ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2013年12月29日日曜日

ZORA史(ヨシムラ)

ZORAは2001年に始まり、13年の間に10本(番外編含め11本)の作品を上演しました。スローペースですが、その間には、それぞれ他の活動や日々の労働や人生のいろいろがあり、その中で、時間とお金とアイデアと気力をひねり出し、絞り出しして創ってきた作品たちです。年末なのでちょっと振り返ってみました。

2001 第一回 「心象 三人姉妹」
2002 第二回 「誤解ドロップ」
2004 第三回 「卵ホームレスウーマンモノローグ」
2005 番外編  聖夜会「ブラックストーンホテル」
2006 第四回 「動機」

2007 第五回 「カノン/canon」
2008 第六回 「エレベーターの鍵」「灰色の時刻、あるいは最後の客」
2009 第七回 「椅子」
2010 第八回 「ジョンとジョー」
2012 第九回 「蜘蛛女のキス」 

2013 第十回 「誤解バラック」

チェーホフ、カミュ、ギィ・フォワシー、アゴタクリストフ、イヨネスコ、プイグ、作家に惚れ込み、読み込み、不器用ながら生まじめに取り組んだ作品ばかりです。オリジナル作品も2本作りました。

第六回 「エレベーターの鍵」「灰色の時刻、あるいは最後の客」、第七回 「椅子」、第八回 「ジョンとジョー」は、DVDがございます。見逃してしまった方、もう一度見たい方、よろしければお買い求めください。



2012 蜘蛛女のキス
 
さて、来年。予定は未定です。
個人的には、芝居を始めて30余年、毎年何かしら舞台に関わってきましたが、来年は少しお休みします。時代と出会いの波に身をまかせつつここまできた感はありますが、積み重ねたものを一度壊して、表現というものにいま一度向き合ってみようと思う年末です。

今年もあと3日。今年一年、ありがとうございました!
暖かくして、よいお年を。


2013年12月22日日曜日

秋雨写真館(サカモト)

冬至を迎え、本日はゆず湯です。皆様も年内暖かくお過ごしください。
ZORAは来年、少し休みながら、ゆっくり息をしていきたいと思っています。


スンジャ役/坂本 ☆ 仮面の旦那様/神山てんがいさん♪とても温かい旦那様でした。                     

11月に2本芝居に出演し、これまでの私の歴史の中で初めてのことでした。
1本目は「秋雨」。どうぞ~舞台写真をごらんください!
        やさしく、論理的なアスリート:仲谷智那さん/お世話になりました!

本当に礼儀正しい吉田俊大さん★可愛い生井みづきちゃん/ありがとう!

                        家族その1
家族その2
 夫婦:仮面をはずした旦那様

全員揃って♪
「真夜中のテント劇場」演出:小池竹見(双数姉妹)
「秋雨」:演出:金世一(世Ami)
「上船」:山田裕幸(ユニークポイント)

★☆

ZORAは今年、「誤解バラック」を9月に上演いたしました。
この作品を再演できたことは嬉しかったです。今週、吉村さんとは最後の観劇。

一年間、お越しくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!

2013年12月16日月曜日

オツカレサマ☆2013(ヨシムラ)

 
空気が冷えて、月がくっきりと浮かんでいる空。街はイルミネーション、今年もあと2週間です。今年の舞台を終え、久々にふたりだけの飲み会、オツカレサマ会を市ヶ谷の懐かしい居酒屋で開催。ZORAを始めて間もないころ、近くの大学の構内でこっそり稽古し、このお店で鍋一人前を頼み二人で分け、体を温めてから帰りました。状況はあまり変わっていないけれど、10回分の公演の大切な記憶と足跡が残りました。
 
 
また別の日、11月公演『赤と白』のDVD上映会。中川安奈さんのお宅に招いていただきました。ご覧の通り、安奈さんの雰囲気そのままの素敵なおうち。クリスマス仕様のお部屋ですっかり寛いでしまいました。
 
 
そして、今週は芝居2本観劇。
 
MODE『審判』
 
カフカの迷路。不条理というよりカフカの愚痴のようにも聞こえる台詞。再演を重ね、役者の方々のアンサンブル、ダンスや音楽がしっくりと届いた。宮島健さん演じる聖職者の台詞が心に響いた。この様な。「他の誰ひとり、ここには入れない。この門は、おまえひとりのためのものだった。さあ、もうおれは行く。ここを閉めるぞ」 意味ではなく、なんというか、心を揺すられる声でした。
 
 
 
舞台は昭和28年。軽妙な分、ゴーリキーの絶望感が薄い気もしましたが、劇団のチームワークの良さが見えました。村松恭子さん、寝巻と喪服の艶姿。凄みがあります。
 
 
 

2013年12月8日日曜日

舞台を終えて~山梨の富士(サカモト)

「変身」パク容疑者役:坂本★娘:李潤姫
なんだか気が合い、仲良くなりました!
♪♯♪♪
今年5本の舞台をやり終えホッとしました。そして来年への課題も明確になりました。来ていただきました皆様、心より感謝いたします。


天然温泉黒湯に浸かり、思う存分空気を吸い込みました。週末は映画「息衝く」の撮影の為、山梨へ。ずっと暗い楽屋の隅で息をしていましたが、天気は爽快、車から見る富士は輪郭がどんどん大きくなっていき、心もばんばん開かれていきます。朝5時に起床し、午前中は出番もなく待ち時間でしたが、その時間を利用して全体感を感じながら、ようやく台本もゆっくり読むことができ貴重な時間でした。待合室の窓からは冬の日差しを浴びた林が・・・↓


今年さまざまは役をいただけたことは糧になりました。そして最後の芝居は「変身」。役者は変身が命、もっと変身していけたらと思います。「変身」の仲間達ありがとう!


モズ企画:全体写真「ピクニック」・「罠」・「変身」
        あ・り・が・と・さ・ん!!

2013年12月2日月曜日

駆け抜ける。(ヨシムラ)

2013年、あと一か月です。
 

昨日、サカモトの芝居「韓国新人劇作家シリーズ第二弾」が千秋楽を迎えました。私は28日の夜に観劇。カフカ「変身」の虫ならぬ、こちらはマグカップ!赤髪のサカモトがいきなりすっころぶといったシーンで、のっけからふりきれた芝居が楽しかった。同時上演の「ピクニック」も暗いテーマながら凄みのある作品。韓国の作家の描く物語、心情に、添いきれぬ部分は感じつつも、韓国の「底力、活力」を感じました。先日観た「秋雨」ともども、見応えのある作品でした。触発されて集い、友好、交流と口にせずとも、実行しているのですね。おつかれさまでした。
 
我々、今年の舞台、すべて無事終えました。
 

職場から近い、東京大学構内の銀杏です。枯れてゆく葉なのに一年でもっとも美しく、堂々としているこの銀杏に昨年出会い、今年もこうして会いに来ました。この木の下で、風の音を聴き、駆け抜けた今年に思いを馳せました。

適当に平穏でおだやかだった人生前半。打って変わって、いろいろなことが目まぐるしく押し寄せる人生後半です。まだまだ予想もしないことが起きるでしょう。まとめるには早すぎる。ではでは。