのに、なんだかちょっと…。

山の中にいると心が落ちつく、八千草薫さんも市毛良枝さんも山ガール。一概には言えないけれど虚構に身を置き終わったら、自然の中で素の自分と出会いたいのかもしれない。



9月かもねぎショット公演「変奏:バベットの晩餐会」が好評で再演の声を多く頂き、又小説を読み始める。バベットは一銭もないのに「いいえ、私は貧乏になることなどないのです、お話ししましたように私はすぐれた芸術家なのです。すぐれた芸術家が貧しくなることなどないのです。すぐれた芸術家というものはお嬢さま、みなさんにはどうしてもお分かりいただけないものを持っているのです」「芸術家の心には自分に最善をつくさせてほしい、その機会を与えてほしいという、世界中に向けて出される長い彼岸の叫びがあるのだと」この言葉が身に沁みます。




そしてタテヨコ企画で共演した、霧島ロックさんの朗読を聞きに入谷まで行きました。ロックさんは私がこの公演でお会いし突き刺さってきた方です。前回公演から休む間もなく参加しどんよりしていた私ににどんどん質問を投げ掛けられてきて目が覚めました。そしてこちらの公演、安田純平さんが解放されたことが頭を交差し見続けました。また少しづつ…進んでいきます。そして今は紅葉が見たい、冬になる前に。

2018舞台履歴

2018年11月18日日曜日

ほぐれてほぐれて弘法山


画:宮永岳彦

目覚めたらすでに晴れていた。子供の頃に遠足に行くような気分で心が華やぐ。前日の雨で山の土は濡れていたけれど、新鮮な空気が心地よい。


自然に満たされながら、足が滑りそうになったり、トイレがなかったり、緊張を強いられる場面もある。朝のBSテレビで低い山だと思ってなめちゃいけないと言っていたがなるほどと思う。山頂でお昼。


登りながら下りながらは何も考えていない。私はまだ初心者でというか滑るのが怖いからひたすら集中している。平地になると少し気が緩み、普段考えもしなかったことがぽっと思い浮かんできてそれが楽しい。今は心をほぐしたい。下山し、鶴巻温泉で熱い足湯に浸かり、足もほぐれまったり。やはり舞台は緊張と弛緩の繰り返しで疲れるし背中が凝る。


秦野市立 宮永岳彦記念美術館

そして美術館へ。
女性美礼賛のロマンチシズムを極めた画家:多才さから器用貧乏と揶揄されるも「器用貧乏が勝つか、不器用が勝つか、勝負だ」と意に介さなかったという。大企業のポスターの数々は今見ても惹きつけられる。そのモダンさは昭和の時代にさぞかし斬新で新鮮だっだと思う。先日の舞台は昭和30年の閉ざされた村でしたが、その頃にこんなモダンな絵を書いていた画家もいた。人生はなにを選ぶかによる。              




ほぐれ、スポンジまったり状態。年内は冬眠です皆様温かく♨♨♨

2018年11月11日日曜日

吉村さんのコーヒーカップ



11月10日で吉村さんが亡くなってから丸3年経ちました。11月7日に吉村さんのお姉様、知り合いとお墓参りに行ってきました。4人で墓前でコーヒーを飲みながら語り、それぞれの胸中にもあの時から変化するものがあったと思います。吉村さん!と語りかけても返事はないけど、サカモト~って呼ぶ声ももう聞けないけど、私の心の中では今も生きています。そして今の自分は周りの方に助けられつつ元気だよと報告してきました。

形見分けで頂いた吉村さんが使ってたカップを仕事場で丸3年使用しています。コーヒーメーカーは3回変わりました。最初はこれも形見分けで頂いた吉村さんのもの、二番目は会社のもの、そして三番目はお墓参りの後ヨドバシで新しいものを購入。コーヒーは吉村さんと私を繋いでくれているアイテム。このカップはずっと私の癒しになっています。サカモトは濃いのが好きだからといつも豆を多めにしてくれた。今も、ありがとね!

