ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2013年12月16日月曜日

オツカレサマ☆2013(ヨシムラ)

 
空気が冷えて、月がくっきりと浮かんでいる空。街はイルミネーション、今年もあと2週間です。今年の舞台を終え、久々にふたりだけの飲み会、オツカレサマ会を市ヶ谷の懐かしい居酒屋で開催。ZORAを始めて間もないころ、近くの大学の構内でこっそり稽古し、このお店で鍋一人前を頼み二人で分け、体を温めてから帰りました。状況はあまり変わっていないけれど、10回分の公演の大切な記憶と足跡が残りました。
 
 
また別の日、11月公演『赤と白』のDVD上映会。中川安奈さんのお宅に招いていただきました。ご覧の通り、安奈さんの雰囲気そのままの素敵なおうち。クリスマス仕様のお部屋ですっかり寛いでしまいました。
 
 
そして、今週は芝居2本観劇。
 
MODE『審判』
 
カフカの迷路。不条理というよりカフカの愚痴のようにも聞こえる台詞。再演を重ね、役者の方々のアンサンブル、ダンスや音楽がしっくりと届いた。宮島健さん演じる聖職者の台詞が心に響いた。この様な。「他の誰ひとり、ここには入れない。この門は、おまえひとりのためのものだった。さあ、もうおれは行く。ここを閉めるぞ」 意味ではなく、なんというか、心を揺すられる声でした。
 
 
 
舞台は昭和28年。軽妙な分、ゴーリキーの絶望感が薄い気もしましたが、劇団のチームワークの良さが見えました。村松恭子さん、寝巻と喪服の艶姿。凄みがあります。