ABOUT US


★ZORA

2001年、劇団第三エロチカの女優、吉村恵美子、坂本容志枝らによって結成。
現代を生きる女の希望、絶望、渇望、様々な葛藤を自分達の視点で切り取り、表現してゆきたい。
そんな思いから、ZORAはスタートしました。
2015年11月10日残念ながら吉村恵美子他界。今後は坂本より発信させていただきます。



2017年7月24日月曜日

死はGoodbyeではない


南アフリカ:テーブルマウンテンにて

7月は随分頑張って芝居を観劇しました。今週も二つ観にいきます。あと友達にも会っています。久しぶりに吉村さんのお姉様にもお会いしました。熟成肉といものをはじめて食べました、美味しかったです。もうこんなにゆっくり休めるのも8月まで。多分11月公演に向けて9月頃から少しづつ稽古が始まります。だから今はとても大切なひとときです。

熟成中の肉

日野原重明さんが105歳で亡くなりました。私も弟も聖路加病院で生まれでなんだか感慨深いものがあります。生きるということは時間があるということ。その時間を自分の為だけでなく、他の人にも使ってくださいと話されていました。そして私には果たすべきミッション(使命)があると。

私自身は随分とせっかちに時間を刻んでいました。でもゆっくりゆっくりと自分に言い始めましたら、時間の使い方も変わってきました。昔は赤ひげさんのような医師も多かったのでしょう。問診とはよく言ったものです。生活歴、その人の表情、態度、家族との関わりなど聞き取りながらその人を見ていく。

ある高齢者の方は何をしていいかわからない、時間だけはあると話される方もいます。医師とのはざまの中で、問診の時間が多くは取れないのなら情報を伝える架け橋はできます。演劇をやりながらもうひとつの仕事も大きく私にその意義を伝えてくれます。感動ならぬ自分のしていることにああと胸の内にこぼれてくる瞬間があって、自信と楽しみを見つけやる気がパワーアップしました。明日は昼は鰻。夜は昔の仕事場の女友達三人で漁市場で話込みます。本当に話を聞いてくれる友達はありがたい。私も聴きます!

南アフリカ:劇場外で組体操ならぬパフォーマンス!

2017年7月17日月曜日

海の日

                          宮本亜門演出:KATT神奈川芸術劇場「ピノキオ」 

お盆で実家に帰り翌日炎天下の中のお墓参り。お墓の石は鉄板焼きのように熱くじゅうじゅう。弟は沢山水をかけていました。土の中の父の方が冷えているのかなあと思ったり。

その足で家族と別れ横浜元町中華街へ。「草迷宮」で共演した石鍋さんの出演する舞台を観にいく。少し早く到着し久しぶりに山下公園で氷川丸と海を見ようと歩きだすと浴衣姿の人も多くなんだかすごい人だかり。知らずに来てしまいましたがこの日2017横浜スパークリングナイトのイベントがあり花火も上がるそうで。でも丁度その時間帯には私は劇場の中ああ花火を見たかった。


芝居は親子ミュージカルと銘打ち観客にも多く呼びかけていました。私も席から立ったり波を作ったり動きましたそれもいいけど、私は劇場の暗闇で色々普段考えられないことをひとり考える時間帯が好きで、あまり観客に求められるのも苦手。でも後半には惹きこまれました。何より石鍋さんの誠実な演技ときっとどんな分野の作品でもこなせる器量の厚さに役者っていいなあと改めて思いました。

そしてもう暑い。私の誕生日は国民の祝日8月11日山の日となり、今日は海の日。海の恩恵に感謝するとともに、海洋国家の日本の繁栄を願うとあり。ひとりでいるとなかなか海にも繰り出せず、でもこの夏は海に行きたい。8月の楽しみを胸に心が前向きに動いています。ときめき、躍動感。人は機械ではないですからね。もっと人生を楽しみたいと思います!



