ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2015年12月28日月曜日

占い(サカモト)


何事もひとつ前へとしみじみ思った今年の暮れです。声をあげていかないと変わっていかないんだと。
みなさん、今年はおつかれさまでした!そして来年に向けて、からだに気をつけて生き抜け!!

昔いた劇団の先輩から、赤パンツが届きました。申年に赤パンツをはくと一生下の世話にならないと。
赤いパンツに赤い絵はがきが、赤い封筒に入ってました。暗く落ち込んでいた心に、赤が目に飛び込んできました。「無理に空っぽを埋めなくてもいいよ」とやさしいお言葉。元旦には赤パンをはき新年を迎えます。

そして映画観相師を見ました。ソン・ガンホ。まさにさまざまな役をこなす韓国のスターです。減量して撮影した 「渇き」という映画のソン・ガンホの吸血気さながらの医師はセクシーです。幅広い人間的な魅力がある。

あとZORAに関しましても、ちょっとうれしいお話しもいただきました~

デスクトップには未完成の難題を沢山抱えながら、来年、来年、来年を占って。きっとよい年になる!

またみなさ~ん、来年お会いしましょう!

2015年12月19日土曜日

ザッツ・ザ・ウェィ(サカモト)


決断をしたら急に風邪をひいてしまった。この一年、先のみえない中で突っ走してきました。秋には吉村さんを亡くす。なんて一年だったのだろうと思う。今日、明日と忘年会に呼ばれていたのに、話したかったのにこの状態ではもう完全に無理で、断りのメールをし家の中をうろうろする。鼻づまり、咳、おでこが熱い。朦朧とし、張り詰めていた糸がばらばらとほどけていく。吉村さんは風邪をひかなかった。皆から宇宙人と呼ばれていたなあ~。

今は決断したばかりでまだ整理に数ケ月かかりますが、演劇に復活していきたい。そして踊りたい。私の演劇への根源は踊りが好きだった。これは大和の時代、能の根源もそうです。舞って、歌い、謡う、歌う、謳う、詠う。それが言葉になっていく。たまに踊りたくてスポーツクラブのZUMBAに参加します。ラテンの曲が流れ、それまでブスッとしていた男の子が急に笑みを浮かべはじめる。この人もラテンが?踊るのが?好きなんだなあと思う。

忘れもしない中学の頃、不良グループがこの曲をよく流し戯れていました。私はくそ真面目だったのでその人達がなんだかうらやましく、でも何をやっているのかとても怖かった思い出があります。バスケット部のレギュラーは5人。そのうちの一人が不良グループにいたのです。部活を終えてなんだかその子と帰りが一緒になることが多く、この曲で踊ってる彼ら彼女らに遭遇した時、からだが自然に動きだしたのを感じたのです。こんなことは生まれてから一度もありませんでした。そして今も変わらない。一人の人間に備わっているDNAは二人の親からは想像もしないもの。誰もが琴線に触れる何かを持って生まれてきた。それがクラシックかもしれないし、演歌かもしれない。音はバイブレーション。人の魂を揺さぶります。不思議です。

ザッツ・ザ・ウェイ

2015年12月12日土曜日

蟷螂の斧(サカモト)


‘蟷螂の斧‘(とうろうのおの)…という言葉が頭から離れなくなってしまった。家に帰ってもボーッとしてしまい、
何をするわけでもなく、すでに夜。TVのスケートに少し興奮しまた己に戻る。自分との戦いか・・・。

~いい子じゃないと捨てられる。組織に従わないと居場所をなくす。組織に従わないとお金をなくす。~

昔はよく本を買っていたのに本にも感動しなくなってしまった。でもやはり誰かの言葉が聞きたくて、
無造作に本棚から本を取り出す。どうせ心に残ることばなんか見つけられないと思いながら・・・。

ここまで書いて「サカモト、そういう文章の書き方は読む人にわかりづらいよ…」と吉村さんがよく言ってくれていたことを思いだす。もう誰もこの暴走を止めてはくれない。自分とだけの会話か・・・。

自分がずっと違うと思っていたことをうまく言葉にできなくて黙っているとストレスになる。その余波を心臓に感じながら 自分の中の小さな暴力性を、大きい相手にどう闘っていくのか上手い手立てはないのかとずっと思っていた。でも昨夜夜中にこの言葉がストレートに響いてきて、もう上手い手立てなんかどうでもいい気がしてきた。前へ進まないと闇から抜け出せない。


人に勧められ 国際市場で逢いましょう を観る。

イ・ビョンホンは女として好きですが、ファン・ジョンミンは役者として好きです。キャパが広い。
これまでの役の幅の広さには興味深いものがあります。エロさと崇高さと暴力性。そして自然。

観ながら涙が流れてくる。自分より人のために家長として生きる彼。映画の後半で「ずっと辛かった」と語る      父との約束。私もまだ心は動いていることを確認する。

少しづつ活動していこう。
今年お世話になった方々に感謝し、呼ばれた忘年会に出席し、人と会っていこうと思う。

2015年12月7日月曜日

「痛いところはあるか?歯が痛ければ歯を抜け。指が痛ければ、指を切れ。痛みは お前のすべてを持っていくからだ」(サカモト)

