ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2014年12月29日月曜日

『東京のブブス先生』 本日、最終日です!(ヨシムラ)

本日は13時の回と17時の回がございます。
当日券もございます。
あたたかな笑いが劇場にあふれています。今年最後の観劇にぜひ。劇場でお待ちしています。



2014年12月22日月曜日

年末、笑い飛ばせ!!(サカモト)


本日、美術家の加藤ちかさんが見え、大変面白いとのご意見、承りました!
稽古で渾身疲れてはおり、文章も少なくすみません!
でも、稽古場での皆の明るい風景をご覧くださいな♪


『東京のブブス先生』
2014年12月26日(金)–29日(月)


下北沢 ザ・スズナリ
作・演出 高見亮子

12月
26日(金)19時
27日(土)15時&19時
28日(日)13時&17時
29日(月)13時&17時

こちらから予約できます! zora_agota@yahoo.co.jp









2014年12月14日日曜日

『東京のブブス先生』駆け抜ける12月!(ヨシムラ)

かもねぎショット公演
に出演します!


かもねぎショット公演

『東京のブブス先生』
2014年12月26日(金)–29日(月)
下北沢 ザ・スズナリ
作・演出 高見亮子

12月
26日(金)19時
27日(土)15時&19時
28日(日)13時&17時
29日(月)13時&17時





稽古前に栗ちゃんのお店へ。女性三人で切り盛りしているカフェ『トラトット』も年末でひと区切り。最後のランチをいただきに訪れました。レバーソースでいただくオムレツ。おいしかった~


栗栖さんと栗原くん

そしてこの日、嬉しいニュースが!!
人知れず猛勉強していたサカモトが、このたび、難しい資格試験に一発合格するという快挙!本当にわたしたちこの一年は大変なことが次々訪れたけれど、こうして年末、いい知らせを聞けて、本当に良かった。今宵はふたりだけで祝杯をあげました。

そして二人揃って賑やかで楽しい作品で、今年を締めくくることができることに感謝。良い年を迎えられるよう、もうひとがんばり、ふたがんばり!!

2014年12月8日月曜日

「東京のブブス先生」出演者あと三人います!(サカモト) 

『東京のブブス先生』
2014年12月26日(金)–29日(月)
下北沢 ザ・スズナリ

出演者:楽しい仲間たち♪♪ コメントもまた追加していきます!
舘さん、栗原くん、坂本、栗栖さん、
吉村さん、渡辺さん、小野寺さん、公門さん、小高さん、山本さん、大久保さん


演出:高見さん  美術:加藤ちかさん



そして私、唯一の休みの日に、衣装の高橋佳さんの舞台を観劇に日暮里へ。
そして、その劇場の持ち主、韓国でお世話になったミヒャンさんとバッタリ。
久しぶりに韓国料理店で、ゆったりとマッコリを飲み、心を休めました。

2014年11月30日日曜日

『東京のブブス先生』 稽古たけなわ!(ヨシムラ)

いつのまにか12月。
銀杏が色づき、冷たい空気がきりりと身と心を引き締めてくれる。いろんなことがあった、あり過ぎた、そんな今年も、あとひとつき。年末の公演に向けて、今年貯めていたチカラと思いを込めて、舞台にぶつけたいと意気込んでおります。

『東京のブブス先生』
稽古場は、活気に満ち満ちています。
見よ!
この個性的な顔々。これでもまだ半分。今回の出演者は総勢14名です。


来る年の幸福と健康を願って、少し苦しくてもなんとかでっちあげて、生きてることは楽しいと思える、そんな芝居に、なるかな。がんばります!


『東京のブブス先生』
2014年12月26日(金)–29日(月)
下北沢 ザ・スズナリ
作・演出 高見亮子


こちらからもご予約できます。お名前、日時、枚数の記入をお願いします。
☞ zora_agota@yahoo.co.jp

当ページにて、公演詳細や出演者情報を続々、アップして参ります!!


