ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2011年7月24日日曜日

サマータイム(ヨシムラ)

大地は変動し、体温は上昇する。

突然の解雇から就活を経て得た職は、朝が早く土日出勤。この条件は妥協と思われたが、まわりはじめてみれば、意外な発見。早起きは気持ちがよく、平日の休みは、美術館もお店も空いていてゆったりと快適。何年かぶりで運動靴を買った。どこまでも歩いていけそうな気がする。

休日の昼下がり、カフェのテラス席でお茶を飲んでいたら、親しげに雀が近づいてきた。目が合い、はっと思った瞬間、頭の上に雀がとまった。ぎゃあと叫んで小躍りすると、むこうも驚きどこかへ飛んでいった。後から来た友人に話すと、その雀は私の父か母ではないか、と言う。様子を見に来たのではないか、と。たしかに母は酉年だが、雀の顔は父に似ていた。

2011年7月17日日曜日

暑中お見舞い申し上げます!


夏本番!
猛暑、酷暑が続いておりますが、太陽こそエネルギーの源。疲弊日本に喝!サカモトは明日から韓国へ!!ヨシムラは…!?それぞれの夏、満喫します。 皆様もお体に気をつけて。健やかにお過ごしください。

目覚めたら、ナデシコ快挙!まぶしい笑顔で幸先いいぞ。

2011年7月9日土曜日

「女中たち」受付開始!!(サカモト)



「女中たち」チラシです。写真は韓国チームです。

蒸し暑い毎日ですね。お元気でいらっしゃいますか。
私は元気で過ごしています。2010年秋、韓国の演出家イ・ユンテクさんと出会い、今年になって2度渡韓。そして釜山、金海(キメ)で公演をしてきました。

私にとって近いようで遠い存在だったアジア、韓国。文化の違いに驚きながらも、刺激的な日々でした。半年間この作品に向き合いながら過ごし、来週から再び韓国へ赴き、夏の演劇祭に出演し、来月8月にいよいよ日本で上演いたします。チームは三つに分かれ、韓国、韓日(日本二人、韓国一人)、日本。私は、韓日チームとなります。お得なリピート割引券1000円もあります!韓国の演出家イ・ユンテクのもとで演劇活動中の日本人グループブログモズ企画 

この作品を、ひとりでも多くの方に見ていただけるなら、大変しあわせです。新しい出会いから、これまでにない作品になることと思います。暑い最中ではございますが、どうぞ劇場に足を運んでいただけたらと思っております。
 
ジャン・ジュネ作 李潤澤演出 『女中たち』
8/24 水 19時 韓日Ver
8/25 木 14時 韓日Ver :19時 日本Ver 
8/26 金 14時 日本Ver :19時 韓国Ver
8/27 土 14時 韓日Ver :19時 韓国Ver
8/28 日 15時 日本Ver

日本バー
ジョン、韓日バージョンは日本語上演。
韓国バージョンは韓国語での上演となります。
新宿タイニィアリス(丸の内線新宿三丁目徒歩3分)
前売券3000円 当日券3500円 リピート割引券1000円

チケットのお申し込みはこちらからどうぞ!
女中たちチケット予約フォーム


左側、キム・スヒさん。韓国バージョン(韓国語上演)に出演。
現在、演戯団コリペ代表。韓国演劇界で、「リアリズムの権化」と呼ばれる。

右側、ペ・ミヒャンさん。韓日合同バージョンに出演。演戯団コリペ創立メンバーのお一人。新宿梁山泊、劇団1980など、日本の劇団で10年くらい活動。日本語が堪能。日本人俳優とともに、日本語で演じます。

2011年7月3日日曜日

稽古場の床(ヨシムラ)

地震といろいろで身にかかる変化もあり、気がつけば七月。今年も半分過ぎた。演劇から離れて半年。さすがに体がさびついてきた。


さて土曜日、タイミングよく演劇のワークショップのお誘いがあり、見学のようなつもりで出かけた。ロシア人のベラ・レーヌが考案した演劇メソッドを学ぶ「ベラ・システム」の会。特別な講師をたてず、勉強会のようなかたちなのだが、見回せば、舞台でお見かけする役者さんや大先輩などそうそうたる顔ぶれ。この日は、与えられた人物像を瞬時に想像、創造し、台詞を用いず体現する訓練をした。「役作り」の楽しさ難しさ、研究と直感、自分に欠けているもの、永遠の課題を改めて考える機会となった。

そしてそれよりなにより、開け放った窓から流れてくる風、久々に触れる稽古場のひんやりと冷たい床の感触がなんとも気持ちよく、大の字になり、体を思いきり伸ばした。役がもらえなくてずっと膝を抱えていたときも、出番に備えて緊張していたときも、稽古場の床はわたしのお尻を押してくれた。この感触をずっと味わっていたい。


演劇は仕事でも趣味でもなくて、いつもあるものだけれど、油断をするとどこかへ行ってしまうかもしれない。