2017年7月10日月曜日

日本のブルース



南アフリカ「ロッジホテル」ここで朝,モスク♪アザーンで目覚める。

映画でも芝居でも、作品を見ていて新しいと感じることができるものとは?最近アクション映画が好きになってしまい体を張るギリギリ感とそこにミステリアスな闇があるとついつい見続けてしまう。「ジェイソンボーン」シリーズは旧作から新作まで飽きずに見た。作品の底辺に流れる骨太の主人公の過去の物語がベールに包まれており、それが見るものにひとつの好奇心となっている。そこには一人の人間の引き戻せない運命と人生が流れている。人は誰しも自分の人生しか歩めず、数奇な他人の運命を垣間見覗き見自分と照準を合わせたり憧れたり…。そしてこの映画の女優陣もいい。こんな男を愛するのはやはりいい女なんだなあと思う。

♪歌は3分のドラマ。密度が濃い。作詞も作曲も奏者も歌手も心血を注ぐ。重低音で流れる旋律。日本人の琴線に触れる旋律はやはりあって、抗菌社会になった今でも時代を超えてある。韓国映画になつかしい匂いを感ずるのもその菌がまだ生き続けているのかもしれない。

クラッシュマントリオ

7月8日。町田までコンサートを観にいった。昨年もちょうどこの時期に行った。♫しゃんぼだま、待ち伏せ、スウィートメモリー。リーダーの方が日本のブルースということを語っていた。それは民謡だったり童謡だったり演歌であったりもする。今、芝居にその感覚をあまり感じない分、音楽によってその音色が今の私にはダイレクトに響いてくる。

2017年7月3日月曜日

女の力

2017アシテジ世界大会:南アフリカケープタウン:初めて観た公演がこれでした。「春の儀礼」「大地がまだ深い冬眠から覚めやらぬが、8人の女たちが、春を祝うために集まる。自然への賛辞を、彼女らは魅せつけ踊る。そのときの幾多の秘密と原始の力が解き放たれる。生贄を出さなくてはならない…」

《オランダ、南アフリカのダンサー達。》

ピナ・バウシュ的だと言う人もいる。芝居的には弱いなどと言う方も。いや~でもよかったです。これは女性的な感覚に訴えくるもの。大阪からきた小学生の女の子もこの作品が一番よかったと。オープニングは楕円形のシンプルな装置の中でもろ男装っぽいグレーな配色の衣装で女達がただその楕円を回り始める。そして諍い、激しく殴り合う。楕円形を回りつつある中で女性的なドレスをまっとていく。ドレスを身にまとながらも吐いたり、血も感じさせる。女性達はか弱くなくものすごい体のエネルギーをもっている。^^世の中には様々な横暴さがある。でも自由で理屈でない力を感じたいい作品でした。



そして彼は↓チッケト売り場で働いておりました。優しくその笑顔に癒されました。


この夏は、今話したい人と出会い美味しいビールを飲みたいと思っています。
旅は過ぎ去るけど、私はいい仲間とこれからも旅をしていきたいと思います。

2017年6月26日月曜日

民族

 タイガーベイ 黒人と白人の諍い、愛。小さな子供達が大勢出演し踊る「タイガー湾」は石炭最隆盛の頃のカーディフの波止場を舞台に展開する壮大な新作ミュージカル。

2017アシテジ世界大会で南アフリカに行き15本程芝居を観ました。でも私の倍、観た方もいます。その方は演出家で自分にとっては感動しないものもあるからとにかく沢山見たいのだと言っておられました。観光より芝居だと。私は両方でした。この大自然は日本では勿論見れないものです。もうすぐ帰国して1ヶ月余り、新たに突き進む決心をいたしました。なかなか芝居の感想を書けないでいたのですが、これからは少しづつ書いていこうと思います。

      主役の白人の男の子;声がすごくキレイでした。

正直、役者のレベルと質の違いに圧倒されました。世界から来られており様々なジャンルの芝居がある中で、肉体スキルは本当に高いです。またアフリカの方々は、音感、声も太く、その大陸的といいますか厚みのようなものが断然違います。帰国して日本で見た芝居にピンと来ず。何が違うのでしょうか。否定だけでなく自分にもふりかかってくる問題です。アフリカの小劇場的な芝居小屋からオペラ劇場でのミュージカル「タイガーベイ」。どちらも舞台にかけるその情熱。その感動を胸に今後出会う方と私はもうひとつ膜を広げてやれるのではないかと、そう沸々とたぎるものがあります。