2014年11月24日月曜日

安奈チャン、さようなら(サカモト)


本日、中川安奈さんのお別れの会に出席し、青山葬儀所まで足を運びました。私は遅れての参加だったので、熊谷真美さんのコメントも、上條恒彦さんの歌や、旦那様の声も聞くことなく献花してきました。でもいいんです。安奈ちゃんに会いに行きたかった。だって安奈ちゃん早すぎだよね。

劇団第三エロチカのメンバーと久しぶりに会い、懐かしい面々、芸能界の方も大勢。とてもシンプルな美しいお別れ会でした。赤いバラを一輪献花する。安奈ちゃんの写真を真ん中に。


仲間、人は仲間がいなくては。どんなに少人数でも。とても疲れていた今日でしたが行ってよかった。、安奈ちゃん、私はもう少しがんばりますね。むこうに行ったら演劇話で盛りあがりましょう。よくしてくださった思いは、心の中で生き続けます。ありがとう。


2014年11月16日日曜日

jazzzzzzzzzzz-dance/中華街(ヨシムラ)

次回かもねぎで一緒の公門美佳さんはじめご縁のある面々も出演しているダンス公演を観に行ってきました。

黒沢美香&ダンサーズ
jazzzzzzzzzzz-dance




『原始、女性は太陽であった』
そんな言葉がよぎる。本能的な躍動、力強さといかがわしさ、かわいらしさもあって、なぜか笑い出してしまう。ああ、見ているより踊りたい。異国と昭和が漂うホール。総勢26名のダンサーたちは壮観。鼓膜に響く生ドラムと、黒沢美香さんの圧倒的なセンスにやられました。弱って休んでいた頭と体に心地いい平手打ちを受けたような、清々しさ。そして中華街の匂いと活気に食欲もわいてくる。力がみなぎってくる。見ているより踊るほうが絶対にいい!


イカしてる音と躍動する肉体。動画をぜひ!!

さて。
こちらは、かもねぎショット公演『東京のブブス先生』稽古場です。
ご主人を取り囲む、ひとくせありの女たち。本番に向けて、こちらも熱が入ります。生きること、食べること、人と揉みあいながらかかわってゆくこと。わたしたちも久々のスズナリで、2014年の締めくくり。笑い納めに、ぜひ下北沢へお越し下さい。お待ちしております!

左から、渡辺信子さん、大久保洋太郎さん、栗栖千尋さん、坂本。


『東京のブブス先生』
2014年12月26日(金)–29日(月)
下北沢 ザ・スズナリ
作・演出 高見亮子

2014年11月10日月曜日

霧のホテル(サカモト)


映画撮影の為、山梨まで。富士山の真下、富士山をこんなに近く大きく見れることは心が幸福感で漲っていきます。紅葉が美しくホテルもなかなか取れないとのこと。




今回の宿は、隠れ家的な本当に質のよい素敵なホテルに宿泊しました。キャンドルライト、薄暗さ、朝食のスープの美味しさ。客室は三室しかなく、上質のおもてなしをしてくださり、陶芸品に囲まれ、洋風な肌触りと、手作りのあたたかさが心地よく。

夜は霧が立ちこめ、窓から幻想的な世界が広がっています。都会を離れ車でしか来れないこの宿で、映画のカットシーンでの集中に、舞台と違った作業に挑み、疲れ、でも楽しくなってきている自分を感じています。



私の出番は今回で全て撮りきりました。長いスタンスで関わった初映画。来年初夏公開予定。どうぞお楽しみに。

←撮影場所


私が死に行く最後のシーンを撮りきった後、ため息をついていると「ちゃんと死んできたかい?」と、この家主さんは温かく声をかけてくださり、写真を撮ってくださいました ↓↓



2014年11月2日日曜日

今年の年末!『東京のブブス先生』(ヨシムラ)

わたしたち

かもねぎショット公演

に出演します!