なんだか寂しくてどうしようもない。誰だってあるだろう。でも・・きっと


10月のあたまに「ラマンチャの男」を観た以来、ずっと芝居を観ていなかった。急に怒涛の如く劇場に通いだした。

11月26日 「清姫異聞」  両国シアターχ :その後、浅草橋の馬肉屋に出没。
   27日 「ファンドとリス」 日暮里D倉庫 :その後、日暮里居酒屋「ばんだい」に出没。
   30日 「MEMORISE:追憶の剣」  :目黒パークシモンホール:昼公演には坂本冬美さんが花束贈呈。
12月 5日  「樹の祭り」 日暮里ARTCAFE :その後、焼肉屋に出没。
    7日  「仮名手本忠臣蔵」遊戯空間最終稽古日:その後、池袋のバーに出没。 

今年の7月まで舞台にいたのに、観客席にいながら舞台がものすごく遠くへ行ってしまったように思えて寂しくてしょうがなかった。吉村さん!私はもう少しこの世で舞台に立ちつづけるよと胸の中で叫んだ。



どの芝居も面白かったけど、もう元気を与えてくれた30日、目黒の夜。
ものすごい歓喜の渦の中、

はじめて、生でイ・ビョンホンをこの目で見ました。坂本冬美さんもその声が好きですと言われていましたが。本当にいい声です。隣に座られたフアンクラブに入られてる女性に話しかけられ戸惑いながら話が弾み、好きなものが一緒だと距離も近い。そして役者として頑張っている姿は美しい。

今日のブログタイトルはこの映画MEMORISE:追憶の剣イ・ビョンホンさんが好きなセリフ。私も「痛み」で長く悩んでいた時期がありました。究極的な言葉でもあるかもしれませんが、この言葉の意味に共感します。

そして7月に遊戯空間の能舞台に出演し、今日7日は「仮名手本忠臣蔵」最終稽古を見学させていただきました。能をやってた時よりお世話になってる観世葉子さんと、稽古後、池袋のバーで飲みました。その熱き思い、芝居など話ながら自分の思いも固まってきました。やはり私は舞台に立ち続けたい。少しづつ生活を起動修正していきます。


11月30日

2015年11月30日月曜日

ZORAからの感謝(サカモト)

11月10日永眠

遺影を出すことがなかなかできず、でも11月の最後の日に吉村さんの為にもしっかりとご挨拶せねばと。
これまで自分の思いばかりを綴ってしまいましたが、今月10日、ZORA吉村恵美子逝きました。

これまでZORAの舞台を観てくださった方、スタッフの方、協力してくださった方、
本当にありがとうございました。感謝の思いでいっぱいです。

人生をもっともっと楽しみたかったと思います。
9月末に体調を崩し入院、転院。入院生活の中でも明るく人のことに気づかっていました。
亡くなる前の数日は会話もできず、目も開けてはくれませんでしたが、子供のようにすやすやと息をしていました。 
11月13、14日とお通夜、お葬式。沢山の方に見守られ旅立ちました。
さみしさでいっぱいですが、安らかにいてくれることを願っています。



今後のZORAの活動に関しましては、私の中でもまだ整理がつかず少しづつ考えていきます。ZORA公演をもう一度やってほしいという言葉もいただいています。ひとりで公演を立ち上げるのは今は力がでませんが、私の心が大きく動きましたらありえるかもしれません。選んだ戯曲はありますし。
そして二人で頑張ってきたこのブログをすぐに閉じることにはあまりにもやるせなく決断もつきません。
ちょっとづつアップしていきます。あまり面白くないかもしれないけど、よかったらこれからも遊びにきてください。 坂本

2015年11月23日月曜日

どこへ…(サカモト)

しっかりとしたごあいさつもできずすみません。もう少ししましたらできるのではと...。

病院に泊まった翌朝は瞬く間に時間が過ぎていった。東京湾を見て自分の食事を購入しコーヒー。吉村さんは朝ドラは見ると言って梨を食べながらNHKにチャンネルを合わせた。「久しぶりの時代劇だし面白い」と見ていた。葬式は終わったが吉村さんのお骨も見たがまだ傍にいる気がしている。今はちょっと離れているだけ。「サカモト~」って呼ばれる気がしている。女の人はなんだか苦手な私だったが吉村さんはずっとそばにいた。さよならやお別れの言葉もあったけれど・・・。私には実感がない。

ブログの誤字脱字を訂正する人がいない。これから毎週ひとりでアップしていくのか。

21日土曜、よく晴れた。親しい友人たちが吉村さんのアパートにあつまり形見分け。総勢女共が14人集まり、洋服や靴、本、家具も含め、みんなで分け合う。お姉さまがお寿司、ピザ、おつまみを買ってきてくださり、ボジョレーヌーボーをあける。狭い部屋にワイワイガヤガヤ。すごい賑やかさ~もう話が尽きない。