入江一子さん


そしてEテレを見ていましたら、100歳を越す入江一子画伯が、シルクロードを描きながら興味があるのは民族というようなことを言っておられました。私もそうかもしれません。日本以外の国に行きたいのも、人間、生活に興味がありこの目で見たいし感じたい。子供の頃、歴史で習ったモンゴル大民族移動にも大変興味がありました。



今年はスローペースで歩んではおりますが、今年後半は新しい発見がみつかりそうでワクワクしています。25日マイケルジャクソンの命日に向けてエアロビクスのスタジオに行きましたら、すべてマイケルメドレーでインストラクターの先生は「今年前半嫌なことは今日で吹き飛ばせ!踊って吹き飛ばせ!!」と叫んでいました。そしてその夜、昔の職場の宴会に出席。辛い時にメールで応援してくれたもう息子程の彼は「坂本さん辛い時はやめちゃえばいいんですよ!」と満面に笑顔で。人に励まされ今がある。100歳を越した方が筆をとる。その色彩の美しさに元気がでてきました。

2017年6月19日月曜日

「これが私の真実だ」シカ・マッケンジー

♪初日パーティ
2017アシテジ世界大会:南アフリカの劇場で→→こんな光景は本当にいいなあ!
世界が一つの場に。

昨夜眠れずふと手にした本の中で「目休み耳休み頭休み」のフレーズに癒されました。見たくなかったもの。野蛮に傷つけてくるものが心に残り沈殿する。でもだから自身に自信を持てと誠実に呼びかけてきます。

演劇的に役者は受け身の立場でもありますがZORAは二人で作品を選んでいました。自然に主導でした。そして昨日ああいいなあと思う文章に出会いました。この方の著書も読んでいこうと思います。これが私の真実だ

《喜望峰にて》

南アフリカ渡航:往復の飛行機の中で6本映画を観ました。そのチョイスが我ながらよくいい映画に出会いました。帰国しマット・デイモンのジェイソン・ボーンシリーズにはまり、控え目でありながら正義と深い内面の役を演じ切るそんな役者を見ると本当に勇気づけられます。私もいい方達と出会いもっと頑張られねばと思います。

2017年6月12日月曜日

モスク ♬アザーンで目覚める南アフリカ

2017アシテジ世界大会に出向き♪≪マレー・クオーターのカラフルな街並み≫

やっと風邪も立ち去り、エアロビクスも始め海外で肥えた肉の除去に向かっています。6月3日に行われた観世栄夫さんの追悼会に微熱で出席できずもう寂しかったです。エボラか?などと噂されてましたが南アフリカは予防注射をしなくてもいい地域です。私は大丈夫です!南アフリカに行ったならば、喜望峰、ロベン島、ワインランド、またサバンナと聞かれますがまた追々アップします。自然はもうパノラマ。スケールが断然違います。

そして宿泊した思い出深いロッジホテル8階窓際から、右にはヒルトンホテル、そして通りを越して目の前に、マレー・クオーターというモスクが集まるイスラム教徒の居住区がありました。朝6時15~19分になると必ず朝の礼拝に流れるアザーン(コーランと言ってる方もいました)が流れます。もうその音で目覚めてしまいます。だから一切目覚ましはやめました。そして日はまだ昇っておらず真暗の街並みに流れます。そのなンとも言えない民謡でもない少しこぶしの効いた切なくけれど淡々とした音色は琴線に響いてくるものがあります。朝、こんな目覚め方は不思議な体験となりました。


《朝早くに散歩。ガラ携で撮りました。》

旅の途中、海外が好きだった吉村さんを思い出しました。やさしくてそのやさしさが普通のことのように思っていました。2ヶ月半も海外で一緒に暮らしずっと楽しかったです。吉村さんの形見分けでいただいたスカーフも持参しました。こんなに晴れ渡った異国での空。なんだかふと呼びかけてみたくなりました。

《沈殿していくもの》
芝居は世界から参加され、皆役者としてのレベルが高いこと、そして創造性が豊か。刺激がありました。これらのものが私の中で沈殿し、いいこやしになっていく兆しをもう感じはじめています。国を出て感じること。そして改めて日本のよさを実感し、両者を大切にと思っています。