ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2011年8月28日日曜日

夏の夜の女中たち(ヨシムラ)

水曜日。女中たち観劇。


蒸し暑い夜、小さな劇場に客は充満し、舞台はさらに充満している。欧風の調度、彩色の着物とハイヒール、毒々しい偽花。ジュネの戯曲も、演出も演技も、過剰な戦いを挑んでいる。となりの客と肌が密着する状況で1時間45分。挑まれた戦いから目をそらすことはできない。フランスと韓国と日本を調和させることなく、すべてを食べ尽くしてしまうような演出。この女中たちに退廃の空気はなく、図太いまでの生命力を感じた。

サカモトを見る目は多少身内な感覚も混じり、細かい所が気になってしまうが、上気した皮膚は美しく、この半年で三度、渡韓しどっぷりと作品に浸かり作り上げてきた成果を見た。挑戦と経験はかけがえのないものであろう。
・・・

金曜日は豪雨。激しい雨音の中に身を置きながら、夏の終わりを実感する。今年の夏、アゴタ・クリストフが亡くなった。

2011年8月14日日曜日

残すところ27日韓日チーム!「女中たち」日本見参!!(サカモト)

演出家、イ・ユンテクさんも21日来日。赤坂で歓迎会、関係者一同で乾杯。そして24日、初日があきました!どうぞ是非、いらしてください!!



                             韓日チーム「女中たち」 久保庭   坂本

※写真は、コチャン演劇祭「女中たち」での舞台写真です。

私達、韓日チーム。韓日チームは、私と久保庭さん(写真左)、べ・ミヒャンさん(写真右)とで、タックルを組み、この作品に邁進していきます!

         

タイニイアリス&演戯団コリペ(釜山)共同制作
蜜陽(ミリャン)夏の演劇祭参加作品
日韓競演:ジャン・ジュネ「LES BONNES−女中たち」

☆日程
8/24(水)19:00〜 韓日ヴァージョン
8/25(木)14:00〜 韓日ヴァージョン&19:00〜日本ヴァージョン
8/26(金)14:00〜 日本ヴァージョン&19:00〜韓国ヴァージョン
8/27(土)14:00〜 韓日ヴァージョン&19:00〜韓国ヴァージョン
8/28(日)15:00〜 日本ヴァージョン

☆料金=前売3000円 当日3500円 
☆演出=李潤澤
☆出演=韓国チーム:キム・ソヒ、ファンヘリム、ベ・ボラム
MIXチーム:ぺ・ミーヒャン、久保庭尚子、坂本容志枝
日本チーム:日下範子、荒川貴代、岩崎聡子
☆スタッフ=チョ・インゴン(照明)、キム・ヒョンス(舞台)


チケットのお申し込みはこちらからどうぞ! 
女中たちチケット予約フォーム 


                              お待ちしていま~す 坂本

2011年8月8日月曜日

山田晃士&流浪の朝謡(ヨシムラ)

あなたが撒いた種に
私の涙が
染み込む程に深く根を張り
がんじがらめにさせる
     「ジゴロとベラミー」  山田晃士

金曜日の夜、山田晃士&流浪の朝謡「激情スウィング2011千秋楽公演」へ行ってきました!昨年末「Maison de Fuji」で共演させていただいて以来、「山田さん」と心の中で呼んで、勝手に親しんでおりましたが、ステージに現れた「山田晃士」は、歌声、身のこなし、そして眼差し、近寄りがたいスターの光を放っています。

「全部飲み干して差し上げましょう」という言葉に甘え、毛穴開きっぱなしで汗やらいろいろ放出して、陶酔の時間を過ごしました。泥臭さと洗練、 なにかを超えたような迫力と詩人のような儚さ、圧倒され魅了され、そしてときどき大笑い。

蒸し暑い吉祥寺の街に紛れてからも、低音ベースの耳鳴りと「共にがんばりましょう」の言葉を反芻させながら、いつまでも幸せな気分に浸っていました。

2011年8月1日月曜日

密陽(ミリャン)フェスティバル(サカモト)

韓国に来て2週間。7月27日〜8月7日に開催されてます、密陽フェスティバルに参加しています。密陽は山に囲まれ蓮の花に覆われ、とても美しいところです。昨日、自分達の公演が終了しました。42作品もが参加し、オープニングの日は野外劇場で、頭上に何十発の花火が打ち上げられ、観客は歓声を上げました。今日は小休止。近くの麺屋で食事。午後から2本の芝居を観劇します。これから8月3、4日と、コチャンで公演し帰国します〜。


写真は、共演者のミヒャンさん、通訳のキム・セイルさん、セイルさんはNHK「江」にも役者として出演なさっています。