ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2013年10月27日日曜日

『赤と白』11月2日(土)初日です!!(ヨシムラ)

『赤と白』公演は無事終了いたしました。
観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。


猛暑の日々、そして次々と襲来する台風。夏から秋へ駆け抜けた日々のラストを飾ると白」。実りの秋。赤と白はオメデタイ!!運動会かお祭りか、芝居とダンスの芋煮会。どうぞ、お腹いっぱい召し上がってください!!
 
 
高見亮子の短編と、ダンスで贈る1時間半!
かもねぎショット+吉沢恵 ゲリラお祭りパフォーマンス
白』
~なかなか救われない人々を救いたい寓話集とダンス~
 
11月2日(土)‐4日(月/祝)
神楽坂 セッションハウス

2日(土) 16:00 19:30
3日(日) 13:00 17:00
4日(月) 12:00 16:00

全席自由 前売り・当日 ¥3500

振付・構成/吉沢恵 作・構成/高見亮子

 
高見さん作の芝居6本とダンス。これまではチームごとに稽古していましたが、本番まで一週間となり、合同稽古が始まりました。出演者は以下22名。
 
出演(五十音順)
アクター/海老原洋之,小野寺亜希子,亀井良太,栗栖千尋,栗原孝順,瀬田俊介,中川安奈,山本敦美,吉川賦志,吉村恵美子,笠 久美
ダンサー/今村よしこ,大庭汀音妃古,かわせみわ.木檜朱実,佐野綾子,高橋 佳,滝口美也子,畑中里子,松沢玲子,松原佐紀子,吉沢 恵
 
高見さん作の6本の芝居(改作、新作おりまぜ)とダンスの共通テーマは、「なかなか救われない人を救いたい」。懸命に生きるがゆえに滑稽なひとびと。愚かで愛おしいひとびとを役者たちダンサーたちが入れ替わり立ち替わり、人生の断片を切り取りつつ、リレーのようにバトンを繋いで走ります。さわやかな秋空の下、神楽坂セッションハウスにぜひお集いください。
 
 
「11月のモスラ」で共演する海老原さん、中川安奈さんと。
 
「博士と助手」左から、笠久美さん、小野寺亜希子さん、栗栖千尋さん。
 
企画と振付の吉沢恵さんと、お嬢さんのテネちゃん。
 
復活!?「るり子と蝶子」
 
お待ちしてます!!

2013年10月19日土曜日

韓国現代戯曲連続上演:『秋雨』 ♪♪ (サカモト)

 『秋雨』
〜第20回BeSeTo演劇祭(日中韓による国際共同演劇祭)〜
Miryang International Performing Arts Festival 2012 受賞作!
2013キャスト一新で再々演!!
作:ジョン・ソジョン 演出:金世一(世ami)
場末のホテルで起こった連続殺人事件をきっかけに、再び出会った離散家族の物語。
【日時】11月6日(水)      19:00 
        7日(木)      19:00 
        8日(金) 15:00・19:00 
        9日(土) 15:00・19:00
       10日(日) 11:00・16:00
【会場】駒場東大前 こまばアゴラ劇場
【チケット】3,000円
【詳細こまばアゴラ劇場BeSeTo演劇祭:地図)
ご予約zora_agota@yahoo.co.jp(お名前:観劇日:時間を!)
【出演】坂本容志枝 神山てんがい 仲谷智邦 吉田俊大 生井みづき                                          
 ☆☆ 
家に帰ると百合の香りが部屋に充満しその匂いに圧倒されます。花を慈しむ気持ち。秋になり、そんな楽しみをもっと自分の中に持ちたいですね。昨夜は劇団コリペの「小町風伝」を観劇し、刺激され元気が出ました。終演後少しお話しました。けれど彼らはまたそこから、ダメだし、稽古。できるまでやるというユンテクさんの言葉を思いだしました。


神山てんがいさん今回のダンナ様です。

2年前に韓国へ行き、その際演出のイ・ユンテクさんから、ジャン・ジュネ「女中たち」と、こちらの「秋雨」のお話をいただきました。稽古も少しし「秋雨」のスンジャという役を稽古場内で発表しました。その時なぜかこの役が自然にからだに染み入ってくるある感覚を覚え、忘れられなかったのです。けれどその期間の中で二つの役をやるのは、私にはとても無理でした。