吉村さんが白い骨となってでてきたとき、どうしようかと思った。前にいた宮島さんの背中を押し、ああっと声が漏れた、隣にいた金井さんが「えみちゃんはもう天国へいっちゃったんだよ」とやさしく言ってくれた。そうか天国か。ほっと救われた気がした。でもすぐに天国ってどこって思う。

そして23日祝日小雨。またも吉村さんの家に集まり、最後の梱包作業。もうこの部屋に来ることはない。お姉さま夫婦、姪子さん、皆で雑談、宴会。ZORAのDVDも回収する。私はこれからどうしていこうか。

また吉村さんのブログからこんなことを記載していたのを見つけた。

生まれてからだいぶ経つ。しかし私は自分になにが起きたのかまだ分からない。私はつねに生きようとしてきたが、生をまともに受けとめたことがなかった。イヨネスコ『雑記帳』より


2015年11月16日月曜日

約束(サカモト)

週一回のブログ更新。吉村さんとの約束を守らねばとパソコンに向かいましたが気力がわかず。
来週の更新時の月曜日までには、何らかの文章が書ければとは思っていますが・・・。

公にせず、身内と友だち葬としましょういうことになり、ブログでの発信は控えさせていただきました。お通夜とお葬式が終わりました。今は言葉は見当たらず。でもたくさんの方と二日間で久しぶりに私もお会いしました。吉村さんもきっと喜んでいたのではないかと思っています。みなさん本当にありがとうございました。

                       アゴタ・クリストフ「ジョンとジョー」演出:扇田拓也


2015年11月11日水曜日

昨日朝(sakamoto)

吉村恵美子、他界しました。毎日のようにガン研有明病院に通っていましたが、本日自宅でのお顔をみて、これが現実なのだと思いました。私はもう友達として空気のような存在でしたので…

今は整理できなくすみません。またあらためてご連絡させていただきます。


2015年11月8日日曜日

夜(サカモト)


ある音楽が駅から流れる。毎日のように通う駅のひとつ前で必ず時間調整があり、流れだし目が覚める。

いろいろな思いが錯綜はするが、自分の疲れもあり眠い。毎日気づくと夜。秋の高い空はどこへ・・・。


20時近く、空腹でもうだめだと到着した駅横のそば屋に入り、わかめそばを自販機でチケットを購入。やっとありつけたと温かいそばを大切にテーブルに運ぼうと移動したとき、閉店間際で疲れ、掃除をしているおばさんがろくすっぽ周りもみずに、私が座ろうとした横の椅子を大きく引いた。その椅子は私の腰にあたった。
痛い。
気づいていないのか?知らん顔。帰りたくてしょうがないのだ。
普段なら気づかない振りもできたが、なぜか無償に怒りがこみあげてきた。

「あの・・・今、当たって痛いんですけど」
「えつ・・・あっそうなの。ごめんなさいね。全然きづかなくて。」

申しわけないがいかにもずうずうしい風貌なのだ。
こんなところで血圧をあげなくてもいいだろうと思いながら、皮肉のひとつも言いたくなる。いや言わなくてはだめだろう。これは皮肉ではない。正当だ。腐った気持ちを切り替え切り替え、そばをほおばる。ああ悔しい。

ふと声がよぎった。
「サカモトはよくくやしいって言うよね…」

そばやを出て早く目的地へ行かねば、時間がないと思う。寒空。さみしい街。

~毎夜、ここから東京の夜景を見る。東京タワーとスカイツリーが両方見える。二つの塔は日によって色を変える。 ハロウィンの時、満月の時。満月の時に東京タワーは満月をより輝かせるために、頂上部分の色合いを変える。  何かを輝かせるために・・・か。ここへきて私が癒されているのかもしれない。

また寒空に出る。家まではずっと遠い。ああ、そばぐらいじゃ空腹は満たされない。


2015年11月2日月曜日

清汁(サカモト)


先日焼き芋をいただいた。いつもみなさんにお世話になっておりますと・・・。午後のよく晴れた秋空に散歩に行かれ、やさしいお顔でかえってこられた。その方の気持ちがあらわれたようなやさしい焼き芋だった。

そして今日、築地から鉄火巻、川口から鰻が届けられ、友たちとミニランチを過ごす。狭いテーブルで、いそいそとつつき合い食べる。川口から鰻を運んでくれた彼は前日から予約してくれたらしい。

友のランチに清汁があり「すましじるか・・・」と友が言う。私はそのメニューをのぞき込み、すましじるって清い汁って書くんだなあとあらためて思う。

ランチ・・・新宿、大手町での21年間は、12時になるとさまざまな店に出没しランチを楽しんでいた。現在はランチタイムといえる余裕もなく食べてすぐ働きはじめる。職がないと思っていたこんな時代に働くことをこんなにも求められる。   人生とはいくつになっても生きてみないと何がおこるのかわからない。

そして・・・毎日が語気の強い言葉に対処できる交渉術がなく、何も言えず悶々とし押し切られてしまう。
対処する言葉をひたすら求める。セリフなら覚えればいいけれど。なんだか違う脳が動きだしている。

さてと11月です。乾燥してきました。
消防訓練、インフルエンザ、肺炎球菌ワクチン・・・
みなさん、おからだに気をつけて!

