ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2018年2月18日日曜日

「息衝く」ポレポレ東中野 2月24日20:30 いよいよ公開!! 私も登壇します!



映画息衝く←クリックしてください!
2月24日封切します!ポレポレ東中野登壇者

感慨深いものがあります。初めての映画出演でした。いつも演じることは悶々とはするのですが、舞台とは違い、自然な空間で感情の繊細さをミクロで問われてる気がしてました。現場はさりげない空気の中で演技にはいっていくのですが、そのさりげなさはちゃんと準備してなければ太刀打ちできるものではなく、その風の中で生きている人物像があらねばならない。その場で自由に吹かれる柔軟性をも問われる。舞台というものの与えられた劇場の枠組みもなく、信号機の前だったり、富士山の前だったり、その日の天候下だったり。外気に晒され、今思えば私はまたちがう世界で自由に表現者として生きられる場を求めていたのが、映画だったのかもしれません。


映画「息衝く」母親役:悦子を演じました。死にゆく病魔に襲われ死んでいきます。

監督の求めることは、はっきりとはわからずともこれじゃだめなんだなとあるベクトルに気づく。そのべクトルは私の中で今までにないものでした。でも個人的なことはともかく、監督の息衝きが息吹いています。皆さん是非ご来場願えますように。24日封切日には私も登壇いたします。ご都合願えればお待ちしておりますね。



あと先週は思いがけなかったものに出会いました。初台の新国立劇場で催されていた
坂本龍一with高谷史郎/設置音楽2 ※トレイラー映像をhttp://www.ntticc.or.jp/ja/exhibitions/2017/sakamoto-ryuichi-with-takatani-shiro-installation-music-2-is-your-time/

この日はプールで泳いで、鉄道マニアおすすめの鮭の美味しい店に行く予定でしたが、まだ時間もありちょっとここを覗きました。暗闇の空間に入った瞬間から5秒で異空間に飛ばされました。音と光。今や坂本龍一さんはメロディーでもなく、音を表現する。その空間で脳がスイッチする。なんだかとても聴きたくなるという感覚が芽生えそしてからだが包まれていく静粛の中で、言葉にできないけれどあるエモーションを与えてくれる。いい経験でした。



あなたの顔はどれでしょう?


これは同じスペースで開催されていたNTT主催の「未来の再創造」のイベントの一つ、自分で写真を撮り、写真が加工される。笑えるのは私だけ?本当の自分の写真を自分で選ぶ。さて何番?こちらは自分を疑ういい経験でした。アハハのハ~



2018年2月11日日曜日

ヨルダン・マルコフ・ブルガリア五重奏団



気持ちの浮き沈みはあるけれど渋谷に到着。歓楽街を歩いていたら悶々としたものが炭酸のようにはじけていきました。そのはじける速度が全身に響きつつ、歩く速度と相まって、ああ移動することは大切なんだなあとしみじみ思いました。
よい医師は薬を処方せずとも、気分転換が大事と言われる。病は気からです。

2月8日こまっちやクレズマ×
ヨルダン・マルコフ・ブルガリア五重奏団

2月8日渋谷「サラバ東京」のライブへ。東欧の刺客と銘打たれたブルガリアから来られた紳士を中心に5人のユニット。ダイナミックな演奏、テンポアップで繊細なメロデイ。言葉はないのに「ああ音楽っていね」と感動の一夜。19時半から開演し終演は22時15分を過ぎていました。栗ちゃんと東急百貨店前で別れ、神泉の駅まで私はとぼとぼと一人での道のりのなか、ぽかぽかと胸が。こうして芸術は人を温めてくれる。それが私が生きてきた証のようにも思えて思わず涙がでそうになりました。自分の中の未開拓な部分にくわを入れる。出会ったことのない芸術に触れあい、内面で何かが動きだしていることも感じつつ、未来に向かってほんとうに幸せな夜でした。

栗ちゃん(かもねぎショット)、誘ってくれてありがとう! また行こうね。

2018年2月5日月曜日

HAPPYNEWYEAR

友達からこんな年賀状が作成できるよといただきました。これはいいと何もしていない私はすぐに食らいつき、この場で皆さんにひと月遅れのHAPPYNEWYEARです!


てなもんでと、この写真はもろ私らしく笑っちゃいました。現代は争いごとは回避してあまり本音を言わなくなっている気もしますが、どっか胸のつっかえがあって私はたまに言ってしまうのですね。ああ言わなければよかったとあとで思ってもおそく、その後の内面のざわつきに一苦労。

そう、この日は浅草東洋館に行ってきました。元フランス座です。ここで劇団時代に公演をしたことがありますがもうすっかり忘れていましたね。「かもだる田」を観劇。「だるま食堂」さんは好きですね。全体的にも笑いっぱなしの2時間でした。


知り合いの葬儀が1週間のうち2度あり伺いました。本日天国へ召された仕事場で知り合った男性は実はお笑いを目指していたとある時私に。坂本さんがずっと芝居を続けてることは本当に素晴らしいと目を輝かせて言ってくれました。公演にも観に来てくださっていたのに。37歳。早すぎる死に訃報を聞いた時、言葉がでませんでした。



肉もちもち棒とズワイ蟹棒を食べ、カラオケして、コント見て、オイスタバーで牡蠣をたらふく食べる。そこに人がいて笑って一緒に何かをすることは何気なくしていますが、きっとこんなに幸せなことはないんですね。彼のためにも今日はひとりで献杯しようと思います。