ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2016年6月28日火曜日

記憶(サカモト)




日々、目まぐるしい。

そんな中、やっぱり長生きしたいと思う。生きるってことはかなり面白い。朝の匂い、布団を干した日のお日様の温もり。スイカの水水しさ。それもこれも健康ならね…ということ?どこか欠損したとしてもでも味わ得るよね。いや~もう人生半分過ぎれば皆いろいろある。でも楽しいなうれしいなと思えることが幸せ。

予測外なこと。最近バッタリ会う!てなことが私に襲い掛かる。先日も上司と西新宿のエルタワーでばったり出会った。お互い5秒以上立ち止まり沈黙。だけど目を外さない。保険会社で18年働いていたときに本当に上司に恵まれ、友に恵まれ、夜になると様々ないいお店、カラオケにも連れて行ってもらった。ばったり出会った上司は、私はその方の名前さえ憶えていなかったのに、さかもとさん?と声をかけてくれた。芝居やってたよね~^^^僕中野も下北沢も行ったと・・・うれしくてうれしくて私は言葉を失いました。

損保ホールディングスの美術館に足早に行こうとしていた私は美術館に入り、様々な絵画をみているうちに後悔の念が押し寄せてきました。ああなんでもっと感謝の思いを伝えられなかったのか、名刺のひとつも渡せなかったのか…

絵画は、樹木は、若い頃より好きです。歴史が記憶が蘇生する。

また同窓会で35年以上に会うなど、もうこれまでにない記憶の歴史に。脳がうれしがっている楽しがってる。だって忘却の彼方だしもう会わなければ悩殺しかでない記憶が急遽蘇ってくるのだヒィ~出会いがてらにもうフルフル回転。ああああ、この方はいい時を過ごしてきたのかなあなんて想像し、こちらまで嬉しくなってくる。Mさんという方にも出会い、今回芝居にも来て下さりこの方の環境学の本も読むのがこれからの日課。

なるべくブログでは嫌な方の歴史には触れまいと意識的にしているけれどそれも嘘でしょ。

会いたくない人は人生において一人はいるのではなんて思います。でももうそんなことどうでもいい。今、つながりのある方達とこれからもいい時間を過ごせれば。

吉村さんが好きだった、そして私も。アゴタ・クリストフの作品「昨日」を寝際に読みます。ううん、いいんですよ、^^^なんとも。嘘がなく、真摯で、何とも言えない人生においての愛着が・・・・今日も一日の終わりに。



2016年6月20日月曜日

次回は韓国の戯曲(サカモト)




寝ようとすると、前の川に住み着いている牛蛙のモウガーガモウ―のような鈍い鳴き声で眠れない。朝は4時ころから明るくなりその光線で起き、数匹の鳩のまたもや鈍い鳴き声に起きてしまう。みんな元気で何よりだが、もううるさーい‼

ひとつ公演を終えたら、次回10月の韓国戯曲を演出する鈴木アツト君からロンドンからメールが届いていた。リーディングの形式になる予定だが、9月はじめの稽古スケジュールの打診。いよいよはじまるか・・・。ここ数日、「401号ユンジョのとこ」を読み続けていた。女4人。女の世界を描く。よくできていて面白い。でもリーディングとなると大変だ、何がって?

何をみせるのか。よくこんな風景に出会う。朗読する方は本に首ったけで回りがみえていない。私もそうだった。その本の中に逃げていた。お金と時間をかけて来てくれている方がいるのに。でもこれからは自分にとって違うアプローチをしていきたい。そうでないと広がりがない。

さていろいろな整理と準備。この時間でないと会えない方達と会い、充電していきます!

10月7~10日

『一等兵イ・ユンクン』
チェ・ジュノ作 金 世一翻訳
2013年 東亜日報 新春文芸 戯曲賞受賞

『401号 ユンジョンのとこ』
ヒョン・チャニャン作 中塚絵美子翻訳
2013年 釜山日報 新春文芸 戯曲賞受賞


詳細は追ってお知らせしていきますね!

2016年6月13日月曜日

海にかかる霧(サカモト)



海にかかる霧

公演を終えて瞬く間の1週間、公演が夢のようだ。皆で舞台裏をものすごいスピードで走り抜けていたのはいつのこと?翌日から大切な面談があり、疲れもつかのま質の違う場に出かけていく。帰宅したとたんどんよりした体に自問自答するまもなく横になる。もう当分休みがない。

でもなんだか見ていなかったこの映画を見たくて重い足取りでGEOへ。

この作品は、この秋演出してくださる鈴木アツト君(現在ロンドン滞在)が、以前シアタートラムでのリーディングで演出しとても評判がよかった「海霧」。見れなかったのでアツト君に言うと台本を見せてくれました。これをあの「殺人の追憶」の映画監督のポン・ジュノのプロデュースにより映画化されることを知ったとき、もう期待でいっぱいでした。

リーディングでの≪海霧≫の台本のプロローグから~
「海で出会う濃い霧を海霧という。海で風よりも怖いものはまさに霧だ。波にも道があり風にも道はあるが、霧には道がないからだ。濃い海霧は漁師たちに砕けそうな心はもちろん、海と空の境界をも壊す。残るのは果てしのない無気力と、終わりの見えない停滞と孤立。どこから近づいて来るか分からぬ、危険に対する恐怖だけである。闇ではなく、光の中で道を失うこと。それが、海霧が与える恐怖だ。闇の中なら明かりを点ければ良いが、光の中で出来ることは何もない」

そして見ました。感想は自分の中へ。
いい芝居に出たいと思う!アンテナを張りつつまた人との出会いを大切に。

今回、公演に来てくださった方、本当にありがとうございました!時を経てもこうして会えて、一緒に活動を共にしていた時間とやさしさが蘇ってきます。吉村さんはもう帰ってきてはくれないけれど、この公演を通して私のうつうつさは少しづつ晴れていきました。まさに霧状態の中から抜け出た感があります。ひとに出会い人に救われる。

来てくださった方々に、ちゃんとお礼も言えずすみません。またご連絡させていただきます。
                               
                               坂本

2016年6月6日月曜日

ありがとうございました!新新「赤と白」(サカモト)

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無事、千秋楽を迎えることができました。
ご来場してくださった皆様、本当にありがとうございました!

二次会は下北沢のオープンカフェで語らい、心地よい風が癒してくれました。

またお会いする日まで!お元気で!!