2015年10月25日日曜日

金縛り(サカモト)


梨がおいしいと友が朝からカシカシと食べる。人は栄養素を取りすぎている。梨は栄養もないけれど、人は水分を欲する。白菜もそうかもしれない。これからの季節の鍋には白菜は必須。韓国のキムチだって白菜。

~夜・通りゆく白衣、その後ろ姿が寝際にあった。でもよく覚えていない。疲れていたのか、もう自分の状態がつかめない。いつもと違う環境での睡眠に何がどうか・・・ああ、もう本当に久しぶりに金縛りにあった。子供の頃はよく金縛りにあっていた。その辛さと誰にも言えない声が出せない暗い世界の中で悶々と苦しんでいた記憶を思い出した。

叫ぶ、けれど誰にも聞こえない。

「どうして私をこんなめに~」
「ああ」
「助けて~」
「ああ~」
「助けて~」

多分5、6回叫んだ。

[どうしたの?」

と温かい太い声で眼が覚め、下界に戻され放たれた。

その救いの太い声はやさしくいい声だった。



梨が今年の秋はまだ巷に出回っている。友の食べるおいしいという姿を見て、
そういえばまだこの秋、私は梨を食べていなかったことに気づいた。

翌日、私は肝臓の再検査の結果でまた数値があがっており、医者より三つの提言をされる。

①サプリメントをやめてください。
②お酒をやめてください。
③ストレスをためないでください。

そして2ケ月後、再検査しましょう。ああ、全部があたっている。
ううん・・・芝居、仕事を終えたあとの一杯の楽しみまでうばわれるのか、ヒィ~
でも守れるのか、自信がない。



2015年10月19日月曜日

ぶどうの季節(サカモト)


ぶどうの季節。ぶどう、梨がみずみずしい。りんご、柿。でもぶどうは本当に芸術品である。
友とブドウを食べる。ほっぺたが落ちそうな味覚と触感、香り。ワインを彷彿させる原点である。

美味しいものは、仲間と家族と食べ、喜びは倍増する。がんばれ!友。がんばれと皆の心に自分の心に、秋空に向かって叫ぶ。秋空は遠くかなたにあるけれど思いは届くと信じて。何もなかった古代、祈り続けた人々のように。

吉村さんと選んだ戯曲、アルプスの山小屋での一日。ZORAの次回作として二人の意見が一致した。今夜はそれを読んで寝ることにしよう。思いが一致したときに公演が成立する。それは違う二人の人間、女が出会う瞬間でもある。またご案内いたしますね!

2015年10月11日日曜日

テロ,ライブ(サカモト)


                       okinawa久米島の海

秋風に悔しい思いを抱えながら日々を過ごしている。こんな清々しいときこそ旅にでるべきだ、身動きできないと決めつけるのではなくいっそ旅立ってしまえばいいのだ。25歳の時はじめて沖縄に行った。飛行機で2時間。エメラルドグリーンの久米島の海を見たとき太平洋しか知らなかった私はその海の青さとの違いに震えた。2時間でこの感動と未知な世界にたどり着けるなんて。

へへへ・・・だが今の私の現実は日々苦闘し家路に着くのは大体21時。ずっとパソコンにしがみつき目が疲労困憊。焦って北国アセロラを注文したり。7月以来芝居から離れ、喉も体もセリフに満たされない屈辱でストレスが蔓延する。膨大なセリフはいつもストレスでしかなかったのに、それがないとなると寂しくてしょうがない。路上でセリフを反芻しつつ歩く癖がついているので、緑をあがめ鳥の声を聴きながらぶつぶつぶつぶつぶつ。ブツブツ癖はもう身体化しているのであるから、それがないと体の何かが滞りはじめ不具合が生じる、全くへんな成合を身にしたもんだ。口内炎、肥満、肝臓の値がどんどん悪化していく。硬いせんべいをひたすらかじり尽くす。氷だって、岩だってかじり尽くしたい。カリガ~リ~やっぱり人って好きなことしなきゃだめなのね~

ところで唯一の楽しみはDVD、また面白いものをみた。ハ、ジョンウがいい。

テロ、ライブ

2015年10月5日月曜日

愛のタリオ(サカモト)

  愛のタリオ」                        

韓国映画「愛のタリオ」と「最後まで行く」を観た。ふたつとも面白かった。韓国映画のそのリアル感は、以前からも感じてはいたが、超リアルで身近に思えるものがある。年配の方もよく韓流のドラマを見られてる場面に遭遇する。なぜ?それは人間の本能、嫉妬、愛、なんやからに正直であるからだと思う。