2014年は、わたしたちそれぞれの事情で芝居をお休みしていました。10月はお互いひと区切り。そして11月。年末の芝居に向けて始動しました。あたたかく懐かしいメンバーと、初顔合わせとなる、大久保洋太郎さん、舘智子さんさんも一緒に、芝居作りのためのワークショップを行いました。

久々に頭と体を使い、へとへとになりましたが、人々と関わることの楽しさ、作品が産まれる過程の空気に久々に浸り、じわじわと嬉しさがこみ上げてきました。弱気になることも多々あった日々、大好きな人との別れはやりきれず。年末、いろいろな気持ちを込めて、真摯に舞台に立ちたいと思います。



職場の近くに古い漆器専門店があり、この時期になるとお正月用のお重が並びます。昨年の今頃ここを通りかかり、一人用の小さな重箱を見つけて欲しくなりました。季節折々には旬の食材を使った料理があり、子供の頃はあたりまえに食卓に並んでいました。母の作るお節料理も、今思えば立派なものだったけれど、ありがたみも感じず食べていたなぁ。迷ったあげく、一人用の重箱をこの先も使うのかと少し寂しくもなり、結局買わずに過ぎました。そして今年もお重が並ぶ季節になり、一年のはやさに驚きます。今年の年末は、芝居。お節の準備どころではなく、バタバタと駆け抜けて年を越しそうです。それもまたわたしらしく。



『東京のブブス先生』
2014年12月26日(金)–29日(月)
下北沢 ザ・スズナリ
作・演出 高見亮子

当ページにて、公演詳細や出演者情報を続々、アップして参ります!!



2014年10月26日日曜日

ありがとう(サカモト)


冬に入る前の、澄み切った高い空。人は死ぬとどこへ行ってしまうのだろう。冬支度の前の空気。 季節の変わり目にさらっと好きな人がいなくなってしまう。


今年は勉強していたことがありまして、舞台も少し休憩しそちらに時間を費やしていました。慣れない分野を脳に叩きこみ、刺激を与えつづけ。学生に混じって図書館通いが日課となっていました。
そんなある日、図書館の個室にいますと吉村さんから連絡が入り、安奈さんが亡くなったと聞き、えっと愕然としました。それまでの集中が切れ、そのまま家に帰ってしまいました。


安奈ちゃんは、本当によく芝居を観に来てくれました。私には少し寂しげなところもあるような気もしていて。でも明るく、ざっくばらんとしていて、そして美しく。

 昨年の5月:両国「餃子会館」にて



その後も、秋に芝居を観に来てくださり、「明日から、ジャンクフードと砂糖絶ち!」と言ってニコニコしながら帰られました。そして今年3月に、かもねぎショットの公演を観劇しにいくとばったりお会いし沢山お話ししました。いなくなってからしか言えず、本当にさみしさでいっぱいですが、安奈ちゃん
ありがとう。どうぞ安らかに。心よりお祈りします。

2014年10月19日日曜日

中川安奈さんのこと。(ヨシムラ)

あまりにも急で、信じられない気持ちのまま。
一夜明けて、安奈さんの死は、悲しすぎる。悲しくてたまらない。
美しい人。天真爛漫で、少し不器用なところもあって、よく笑って、本当に魅力的な安奈さん。

一色一成ギャラリーより

安奈さんがまだ高校生の頃、第三エロチカの舞台を見てくださり、その後1999年に『ロスト・バビロン』に出演していただき、旅公演もあり仲良くなりました。ZORAの公演も何度も観にきてくれました。2005年にかもねぎショットの『ロシアと20人の女たち』でご一緒し、昨年『赤と白』では、姉妹の役をやらせていただいた。ちょうど去年の今頃は、毎日稽古場で顔を合せていました。ひねくれ者の役のわたしは、あたたかい安奈さんの笑顔に包み込まれていました。共演の海老原さんとわたしは、無邪気に笑い転げる安奈さんの可愛さに、すっかりまいっていたのです。



お互いに病気の話はほとんどしなかったけれど、安奈さんは気丈で、ギターを習ったり舞台にも意欲的だったから、少しずつ快方に向かっているものと思い込んでしまった。今は途方に暮れ、なぜ風のように行ってしまったのだろうと、心が砕けそうになります。

大好きな人の死はつらすぎて、長く生きて行くことは、人の死を見送り続けることにも思え、やりきれない。しかし、いつかは自分も見送られる。その日までは、懸命に生きなければならない。

2014年10月13日月曜日

風が吹いている(ヨシムラ)