けれど、この役がまた私に帰ってきました。不思議です。あれから時が経ち、今、この役をやれる喜びを胸に秘め、がんばろうと思います。(稽古場前で:坂本)

2013年10月13日日曜日

赤と白(ヨシムラ)

早朝、地下鉄の階段を上ると見えてくる四角い空。夏の名残りでまだ暑いけれど、空は高く澄んで秋色。ああ、今日も一日がんばるか。今年は芝居4本、私としてはかなりハード。その今年4本目の芝居の稽古も始まった。気合を入れて階段を上る、四角い空に向かって。


 高見亮子の短編と、ダンスで贈る1時間半!
かもねぎショット+吉沢恵 ゲリラお祭りパフォーマンス
白』
11月2日(土)‐4日(月/祝)
神楽坂 セッションハウス

2日(土) 16:00 19:30
3日(日) 13:00 17:00
4日(月) 12:00 16:00

全席自由 前売り・当日 ¥3500

振付・構成/吉沢恵 作・構成/高見亮子
 

 
高見亮子さん作の短編と吉沢恵さん振付のダンス作品を構成してお届けします。 わたくしは、中川安奈さん、海老原洋之さんとの3人芝居、他1本(ゲリラ作品!?)に出演予定です。
 
 

今回ご一緒する、中川安奈さん、前回に引き続き共演の、海老原洋之さんと。

安奈さんとは、1999年に劇団の公演に客演してくださったとき以来のご縁。2005年のかもねぎショット公演につづき、このたび3度めの共演の機会に恵まれました。舞台や映像で凛とした美しい姿はずっと拝見しておりましたが、今回は、おっとりとして可愛らしい安奈さんの「地」に近い役どころではないかと思います。短編作品ですが、じんわりと心にしみる作品になりそうです。他の出演者による芝居やダンスなど盛りだくさん、お祭りのような公演です。
 
秋深まる頃の神楽坂へ、ぜひ足をお運びくださいませ。

2013年10月5日土曜日

{誤解バラック}写真館(サカモト)

公演を終えて1週間とういうものは、時が過ぎ去るのが本当に早い。
先週の今頃は千秋楽。来てくださった皆様に、感謝いたします!
30年以上も前に読んだカミュ。時が過ぎ去り、今自分の胸に鳴り響いているものは何なのか?この一週間の中で、もう一度「異邦人」を読んでみました。「誤解」の題材は、「異邦人」の主人公ムルソーが、牢獄にいた時に藁布団とべッドの板との間に見つけた一枚の古新聞。チェコスロバキアに起こったらしいある新聞の記事でした。
カミュ自身は、貧困の中で育ちました。でもカミュは語っています。「私の少年期を支配していた美しい太陽は、私からいっさいの怨恨を奪いとった。私は窮乏生活を送っていたが、また同時に一種の享楽生活を送っていたのである。アフリカでは、海と太陽とはただである。さまたげになるのは、むしろ偏見とか愚行にあった」と。
カミュは、「・・・私が自由を学んだのはマルクスではなかった。私は自由を、たしかに貧困のなかで学んだ。」地中海のきらめく風土が彼の救いとなった。きっとどこかで、思春期に自分も芝居をしたいなどと表明したときに、誰からの賛辞もなく、まして大反対を受け、その行く場のない思いのなかで、小説を読んでは作品の中で自由に展開されていくそのきらめきに、芝居を志した自分を投影していたのかもしれません。
 
この本を完成させるために、「誤解」の原作を元に最初は三人で書いてもきました。
その中でも海老原さんは、独特な美的感覚で言葉をふりしぼってくれました。
登場人物4人。 後左(男、海老原洋之)、右(マリヤ、菅佐原真理)、
           前左(マルタ、坂本容志枝)、右(母親、吉村恵美子)
 
そして演出の山上優さん。優さんとの関わりの中で、実は母に対する封印している自分の気持ちに気づかされました。母との関係性は人それぞれですが、大人になってもある渇望は、封印していても魂の中に生きつづけているのですね。

舞台監督の青柿さん、照明高良さん、美術加藤ちかさん、栗原君、山本さん、その他の方の力もいただき、公演を終えることができました。反省すべき点もありますが、無事に終えることができましたことに、皆さんにありがとう!

またお会いしましょう!!