ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2013年6月29日土曜日

女が元気だ~「かもねぎショット」に出演します(サカモト)

          青山、「草月ホール」ロビーにて

本日、ぼっくすおふぃす公演「遠い水の記憶」を見てきました。かもねぎショットの栗栖さんが出演していたからです。主催者の神品さんとも以前からの知り合いです。作品中、水泳の話には、自分も水泳部であったので懐かしいやら、切ないやら、蘇った記憶を胸に帰宅しました。


三原山
そして先週、母方の田舎伊豆大島に行ってきました。97歳で亡くなったおばあちゃんの一周忌。大病もせず、自給自足の生活を営みながら大往生。天気もよく、三原山から見る海は爽快。墓前で祈り、暑い日差しを浴びながらひとつだけ約束してきました。親戚一同と久しぶりに介し、ああ血は繋がっていると改めて思いました。

4人も子供を生んだおばあちゃんは凄いです。そして戦士した夫と若いときに別れ、そこからひとりで育てあげてしまった。おばあちゃんは知的障害児の学園の先生でした。昔おばあちゃんはこんなことを言ってました~みんな天使みたいに可愛いよ~

                 

血が、土地が、ある時期に急に呼び寄せられるように関連してくることがあって、はっとさせられます。そしてその気づく時期は、不思議に人生の軌道修正に直面していることが多いのです。

まだ私がもう少し若かりし頃、一つだけ人生に悔いが残るとすれば子供を生まなかったこととある先輩女優さんに言うと、子供を持つその女優さんは、それが武器じゃない、生まなかったからだでどう表現するか、何ができるかでしょと。私はその瞬間に酔いも冷めました。


『福袋駅下車徒歩6分』 (←タイトルです)
@下北沢 小劇場 楽園
7月
18日(木) 19時
19日(金) 15時/19時
20日(土) 15時/19時
21日(日) 13時/17時

作・演出=高見亮子

出演=渡辺信子,坂本容志枝,村松恭子,吉村恵美子,
     小高 仁,村島智之,小野寺亜希子,公門美佳,
     吉川賦志,栗原孝順,山本敦美,栗栖千尋,井草加代

料金=3500円 全席自由

ご予約はこちら→ zora_agota@yahoo.co.jp

2013年6月23日日曜日

下北沢駅下車徒歩5分の楽園で『福袋駅下車徒歩6分』を♪(ヨシムラ)


『福袋駅下車徒歩6分』 
@下北沢 小劇場 楽園
7月
18日(木) 19時
19日(金) 15時/19時
20日(土) 15時/19時
21日(日) 13時/17時

作・演出=高見亮子

出演=渡辺信子,坂本容志枝,村松恭子,吉村恵美子,
     小高 仁,村島智之,小野寺亜希子,公門美佳,
     吉川賦志,栗原孝順,山本敦美,栗栖千尋,井草加代

料金=3500円 全席自由





かもねぎショットの稽古は、日々増えてくる台本と、さらにエチュード(お題をもらって即興で演じる)を交えつつ、にぎやかに進行しています。今回私が演じるのは「母」の役。いわゆる老け役ではなく、実年齢で20代の娘を持つ母。同年代でも孫のいる友人もおり、決して不自然ではないのですが、なんというか、なかなか「母」という存在をつかみきれないでいます。娘役の山本敦美さんは、北海道育ちでヒマワリのようにすくすくと育ったお嬢さん。この方を見ていると、娘に頼る母でも良いのかな、二人ならではの母と娘が生まれてくれればよいのかな、と思えてきます。

みてみぬふり。
日本人は「みてみぬふり」が得意です。いじめ、原発、欲望、不正、風呂場のカビ。そろそろ「みてみぬふり」から脱出しなければいけないのではないか、稽古中にそんなことを考えました。今回の芝居と関わっているかわかりませんが。


いつも女性の多い「かもねぎ」ですが、今回、男性陣も大活躍します。乞うご期待!!

2013年6月16日日曜日

『福袋駅下車徒歩6分』(ヨシムラ)

『かもねぎショット』公演に出演します!!


じめじめと鬱陶しい日が続いておりますが、われわれは元気いっぱい。大所帯の稽古場で笑いの絶えないお稽古の真っ最中です。ZORAサカモト、ヨシムラふたり揃って出演します。

目的をヤミクモに探す濃い奴ら。ふらりと降りた駅から強引なドラマが動き出す。最強メンバーでお送りする「かもねぎ」ワールド全開芝居です!ぜひお越しくださいませ。


『福袋駅下車徒歩6分』 (←タイトルです)
@下北沢 小劇場 楽園
7月
18日(木) 19時
19日(金) 15時/19時
20日(土) 15時/19時
21日(日) 13時/17時

作・演出=高見亮子

出演=渡辺信子,坂本容志枝,村松恭子,吉村恵美子,
     小高 仁,村島智之,小野寺亜希子,公門美佳,
     吉川賦志,栗原孝順,山本敦美,栗栖千尋,井草加代

料金=3500円 全席自由

ご予約はこちら→ zora_agota@yahoo.co.jp

2013年6月8日土曜日

デモ隊写真館》ありがとうございました!!(サカモト)

            撮影:中川忠満 
        



  