そして私を元気づけてくれる呑み助たち~♪♪♪



この日は大衆炉端酒店。モクモクと煙が舞う中で美味しいものを頂きましたよ。ダンサーの方3名。皆明るく元気、体を動かすってやっぱりいいんですよ~話していてほんとに元気になります。そんな方達とやはり作品を創っていきたいですね。年内は好きなお友達とどんどん会っていきます。


~そして翌日、私は山へ。
心洗われ、体喜び、帰ってきました。
来週のブログに書きます!!


2018年11月4日日曜日

公演を終えて

タテヨコ企画「美しい村」の面々!
            
公演を終えて1週間経ちました。汚れてる部屋を整理し、まったりし、ゆっくりご飯を食べ、ゆっくりコーヒーを飲む。薄寒く、気がつけば木の葉が。そしてDVDに手を伸ばす。やはり私は俳優に興味がある。唸らされる俳優が見たい。人の間で揉まれ、愛し、愛され、傷つく。何層にもなった心象が襞になり俳優の心を纏っていく。


7年も前のこのブログを覗いてくれる方が多く、自分でも読み直してみました。熱い思いで渡韓してた頃を思いだします。お世話になりました演出家イ・ユンテクさんは現在獄中。獄中でひたすら書いているそうです。

来年の予定も少しはっきりしてきました。またお知らせさせていただきますね。皆様、風邪などひかぬよう、どうぞご自愛のほどを!


                       讃岐和三宝糖:今日から毎日1個食べます!

2018年10月29日月曜日

タテヨコ企画「美しい村」千秋楽を迎えました☆彡☆彡☆彡お越し頂きました皆様、誠にありがとうございます。

毎日、着付けしてくれた市橋朝子さん!ありがとう!!

後ろ姿も撮りましょうと…

演出青木ししゃもさん、舞台監督も務める西山さん、


長尾さん 明るい久行しのぶさん、演出青木さん
霧島ロックさん    かわいく頼もしい座長、舘智子さん

千秋楽、片付けを終え、宴会時間までまだあり、劇場で飲み始めました。鳥忠の厚焼き玉子とチャーシューを肴に。このあと中華へ。



この夏.
下北沢スズナリのかもねぎショット公演から、タテヨコ企画初参加。や~もう駆け抜けて、やっと今、肩の荷が下りほっとしています。本は暗い面もあるけれど、日本、北朝鮮だって笑っていられない現実もある。ねつ造されていく事実。まあ、でも私のお客様の感想は二つに分かれました。でもそれでいいです。役者としては、このような役を頂けて感謝しています。思いも寄らぬ役どころでした。

そして、沢山の人と出会えた。皆様、ありがとう‼

2018年10月22日月曜日

タテヨコ企画「美しい村」いよいよ今週24初日!是非とも是非ともお待ちしています‼


  田村かなみちゃん              岩倉真彩ちゃん
             

稽古最終日の夜空は透きとおるような月が。
月の明かりが煌々と、ひとり夜道を歩きながら、今回タテヨコ企画に参加させて頂きよかったと思いました。稽古は緩やかに始まり、自然に台本を離し、公演本番を迎える。こんな経験は久しくなかったです。

皆さん、やさしく、ふわっとしていて。

でも私にはまだ超えなければならない難関があります。
まだ最後まで役を貫き通していません。本当に千秋楽まで生き続けるのが前進し続けるのが役者ですから。
一日、一時間、そして一秒、前のめりでフライングしていきます。
水泳部時代は、レイコンマの世界でしたし。

若い子たちがとても可愛く思えるのも、私の中で何かが変化しています。こんな感情は昔はなかったです。

だから人と会うのは楽しい。
24日(水)19:30
25日(木)15:00☆/19:30
26日(金)19:30
27日(土)15:00◎/19:00
28日(日)15:00
受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前
自由席です。※予約は坂本までご連絡くださいね!
 zora.japan@gmail.com



2018年10月14日日曜日

タテヨコ企画初出演です!お待ちしています!

相手役まあやちゃん!