台風19号が関東に近づいている夜です。


私の中では、一年前より始まった、治療という試練が終わりつつあります。『ライフ・イズ・ビューティフル』という映画では、強制収容所に入れられた父が息子に、絶望的な状況を「これはゲーム」だと教え、息子が希望を捨てずに生き延びられるよう必死の嘘をつきますが、この映画を治療中に見たこともあり、つらい状況をひとつひとつ、ミッションをクリアするような思いでやり過ごしてきました。これまでスポーツで体を鍛えた経験もなく、すぐに音を上げてしまう根性が少し逞しくなったような気もしています。


さて、
『ブブス先生』は1925年にアレクセイ・ ファイコが書いた戯曲で、築地小劇場で上演された「検閲上演台本」なるものが存在しています。作家の高見さんが、『ブブス先生』という語感の面白さから注目し、次回かもねぎショット公演のタイトルに「東京の」をつけ冠しました。このたびの芝居の取っ掛かりを求めて、先ずはこの台本を読む会を催しました。



検閲などという物々しいイメージとは違って、100年前の人々が愚かしくも生き生きと描かれ、個々と社会が、今よりもっと闘っていた時代の空気も感じられ、よい本でした。『ブブス先生』とは何者か?まだ我々にもわかりませんが、これから参加メンバーとともに、作り上げて行きます。年末の上演に向けてチカラをあわせ、奮闘したいと思っています。




かもねぎショット公演
『東京のブブス先生』
2014年12月26日(金)–29日(月)
下北沢 ザ・スズナリ
作・演出 高見亮子

当ページにて、公演詳細や出演者情報を続々、アップして参ります!!

2014年10月5日日曜日

足立高校(サカモト)


先日35年ぶりに同窓会に出席しました。高校3年の頃はとても不安定で、同じクラスの方とはあまりお付き合いもせず。卒業してからもずっと途絶えていました。ところが、私が以前いた劇団の公演の宣伝が新聞に掲載された時、私の名前を覚えてくださった担任の先生が、横浜の劇場まで突然観に来てくださり、そこからまたお付き合いがはじまりました。

ビートたけしさんも卒業された足立高校。台東区、足立区・・・下町の輩が揃い、三社祭りの頃は、教室が活気づき、なんだかわからないパーティ券を配布している男の子もいたり。でも私はひたすら暗く、何かと戦っていました。もやもやした思いの原因を自分でもつかめずにいました。それはきっと自分の未来についてです。何がやりたいのか?何に惹かれているのか?どうしたいのか?受験戦争に入っていくメンバーとも相容れず、高校3年より中野のダンス教室に通いはじめました。

アルバイトで「ヤングお!お!」という番組のバックで踊ったときは、本当に楽しかったです。これまでにない経験。司会のさんまさんを見たり、おトイレでは榊原郁恵さんと遭遇し、生で売れている歌手の方の歌を聞き、下手な方もいれば、本当に美味く声が通る岩崎宏美さんの歌声に感動していました。その時のダンス教室の方とよくレッスンを終えては中野の喫茶店でお話し、私の中で世界感が急激に広がりつつありました。


踊るのは今も大好きですが、その頃求めていたものは、もっと知的な何かでした。演劇という分野の暗闇。未知なもの。テレビ番組の明るさとは相反する、もっと魂の表現に近いなにか。・・・話すと長くなりますが、そうあれから35年経ちました。相変わらずこうして演劇を続け、あの頃、あんなに辛く悩んでいたことは、間違いではなかったと思っています。だってこうして今も続けているのですから。

「まだやってるの?」とよく聞かれます、それはいつかはやめるってことを意識しての質問かな?
でもずっと一生やっていくんです。好きなことをみつけた喜び、それは理屈ではないですから。

演劇をはじめてからからのメンバーと共に、これからも発信していきます!どうぞよろしくお願いいたします。はばたけ心~♪♪     12月は、下北沢スズナリで、お待ちしています。

♪♪ 踊っています!  「恋のBAILABAILA」

☆撮影が再開しました! 映画「息衝く」サポーター募集中

2014年9月28日日曜日

吉村姉妹(ヨシムラ)

両親が亡き後、産まれた時から一緒の家族は、姉だけになった。
少女時代は、活発で弁の立つ姉になにをやってもかなわず、それでも小中高と同じ学校に通ったものだから、行く先々で「吉村の妹」と言われ、必死で後を追いかけてきた。しかし演劇を始め、その道はまったく違う方へ向かっていった。私が芝居に明け暮れている間、姉は子供たちを育て上げた。その姉と最近はよく行動を共にしている。