人間なんてやっかいで法律でくくらなければいけないし、何が正当かなんてモラル、時代、その状況により変わるだろう、でもそこで今を生きてる自分が発言できるか否か。うつうつでいた自分ももう変わらなければと思う。「愛のタリオ」の女主人公ドグの愛は一途で変わらない。やることは下品であるようでもあるが、でもそれが下品であるか否かなんて誰も審判できない。生涯ひとりの男を愛した幸福に完敗である。



「最後まで行く」

「最後まで行く」はノンストップで焦燥感をあおり飽きません。
冬眠中の私ですが冬眠してるからこそ、いい作品を見て、そして自分をみつめ直していきたいと思います。

秋から冷たい季節へ、そして春になるまで。ひとつひとつの季節、自然を愛し・・・。

2015年9月27日日曜日

天使にはなれない(サカモト)


お彼岸に実家に帰ると、母が報告がふたつあると唐揚げを揚げながら言う。鳥をひとつひとつやさしく反しながら話しだす・・・。あずきの香りがジャーから噴出してくる。私はお赤飯が大好きなので帰るよと言うといつも炊いていてくれる。 三杯は食べてしまう、沢山の野菜も食べるからいつももう、食べ過ぎてしまう。

報告のひとつは大切な人が認知症になった。もうひとつは大変お世話になった親戚の死を知らなかった。
今回私の父のお墓参りだけでなく、その人に塔婆を捧げたいということで、父の墓参りに帰った私ではあったが、急遽翌日に2つのお墓詣りに行くことになったのだ。

目が覚め、父に線香を捧げる。

よく晴れて清々しい秋の入口。最初にお世話になった方のお墓に行った。私自身も子供のころ可愛がっててくれた方である。お墓は有名どころで一度行ったことがあるはずなのに、すっかり忘れており、門構え、入口は本当に立派であるのに、お墓の並びが狭く、なんとなく息ができない。まだこちらが祈っているのに、平気で通れないからとすいませ~んという人もいる。

近くのお墓には彼岸花が土から自然に咲いている。みな花を買ってきて捧げるが、枯れた花は多分一掃され寺側で廃棄するのだろう。土に種をまき、この季節になるとその地で咲く花の方が見守れら感がある気もする。

そして父の墓、駒込。お墓とは面白いもので、微妙にそして直感的に墓前に立ったときに感じるあたたかさがある。ここのお寺は素朴でいい。

そして先日~

忙しくて参加できないと思っていたが、かもねぎショットの仲間から中野でカラオケ大会やります!というメールが届き、最後の1時間だけ参加できもらい泣きを歌う。実は前日から辛くてその日の午前中にもう人前で泣いてしまった。涙ってでるんだ。もうだめだと思ったその日、なぜか歌いたかった。「飾りじゃないのよ涙は」も軽くてヒットした理由がわかる。みんなの選曲する歌を聴きながら癒されていく。ことばの力、旋律、音楽はいい。カラオケを終えて台湾料理屋で話に花が咲く。人に感謝し、また明日から前向きになります!というのが今までの私だったが今の闇は深すぎる。グローバルなエリート的な日本社会はほんの一握りなのかもしれなかったのだと思う。若いときはそんな世界しか知らなかった。でもそれ以外、そしてそこに雇用が生まれる。とりあえず帰って寝ようそして明日も家をでる。でも天使にはなれない。


2015年9月20日日曜日

黒蜥蜴(ヨシムラ)

台風、地震、数々の不可解な事件、法案の強行採決、激動の様相から一変、なにごともなかったかのように空は晴れ、シルバーウィークという新型の連休があらわれた。しかし逆らわずもの言わぬ国民性が少しずつ変わっていると感じるし「何かがおかしい」と本能的に危機を感じとって行動を起こす人が増えている。いかに生き行動するかが問われる。


1968年、深作欣二監督による映画『黒蜥蜴』(主演・丸山明宏 木村功)
素敵です。


美輪明宏が演じ続けて来た『黒蜥蜴』
今回の公演で最後となると聞いて観に行った。江戸川乱歩の原作、三島由紀夫の流麗な台詞を操る、80歳を迎えた美輪明宏の圧倒的な光。前から2列目の席からの観劇は容貌や声の衰えが容赦なく伝わるし豪華なセットも昭和的だが、4時間の舞台、黒蜥蜴を演じきった後、カーテンコールの穏やかな微笑みに圧倒される。泣けてくる。三島や寺山修司と同じ時代を生き、ずっと生き残って続けてきた人の凄みと、包容力。やはり魅力的。




さてZORAでは、
今後の作品作りのため、ある本を読んでいますが、これがなかなか久々にZORAらしく、おもしろいのではないかと思っています。われわれが1999年に訪れたオーストリアでの経験ともリンクしており、人間の愚かさと愛おしさが描かれており、いつか形にしたいと意気込んでおります。

2015年9月13日日曜日

カリガリ博士(サカモト)