今回の芝居は昭和30年のお話ということで私も生まれていないし、やはり昔の映画を見たいと思い、稽古から帰宅する23時20分。その時間からビール片手にご飯を食べながら、DVDにかじりつく。チョイスした2本はまさに今回の芝居を彷彿させ私に語りかけてくる。女優の美しさは元より、気性の激しさ、感情の高ぶりが半端ない。何がそうさせるのか。
村社会の日本、時代の激しい波、昭和に戦争を終えて、高度成長期を迎え、その変動を生きた昂ぶりがあるのか。

先日父の墓参りに行った際に、母が私にこんなことを言った。もしおむつになっても子供にはおむつ交換をしてもらいたくない。
多少、邪険に扱われてもプロの人にしてもらいたい。親としてのプライドがあると。家族がいないとさみしい、他人はいや子供じゃなきゃと言われる人を多くみてもきたが、母は一線を画している。
初日まであと10日。日々新しい発見がある。役に息を吹き込み、相手役の方と流れていくように詰めていきます…

24日(水)19:30
25日(木)15:00☆/19:30
26日(金)19:30
27日(土)15:00◎/19:00
28日(日)15:00
※ 受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前
自由席です。※予約は坂本までご連絡くださいね!
      zora.japan@gmail.com


2018年10月8日月曜日

「美しい村」






タテヨコ企画「美しい村」☆彡いよいよ10月24日初日です!

新しい現場での稽古場にもようやく慣れ、これからあと2週間、相手役さんとの密を深めていきたいです。

20代の彼女二人。若い子は飲み会に来ないとの風説はどこ吹く風、毎回参加されてます!かわいい。

舞台は昭和30年代。戦後10年。日本での村の生活。
東京の奥の奥のお話です。奥多摩は昔、御岳山に行ったくらいでそんなに詳しくない。東京は日本の中心地ではあるが、東京の奥の奥とは
どんなだろう。自然が豊かで風景が美しいのはわかるけど、村落の暮らしもなんとなく想像が及ぶかもれない。
でも人間関係は?

幼少の頃、父の、まま母なる人が我が家の狭い団地にたまに泊まりに来ていた。
テレビからは美空ひばりが「真赤な太陽」を意気盛んに歌い流れているのに、
その、まま母が来ると我が家にどんよりとした空気が流れていたのを思いだす。
父は次男であるのに、親、兄弟の面倒を一心に背負っていた。
会社は親戚関係の会社であったし相当なストレスも抱えていたと思う。
でも父は子供たちに一切弱音を吐かなかった。
昭和天皇が亡くなった時にテレビにかじりついていた父の後姿を思いだす。何かやはりすがるものが欲しかったのかもしれない。

個人的なことを脈絡ないままに書いてしまったけれど、
そのどんよりさは私の中で今回の作品に通じる要素を持っている気がしている。
言葉にならないどんよりさを作品に出会うことで、自分の井戸を掘り下げ役に投影していきたいと思っている。






24日(水)19:30
25日(木)15:00☆/19:30
26日(金)19:30
27日(土)15:00◎/19:00
28日(日)15:00
※ 受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前
自由席です。※予約は坂本までご連絡くださいね!
      zora.japan@gmail.com

2018年9月30日日曜日

タテヨコ企画「美しい村」☆彡いよいよ10月公演です!!


台風到来。
本日の稽古は休みになりました。ちょっとホッとしました。一番セリフが入っていない私がこんなんじゃいけないのですが。もう日々目まぐるしく。でもご飯を炊いたら気持ちが落ちつきました。10月から行くぞ!!



24日(水)19:30
25日(木)15:00☆/19:30
26日(金)19:30
27日(土)15:00◎/19:00
28日(日)15:00

※ 受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前
自由席です!※予約は坂本までご連絡くださいね!
      zora.japan@gmail.com

季節の彩に癒される日々。今年はこれが最後の公演。自分なりに締めくくりたいです。今年頂いた三役とも、まるで違う女でした。これからも色々な女を演じていくことでしょう。皆さんどうぞお待ちしています!


        相手役、霧島ロックさん。打ち合わせ中~