                       


ギィ・フォワシィ・シアター「動機/デモ隊 + ショートコント4作」
両国シアターχまで、公演に来て下さった方、本当にありがとうございました。稽古後半は、池袋の稽古場から両国に入り、五月場所もあり、若い派手な浴衣姿のお相撲さんがスマホを片手に闊歩する姿を見、時代も変わりつつあるものだと思い、自分はといえば余裕もなく公演を迎えました。

照明の小関さんが声をかけてくれ出演した舞台でしたが、スタッフの方以外は誰も知り合いのいない現場に入り、池袋で両国で稽古後、ほとんど飲みに赴き交流いたしました。

打ち上げの際は、翻訳家山本邦彦さんとお話することもできました。この公演を終えて、考えさせられました。観てくださった方の反応もさまざまでしたが、私達は日本人であり、その日本人が「デモ隊」という戯曲をどうとらえるか、そしてそれをどう上演するのかに尽きる気がしました。


公演を終えた4日後、共演した西田圭さん(西田さんは歌手です)の演歌ショーを観にいくと、ばったり今回相手役の神山寛さんとお会いし、西田さんのショーの後、二人でコーヒーを飲みに行きました。そこでいろいろなお話をきくことができ、公演後であるから話せることもあり、お話ができてとてもうれしかったです。神山さんは82歳、信念は揺らぐことなく凛とした姿勢は美しく、カッコいいです。

今日はやっと休みがとれました。公演翌日から仕事、次回の稽古もあり、一日家にいることはほとんどありません。けれど全然億劫ではありません。むしろ楽しいです!4月から中田新一監督、そして今回のメンバー、新しい出会いの中で自分が少しづつ変わっていくのを感じますし、変わりたいと思っています。これからも、これまでずっとお付き合いが続いている方に感謝の気持ちを胸に、今年後半に向かう舞台に全力を傾けたいと思います。



2013年6月7日金曜日

ますとみ温泉(ヨシムラ)

 
5月。少し前になりますが、ダンサーの黒沢美香さんが主催する湯治の旅で、毎年この時期に山梨の増富ラジウム温泉を訪れる会に今年も参加させていただきました。現地合流のため、行きは一人旅。車窓の新緑と、富士山を堪能しながら向かいました。


体力と希望によりチーム分け。こちらはゆるやかな道をゆくハイキングチーム。写真後方の山の頂きには、本格登山チーム(写真では見えませんが)が居ます。正午に待ち合わせをして、私たちは手ぬぐいの旗を降ったり、呼びかけたり、鏡を反射させたり、大人たち、大興奮です。


この会は毎年楽しい企画があります。一昨年は朗読会、昨年は「即興映画」撮影を敢行しましたが、今年のメインエベントは、「火祭り」参加。無病息災を願い、山の神様、湯の神様に祈願する村のお祭りです。点火の儀式の前に、旅館の女将たちや青年団の方々による手作り料理が振る舞われます。こちらは「鹿バーガー」。野性味と歯ごたえがたまらなく美味しかった!

 

大笑いと山の恵みに包まれ、生命の力を取り戻して帰ってきました。

!!
さて、来月はZOR二人が出演する
かもねぎショット「福袋駅下車徒歩6分」
の公演があります。
稽古も始まりました!!詳細はまた追って♪


2013年6月1日土曜日

ギィ・フォワシィの魂(ヨシムラ)

ギィ・フォワシィ・シアター
「動機/デモ隊 + ショートコント4作」
を観に、両国シアターχへ行ってきました。



『動機』は1970年の作品。ZORAも2006年に、シアターχでのコンクールに参加した思い出深い作品です。演出もいなかった私たちを見かねて、照明の小関さんがやさしくアドバイスしてくださったことなど懐かしく思いながら観ました。そして『デモ隊』は2012年に書かれた新作です。80歳を越えて尚挑む姿勢、そして過激でチャーミングな台詞など、まさに「ウーララ♪」あっぱれです。長い間、職を点々としながら劇作を続けたギィ・フォワシィの言葉は、社会への憤り、女性への畏敬と愛しさ、普通の人々に潜む狂気を、フランス人独特の皮肉を織り交ぜながら描いています。現在に至るまで創作の情熱を燃やし続けているのですね。7年前、舞台を終えたわたしたちを満面の笑みで迎えてくださったこと、忘れられません。

今回サカモトが出演した『デモ隊』は4組の夫婦が登場します。観客席から仰ぎ、立派な舞台セットの中で堂々と存在しているサカモトの姿も、役柄も、新鮮ではありましたが、日本人がこの戯曲をやるならどのように調理するのか、もう少し突っ込んだところを観てみたかった気もしました。また今回は、短編4話も挿入されているのですが、こちらがなかなか面白く、またギィ・フォワシィを読み直してみたく思いました。



さて、今日は懐かしい面々、劇団時代の先輩、宮島さん、海老原さん、そして以前共演させて頂いた中川安奈さんも一緒になり、皆で両国で飲み楽しい時間を過ごしました。

ギィ・フォワシィ・シアター
「動機/デモ隊 + ショートコント4作」
いよいよ明日まで。まだご覧になっていない方、どうぞ足をお運びくださいませ!!