                
灰色の雲の真っ只中、以前共演した十貫寺梅軒さんそしてSCOT時代の先輩笛田宇一郎さんが出演する分身残酷劇「カリガリ博士」を観に行く。うつ気分を吹き飛ばしてくれる芝居が観たい!先輩方二人はやはりお元気で 熱い時代を血しぶきあげて生き残ったその魂は干からびていない、いいなあ。
ところで「カリガリ博士」全然知らなかった。有名で面白そうなので今度映画も見てみたい。



そして久しぶりに晴れた金曜日、とっても清々しい風を浴びながら午後の下北沢の街を行く。そして久しぶりにZORAの稽古。稽古とはいえないけれど本読み。いいなあと思うものを持ち寄り声を出す。私は久しぶりにああやりたいと思う戯曲と出会い吉村さんに聞いてもらう。うつな気分から少しづつ解放されつつある。そして稽古後、かもねぎショットで何度も共演している渡辺信子さんとおち合い飲み会。友達っていいなあ。


先週は少し光が見えてきた。できないと嘆くのではなく、時間がないからできないのではなく、しつこく模索していれば  求めるものにぶち当たる。うつ気分は年内に脱するぞ!


~そして皆さまへ、たくさんご案内いただきながら、なかなか観に行けなくてごめんなさい~

2015年9月6日日曜日

野戦の月(ヨシムラ)

『風の旅団』というテント芝居を初めて観たときのことをよく覚えている。大学の構内に張られたテントはいかがわしく、怖いもの見たさで足を踏み入れた。叫び、暴力、異形の者。芝居は圧倒的で、連れ去られてしまうような恐怖と好奇でいつまでも動悸が止まらなかった。今思えば、新劇からアンダーグラウンドへの矢印看板だったのかもしれない。


などと思いながら、中央線で西へ。
『風の旅団』は、『野戦の月』と名前を変えていた。立川の空地で30年ぶりの再会を果たした。20代から60代の多国籍の役者たちが織り成す世界は、賑やかで懐かしいだけでなく、基地の問題、飢餓と飽食の矛盾、行政への批判などが雑多に盛り込まれており、カラスのような佇まいの桜井大造さんは相変わらず魅力的だった。

桜井さんは今は沖縄に住んでおり、ガマ(戦争の時に住民や日本兵の避難場所として使われていたところ)のなかで死者の声を聴きながら創作をすると伺った。屋台崩し、火と水の演出、生演奏、とテントの醍醐味も盛りだくさん。劇中に出てきた手作り肉まんを終演後に振る舞っていただき、これもとても美味しかった!


遡って、先週は、『人民の敵』へ。
劇団の頃の先輩おふたりの共演ということもあり、この日はその頃の懐かしい仲間たちが大勢集まった。けっこう歳月が流れているわけで。しかし思うのは「人って変わらない」ということ。

遠方から駆けつけた旧友とうれしい再会!よく見るとお互い変わってるわ。


さらに先週は、『画鬼暁斎』展へ。
幕末から明治を生きた絵師、河鍋暁斎と英国人の弟子コンドルとの交流も描いた、楽しい展覧会でした。会場の三井一号館(コンドルが設計)の赤レンガの建物も美しく。秋ね。


2015年8月30日日曜日

チェ・ミンシク(サカモト)


昼は食事もままならず集中し夜中になると心細さの鐘が鳴る。少し前までは朝まで目が覚めることなんてなかった。毎日毎日新しいことだらけで脳が追いついていかない。まだまだ人の波のなかで生きぬかねば生きてゆけぬ人生である。家に帰るとDVDを見る気にもなれずニュースを見ながらの夜食。最近の殺人を耳にするたびやるせなくなる。もう孤独でいいじゃないか。なぜ人の生まで奪おうとする?自分のことに誰も見向きをしなくなっても生きる道はあるさ。


夜の虫のさざめきと緑の中を歩くと心が落ちつく。ここに越してきてよかった。きっと元来は静かな性格であったのかもしれないと最近つくづく感じる。部屋の修理、老眼鏡をふたつ購入、稽古で使用したゆかたを洗い畳み夏の公演の整理をやっと終えた。秋風が吹く。そうだ久しぶりに韓国映画を見ようと新宿TUTAYAへ。悪いやつらを借りる。理由はチェ・ミンシクが出てるから。イ・ビョンホンも大好きな役者であるがハリウッドに進出し世界の役者となってしまった。韓国での作品が切なく情緒がありよかったので、私は売れてもそのころの作品の方に愛着がある。

チェ・ミンシクは「オールドボーイ」が有名。韓国でも有名な俳優。以前この方のトークを読みもっと興味を持った。いつも破天荒な役を演じながら、そのトークの内容のギャップに感動してしまった。そして韓国映画はやはり笑える。このラテン要素は何なのだろう?表現があからさまでどぎついからひくという人達も多いが、なんだか私は笑ってしまうのである。人間の質の違いと言ったらそれまでだけど。若いころはヨーロッパばかりに興味が赴き、同じアジア人なのにこんなに地理的には近いのに興味さえなかったが人間って本当に面白いなあと思う。韓国の役者のその志はなぜか私の琴線に響いてくるものがあるのである。

