ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2016年1月25日月曜日

歩く(サカモト)




雪が降っても雨の中でも、何も着ず凛として川面に立ちつづける。その姿に元気をもらう。
ランニングする人、犬の散歩をする人、リハビリする人。私は川面を歩きながら小さな声で歌う。

最近、カモ、白鷺ではないもっと大きな鷲ではない雄大な鳥をみつけた。ひげのようなものを嘴の下にぶらさげている。顔も大きく偉そうである。その鳥の正体を知りたいのだがまだ解明に至ってない。ネットで探し出したいのだが、そこまでのエネルギーに乏しい。

2月になるまであと1週間。やれることをやりきろう。



2016年1月18日月曜日

ノックする・・・(サカモト)



家の近くの小学校が温水プールを空いてる時間に貸し出しており、そんなことも長く知らずにいたのだが、
ふと散歩の途中に知り今日行ってみた。泳ぎながら高校の頃、ひたすら泳ぎ続けた水泳部時代が甦ってきた。都立であったし温水プールも屋根もなく、苔の生えたプールでアメンボやよくわからない虫を飲み込みながらのスパルタ特訓。都大会では4位となり悔しさでコーチは男泣きしていた。まだ自分が演劇に関わるなど思ってもいなかった水の中での個人競技、ひとりである長い時間。泣く程の思いがある男をはじめて見た。

そして・・・
あれから二つの劇団を経て、ZORAに至る。

吉村さんに一緒に何かやろうと新宿地下の総武線のエレベーターの下で、私鉄の西口へ行こうとしている私は急に呼び止められた。返事に戸惑ったような・・・。

でもやりはじめた~
自分で言うのもなんなのだけれど、ZORAは随分と芸術的に優れた作品を選んでいたと思う。役者は受け身である存在なので自分でなかなか作品を選べない。でもいざ自分でやりたいと思ったらその芸術眼は皆かなりの役者は持っているのではないかと思う。受動的なことに慣れてしまってはいけない。吉村さんとの時間はそんな己の芸術魂を再び蘇られせてくれた貴重な時間だったのだと思う。

アゴタクリストフから始まり、イヨネスコ、カミュ、マヌエル・プイグ。そして私が韓国に興味を持ったのは、日本が斜に構えてた時期にじわじわと忘れかけていた人間的な熱さ、俳優の質の高さ。イ・ユンテクさんと関わり、ジャン・ジュネの「女中たち」にも出会った。そして韓国映画のシナリオの質の高さにも気づくことになる。

並々ならぬ作家と出会うとき興奮する。泉鏡花もそうかもしれない。そして稽古中にその言葉に飽きることがない。なぜ虚構なのか?人間の謎や脳は物語を作り出すことによって次元や世界感をまたいで行く。

時間が気づかせてくれる。やはりZORAとして吉村さんと選んだ最後となったあの戯曲をやらねばいけないのかなあ・・・。最近、少しづつ私の胸をノックするのである。ココン…コン・・・・コン・どうしょう・・・。

2016年1月11日月曜日

高畑不動(サカモト):ZORA{蜘蛛女のキス}YouTube♬吉村さんが見れます!


目が覚めたら高畑不動にいた。やってしまった。半年に一度くらいそんなことがある。完全にこの世から逸脱。 ああと声をあげるがすでに遅い。でもなんだか爽快感もある。理屈で生きてたらこんなに遠くまで来ない。   でもなあ・・・。新年会も残念会にならないようにしよう。

タクシーを待っているとふと吉村さんにメールを送ってみたくなる。わかっていながらも、吉村さんに送ってみようかなんてへんな気持ちになる。でもそんなことはやめよう。へんなのはへんなのは私だ・・・

高畑不動からタクシーに乗る。同世代の運ちゃんと話が盛り上がる。バブルの新宿、新宿のネオン。あの頃はよくタクシーで新宿から帰っていた。夜に灯るネオンってなんだか演劇と似ているのだ。

本音で話せる人がいることは幸せ。私の小言を吉村さんはよく聞いてくれていた。この数か月、小言を誰にも言えず黙々と仕事をこなしてたまっていたのか小爆発。高畑不動の街は凄く空気が透き通っていました。


そして本日、デビッドボーイさんの悲しい知らせが届きました。ZORA公演「蜘蛛女のキス」の宣伝で、二人で池袋サンシャインでこの曲を流し宣伝しました。この低音が芝居の重低音として形づくっていました。         ご冥福をお祈りします。よかったら下記をのぞいてみてください↓吉村さんが見れます。

「Sunshine Street Stage」に参加しました!
ZORA{蜘蛛女のキス}YouTube 


~そして皆さんから年賀状をいただき、ありがとうございます。
なんだか昨年暮れは書く気持ちになれず、見送ってしまいました。でもまたご連絡させていただきます。
一枚一枚、楽しく拝見させていただきました。本当にありがとうございました~

皆さんにとっても、どうぞいい年になりますように。




2016年1月4日月曜日

睦月(サカモト)

吉村さんの言葉や文字からだんだん離れていく。そして忘れていくのだろうか。私は少しづつ元気を取り戻している。何かの拍子に悲しくなるときもあるとは思うけれど、生きていかねばというかこの世に期待する好奇心がある。自然が好きだし、人類が宇宙へ行けるようにもなった。まだまだ行きたい国もある。アフリカ、スイス、タヒチ。美しい海が見たい。

睦月:日本人はいい言葉を沢山持っている。能が好きだったのもしかり。

ひと月ひと月を大切に、季節を愛し、皆さんとまたお会いしたく・・・。

~本日知り合いのベランダにアジの生が紐にくくられ、日光にさらされていました。「こうした方が全然美味しいのよ~今はみなやらないでしょ」と。アジの干物は東京だってできる。こうして生活を楽しんでいる。私もどんどんそんな素朴さに心打たれ、生活を楽しむようになってきました。

新年会に出没していきます!忘年会はダウンしてましたので。今年もどうぞよろしくお願いいたします!

2016年1月1日金曜日

謹賀新年(サカモト)


          本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。