ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2011年2月28日月曜日

春待ち(ヨシムラ)

すごく久しぶりに高熱を出した。どれくらい久しぶりかというと、体温計の使い方を忘れていたほどだ。わきの下に挟んでも口にくわえても「エラー」の文字。。よく見ると「ミミッピ」とある。そうか、耳式か。耳に差し込むと「ピピッ」。38度8分。そのまま二日二晩、寝続けた。

掛け布団の上からどんどん何人もに踏まれるので、どんどんペタンコになっていく体。ベニヤ板みたいに。というような悪夢を見て、大汗かいた。ひとりぼっちで寝ているのは寂しいものかと思ったが、もし夫や子供がいたらこんなに寝てはいられないだろうと思い、ああ良かった、とかそんなことを思いながらずっと寝ていた。

3日目の朝、悪いものがすっかり体から出ていったような心持ちになった。折しも春の陽気。窓を開け放して大掃除をしていると、亀戸旅館(拙宅)に予約が入った。遠方より野菜を背負いて、客人来たる。客人を誘って亀戸天神を詣でてみると、紅梅白梅がまさに満開。暮れかかった空を背景に、控えめに、そして頑なに咲く梅の花は美しく、すっかり心奪われた。

客人と梅の花

夜は、もてなすはずがもてなされ、持参の野菜で手際よく、いろとりどりのごちそうを作ってくださった。菜の花やらズッキーニやら。滋味の深い野菜たち。たいへん美味しくいただき、本当に元気が出ました。


翌日は客人が演出をつとめる舞台、
オペラシアターこんにゃく座『ピノッキオ』
を観に、江戸川区総合文化センターへ。
終演後、座員の方々と楽しくお酒を飲み、すっかり幸せな週末となりました。

明けて月曜日。昨日の陽気から一転。冷たい雨。寝込んだりお客さまが来たり一人暮らしもサマになってきた今日この頃です。そうそう、自転車もやって来ました!

2011年2月20日日曜日

元気です!(サカモト)

イーユンテクさんのグローバルな演劇感の中、ここのスタジオでは現在6つの作品が創作中です。韓国グループの「ハムレットマシーン」は、深夜1時過ぎまで稽古している事が多く、なまめかしく律動感のある音楽が山の中で木霊しています。私は、ジャンジュネ「女中たち」のクレールという役をいただきました。この環境の中で演劇をなぜ志したのかを痛感しつつも、最後までやりとげられたらと思っています。

 

2011年2月14日月曜日

東京の雪、釜山の雪(ヨシムラ)

昨年秋からの怒濤の日々を乗り越え、サカモトは休む間もなく、次なる戦場へ旅立っていった。「いってらっしゃい」と手を振り、父の一周忌を終え、古巣の劇団の解散も見届たら、ほんとうに、きっぱりと、ひとりになった。高架下に穴を掘り、布団を敷いて眠った。つけっぱなしのTVの、火山の噴火やサッカーやお相撲の八百長が、夢の映像にかぶさる。昭和の食卓、旅公演、かつて大切だった人、猫たち。

久々に地上に出ると、粉雪が舞っていた。これも夢かもしれない。


水道管が凍ってしまうほど寒い釜山で、熱く稽古に打ち込んでいるサカモトよ。フンバレ!わたしもじっくりとチカラとアイデアをため、穴の中で画策しています。今度会ったとき聞いてね。

2011年2月6日日曜日

釜山にいます!(サカモト)

韓国に来て1週間。寒さにも慣れ暮らしている。こちらは水道の水は流しっぱなし。氷ってしまうから。女中たちの配役もきまった。この1週間は、韓国の旧正月があったり、今日は、人間国宝で韓国舞踊の第一人者の方に指導を受けたり。食事も美味、空気は澄み渡り。海外へ来た居心地のよさを満喫しています。だけどものすごい台詞の量とこれからおつきあい。だけどこんな体験ができることに感謝し、日々、やっていきます!また!


韓国の演戯団コリペで演劇制作をしている日本人グループの日々の演劇活動を記録するブログです。こちもぜひご覧ください!