ところで私。年内はせっかくいただいた今年後半の舞台のお話をお断りし冬眠に入ります。年内は冬眠に入ると決めた途端、舞台に対する思い、映画に出演したい気持ちが抑えきれなくなります。でもそんな大げさなことではなくきっとまた復活します。あまり稽古に時間が取れないのなら朗読を通じてひとりで深めていただき時期をみてやりましょうよと言ってくださる方もでてきました。でも朗読もことばの究極ですから大変です。いい役者を見て、いい映画を見て、募る思いをじわじわと、これからの冷えていく季節の中で、ゆっくり温めていきたいと思います。


2015年8月23日日曜日

名残の夏(ヨシムラ)

やりきれない事件を流し続けるテレビを消すと、遠くからヒグラシの声が聞こえてくる。




友より立派な葡萄をいただく。吸い込まれるような深い色。秋の色。朝晩涼しい風も吹いて、夏の終わりは、ほっとして少し寂しい。



先週、吉沢恵さんが企画した『怪物/ジョンとジョー』を観に行った。
ZORAにとっては馴染み深い、アゴタ・クリストフの戯曲。「怪物」は、歌ありダンスあり、新聞紙が楽器や武器や帽子に変わるアイデアなど、生田みゆきさんという若い女性演出家の感性がきらきらとあふれていた。「ジョンとジョー」は台詞の第一声を聞いただけで、さまざまな思いがこみあげてくるほど愛着のある作品だが、今回のジョンとジョーも良かった。居心地のいいカフェと友、コーヒーとプラム酒。人生に必要なものはそれだけでじゅうぶん、と思える。この作品、愛おしい。もう一度やってみたいと思った。



今年は3月の舞台だけで予定は未定状態でしたが、来年1月に「かもねぎショット」公演に出ることが決まりました。タイトルは「ペルセポリス」。作品の内容はまだまだわかりませんが、関連図書、DVDで予習を。

イラン人の少女マルジの自伝的コミック。イスラム革命やイランイラク戦争を体験し、少女の好奇心と市民としての評価を率直に描いていておもしろい。抑圧の象徴であるベールの下では、ロックを愛し自由と知識を必死で求めている。あまりにも謎の多い国だが、生きているのは同じ人間、同じ女性、と改めて思った。しかしこれ、どんな芝居になるんだろう。


こちらは、原作者のマルジャン・サトラピ自身が監督したアニメーション作品。大きなうねりの中で翻弄される人間のイメージが、コミカルだったり空恐ろしかったりします。「いつも毅然と、公明正大でありなさい」という、おばあちゃんの声は響きました。

そしてさらに2016年は、ZORA公演やります!
今は戯曲を探したり、20年ぶりの水泳で体力増進をはかったり、心身ともに充電中です。

2015年8月17日月曜日

第3章:ZORAのお誕生日(サカモト)


神楽坂;おいしい店を求めて~ 


エグザイルが第何章と掲げメンバーの入れ替えをしパワーアップと新鮮さを勝ち得てるように、ZORAはメンバーを入れ替えたら2人しかいないので終わってしまいますが、私は今第3章を迎えてる気がしています。

第1章は2001年の立ち上げ。なんだか無我夢中で方向性も何もやるしかないみたいな高揚感でした。

第2章は演出に扇田拓也さんを迎え「ジョンとジョー」「椅子」「蜘蛛女のキス」。今から思うと充実した作品を出すことができました。そして少し休憩。

第3章はこれから!わがままにそしてグローバルに。いろいろな不安も応援してくれる方達の意見を聞くと力づけられます。公演は来年を視野にあたためていこうと思います~


8月。誕生日を迎え、どんなに忙しくても誕生日の日はお休みすることに決めました。私にとって5年越しの目標を達成した年でもあります。目標を達成するとモチベーションがグッとあがります!

そして家族や仲のいい友とおいしいものを食べる。自分がこの世に生まれた日に、一年に一回リセットする。吉村さんも8月生まれ、この日は私の誕生日でお互いに乾杯し合いました。勢いこんでやってきた性分なのでなかなかゆっくり進む体制になれないけれど、細く長く生活を大切にしながら、舞台でお客様と同じ空気を吸いながら、これからも芝居の面白さを追求していきたいと思います。

2015年8月8日土曜日

猛暑お見舞い申し上げます。(ヨシムラ)

8月1日
江戸川花火大会へ

月と花火

川面を渡る風は心地よく、打ち上げ前、土手にシートを敷き、少し明るいうちに始まる宴会も昔のまま。家族は入れ替わっているけれど。花火は高く高く打ち上がり、空の上で大きく開き、パンッと少し遅れて音が来て、その頃にはもう消えている。華やかで、はかなくて、潔い。誕生日の夜に次々打ち上がる花火は景気よく、ながめているとまんまるの月まで出ている。これからの一年、なんだかとても良いことがありそう。来た道を振り返ってみると、いやなこと辛いことはけっこう忘れてしまっている。穏やかなようでいて、数々の波乱、試練も多き半生であった。さてこの先は。 




