ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2016年7月25日月曜日

言葉と出会う音楽会(サカモト)




23日土曜日;昨年「草迷宮」で共演させていただきました石鍋多加史さんの公演を月島まで観劇。昨年以来、三人会なるものを作り、女優の神保麻奈さんと三人で石鍋さんのおいしいお酒のお店に連れていっていただいてます。大塚の樽酒熱燗日本酒を江戸的な木のカウンターでいただき悦に入り話に夢中になっていると、しみじみと飲んでいる方達に「お静かに」と注意されました。舞台人は声がでかい。でもそんな注意も心地よい。

私は二人ともなんだか好きなのです。神保さんは美しく優しくオシャレです。そして石鍋さんは語りは勿論、歌も歌われ、何よりさわやかです。このお二人とは長いお付き合いをしたい。だって一緒にいると明るくなれるんです。



そしてこの公演よかったです!ダンスの前田さんのからだが美しい。半田さんの役に対する誠実さ、嘘がない気が伝わってきました。音楽を愛する人との輪が広がりつつ・・・。そして「パパの彼女」の童話。さりげなくて、人のよさが上手く表現されていていいなあと思いました。人を思いやる気持ちは自然とつたわってきます。日々消耗し疲れるけど心温かくなれた日。
もうすぐ土用の日。ああ美味しい鰻が食べたい。

2016年7月18日月曜日

整理(サカモト)



2014年「秋雨」駒場にて:
相手役の神山てんがいさんと。悲しい夫婦でしたね・・役も思い出になっていきます。

ダニに食われ、痒くてしょうがなかった。元々虫が寄ってくるので熱いのに肌をだしているといいカモになってしまう。そういえば古い畳や長年の紙を後生大事に保っているのがいけないのだと判断し、一気に掃除を開始し古い台本は整理しました。。アロマの虫よけ剤を購入したり、炭を購入したり。そんな中、忙しくていただいたのに埋もれていた写真があり今回アップさせていただきました。こんな顔の舞台写真も最近なかなかないので。

一度これまでの公演を整理したほうがいいのだとしみじみ思いました。役者は皆、自分の履歴をちゃんと事務所がマネジメントしてくださってますものね。私は自分でやるしかないので地道にせこせこと、そしていい意味で整理することが今後の目標にもなる気がしてきました。

そして整理をするたび吉村さんが現れ、なんでいないんだろう?
と思います。早すぎる死は、皆の心に驚きと悲しみが。でも現実感のない鈍い私は今だによくわからないのです。彼女の誕生日が8月1日、私が2年お姉さんで8月11日。昨年は8月11日に神楽坂の魚金で二人で乾杯をしました。頼んだ刺身が食べきれず勿体ないと思いながら、やはり誕生日の日は誰かといないとしみじみ思いました。二人共、バツイチで一人暮らしでしたから。


≪昨年の8月≫
ZORAの選んだ本は今もいい。アゴタ・クリストフ。イヨネスコ。マヌエル・プイグ。そして今もZORAが好きだと言ってくれる方もいてうれしい限りです。少しづつ整理していこうと思います。

吉村さんと過ごした夏。また炎天下の熱い8月が来る。海に行きたい。
そのためには問題蓄積の私の課題をやりきります!

2016年7月11日月曜日

乞食信心:友の告白(サカモト)


チュ・ジフン

いや~急遽熱いですね、
もうゆでだこです。一日クーラ―漬けだと気づかないこの暑さ。

だけどまた熱いところへ・・・
私は色々なスポーツクラブに出没するのですが、必ずと言ってそこに牛耳ってる大奥がいて、サウナの伝授や汗のふき取り方、シャワーの湯の方向などに口をだしてきます。まるで自分の家に泥棒が侵入したかの勢いです。新参者は淡々とさりげなくもうこれしかないです。


高齢の方が湯舟から足を踏み出しまたぐ際に、「乞食信心じゃないけど、転びませんようにって自分に言い聞かしてるのよ」と言ってました。この乞食信心という言葉を私は知りませんでした。この年になって知らない日本語に新鮮さとその意味にも納得。

コンフェッション 友の告白を見る。チュ・ジフンが頑張っている。頑張っている役者さんを見ると元気をもらえる。映画の中でのその「友の告白」に、長年友達でいても言えないことがこうして明かになることによって人を疑うことは悲しい。けれどそれを長年言わないやさしさもあり苦い。でも見てよかったと思った作品でした。

2016年7月4日月曜日

ソーラン節(サカモト)



  
  クラッシュマントリオ 

7月1日、このバンドを見に行きました。いつも見に来ていただいている中川さんからのお誘いでした。いや~よかったです。私の今年度前期ナンバーワンの舞台だと思います。
6月に出演したかもねぎショッ公演もダンス、歌、芝居が混ざり合い、もういいものには垣根がない。只、喋ってるだけで勉強しない芝居は、切磋琢磨する分野に浚われてしまいます。

繊細でダイナミック。また選曲した曲もよかった。
「シャボン玉飛んだ」「与作」「まちぶせ」「スウィートメモリー」そしてなんとも「ソーラン節」はどんどん転調していき、鮮やか。クラシックもあり....知ってた歌も楽器によって違う音色に🎶

船乗り、舟歌…船の物語、私はやはり海が好きなのかもと気づきました。船乗りの体が息づいている歌。日本は島国ですからね~私のDNAにもあり、まさしく母方は伊豆大島出身。高校の水泳部時代はよく「魚になれ」と言われました。

海に無性に行きたくなりました。9月から少しづつ稽古がはじまるので8月がチャンス!混んでるだろうけど。昨年二人で誕生日を祝ったのに今年は一人、旅に出ようそんな思いです。