8月6日
しかし連日連夜の暑さには思考も溶け、体もバテる。

終戦、原爆から70年経った8月。病院の待合室で偶然見ていたテレビで、広島市長が平和宣言をしていた。「広島をまどうてくれ!」これは、故郷や家族、そして身も心も元通りにしてほしいという被爆者の悲痛な叫びだ。核兵器廃絶、世界恒久平和という言葉が一層深い意味を持って突き刺さってくる思いでした。

若かりし両親は、それぞれどんな思いで70年前の8月を迎えたのだろうか。その後、出会い、家庭を築き。育ててくれたこと、平和を守ってくれたこと、年を経るごとに感謝の気持ちが大きくなります。

2015年8月1日土曜日

ありがとうございました!!(サカモト)

先週末公演に来てくださった皆様、
暑い中、
本当にありがとうございました。
私にとっても独特な公演であり、
観に来てくださってとてもうれしかったです!
 
コロスの女子達は舞台ではストイックに、楽屋ではひょうきん。

 久しぶりの能舞台、出演してよかったです!
 
うさぎちゃんと、でも中にはいってるのはこの芝居のだんな様役の仲さん。仲さん、ありがとう!

舞台写真がいただけたらまたアップしていきますね!

本番二日前に洗濯機が壊れ、細かいものは手洗い。汗まみれの中、
能の時代にさかのぼったような生活になり、ヨドバシに行く時間もなく・・・。
本番はねてもヨドバシに行けず、今日やっと新しい洗濯機が。
クルクルクルクルこれまでより早い速度で回るドラムをひたすらみつめる。文明の利器はすごい。


月になりました。
生活を立て直し、これから会えなかった方達とお会いし、この夏乗りきります。
皆さんも熱中症に気をつけて、水分をこまめにとってくださいね~

侠女、刀の記憶https://www.youtube.com/watch?v=9DXyLN5nIiw&feature=youtu.be
そして独特な雰囲気をかもしだす韓国映画、私はひとまずこの映画を来週あたりみに行きたい!

2015年7月26日日曜日

真夏の果実(ヨシムラ)

暑い日が続いております。お元気でおすごしでしょうか?



7月25日
遊戯空間公演「鏡花×劇 草迷宮」を観に行く。

東中野から山手通りを進み、木立の中に佇む梅若能楽学院会館。外界の猛暑をしばし忘れる能舞台での公演です。独特の耽美的な文体を、役者の様式的な動きと発声、チェロや尺八の生演奏で、泉鏡花の妖しい世界を構築していました。サカモトはなんだか揺るぎなく、晴れ晴れとした感じで舞台に立っているように見えました。歳月を経て刻まれるものを感じつつ、終演後ロビーに出ると、サカモトのお母様が居られ、なんだか自然に手を取り合ってしまいました。いろいろあったことをやさしく包みこんでくださったようなひとときでした。



7月26日
練馬区でブルーベリー狩りをする。


東京の練馬区にたくさんのブルーベリー農園があることをご存知でしょうか。ブルーベリーは真夏が旬。会社の友人に誘っていただき、姪も連れて狩りに行ってきました。炎天下で汗だくになりましたが、摘みたての果実は酸っぱく甘く体にしみます。お土産もたくさん積んで帰りました。


草迷宮の当日パンフレットに、「2016年 ZORA、久々にやります」とあり、身が引き締まる思い。わたしたちなりのやり方と信念とこだわりで、よい作品をつくり、お目にかかりたいと思っています。まだまだ続きそうな猛暑の日々、ご自愛ください。

2015年7月19日日曜日

【草迷宮】いよいよ今週末!!

7月25日(土)19時:26日(日)13時

お待ちしています!!

日程:2015年

於:梅若能楽学院会館 原作:泉鏡花  構成・演出:篠本賢一

出演:石鍋多加史、渡辺聡(劇団俳優座)、坂本容志枝(ZORA)、渕野陽子(青年座)、仲義代、神保麻奈、道場真里、小泉真穂、髙原瑞季(劇団銅鑼)/佐々木梅治(劇団民藝)

私の青春時代、早稲田小劇場、SCOT、そして第三エロチカで吉村さんと出会い、また能では今回演出の篠本さんと汗を流してきました.。今ふりかえってみますと、私はいつも現在の状態よりもっともっと先へ行きたかったのだと思います。その理由は自分が何をやりたいのか本当の意味で見極められなかったし、あと好奇心も旺盛だし・・・。でも今、自分の行くべき道が狭くなってきとことにより、狭くなることに意味があることなんだと思えるようになりました。

まっでも来てくださると大変うれしいです!

音、照明の方も来られ、芝居が重圧に膨らんでいきます。是非、ぜひお待ちしていますよよん♪


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ああ、いっぱい写真撮ったはずなのに、保存されなかったか、もっともっと多くご紹介したかったのですが、でももう本番までもう待ったなし。お待ち申し上げます!