昨日は秋の風が気持ちよく、姉妹で上野へ散歩に出かけた。幼い頃は家族でよく来た動物園。陽が傾きかけ、動物たちも寝小屋へ入る時間で少し寂しかったが、パンダ初来日の頃を思い出したり、昔から大好きだった猿山を眺めたり、上野の森の大木から発する「気」を感じつつよい休息になった。



動物園を出ると、上野公園のなかで『リレー・フォー・ライフ』という、がん患者と家族を支援するイベントにたまたま遭遇した。このようなイベントは日本ではあまり馴染まず(と私には思える)少し違和感もあったが、せっかくなので、リレー・ウォークなるものに少し参加した。   

歩きながらつらつらと思った。
昨年は、9月28日まで『誤解バラック』公演があり、その直後に行った健康診断から始まり、いままで本当にいろいろなことがあった一年だった。とても貴重な体験で覚えておこうと思うのだが、どんどん時が経つし、次々新しい試練があるので、結構忘れてしまった。そして今また新しい芝居に向けて、少しずつ準備を始め、忙しい。そんなふうに、目先の楽しみに心動かすことが、とても幸せなことなのだと思う。


姉が持って来た写真。1991年、箱根家族旅行。



2014年9月22日月曜日

天高く馬肥ゆる秋(サカモト)


空が高く、空気が清々しい。からだを通っていく風も心地よい。梨を食べ、お墓参りにも行き、あの世に行く方を見送り。死ぬことが単に寂しいだけではない、この世に生きている営み全てを愛したい大らかな気持ちにさせてくれる。そして、新しいエネルギーを漲らせてくれる。

でもちょっと疲れ、午前中だけでも休もうと某有名人も見かけるSPAへ。黒湯の温泉に浸かり、心と体を休ませ新たに出発しようと思いました。平日の朝風呂は空いているし、お湯もまだとても綺麗で至福のひとときが過ごせるのです。送迎バスの前の席には、おばあちゃま二人。ずっとお話をされています。お墓のこと、死んでからのこと、自営業とサラリーマン家庭の年収の違い、今の若い男の子のこと。後から品のいいおじさまが一人乗り込まれて、計4人のお客を乗せ出発~

                     

私のお目当ては露天風呂。しっとりとした黒湯に浸かり羽を伸ばす。そして、つぼ湯。五右衛門風呂ではないけれど、丸く、人ひとり入れるくらいの源泉かけ流し。からだを沈め両足を丸出しに。
                  

ああ満足と外から戻り、塩サウナ、アロマサウナ、ジャグジー。最後にやはり露天風呂。もう一度外へ行くと、あのバスでのおばあちゃま2人が一緒につぼ湯の黒湯の中に。えっそこに2人で入る?そしてまたもやお話に夢中。今度はお互い向き合って延々喋り続けています。まあるい直径1メートルもない中で、黒いお湯に2人の小さな白い肩。あまりに可愛くて、体だけでなく、心もほどけていく瞬間でした。

2014年9月14日日曜日

十六夜(ヨシムラ)

8日。十五夜の東京は雨で、中秋の名月は拝めず。
翌9日は、月が地球に最も近づいたときに、月の姿が大きく見えるという、いわゆるスーパームーンの日。帰宅時に見上げると、いつもより数倍明るく輝く大きな月が浮かんでいた。月の光の下で、小さい人間のわたしがとぼとぼと歩いている。


1999年9月 東京 スーパームーン

月といえば、1999年の夏にオーストリアのグラーツで体験した皆既日食を思い出す。太陽が月にすっぽり隠れてしまうという現象で、真昼に訪れた暗闇と冷気の不思議な感覚は忘れられない。自然、宇宙の美しさ、恐ろしさ。


1999年8月11日 グラーツ 皆既日食

10日は夕方から猛烈な雨。新小岩駅は冠水。我が家の近くの明治通りも川のようになった。本当に、一瞬にして。日本各地の災害を急に身近に感じた。

帰宅すると玄関のドアに紙袋がかけてあり、中を見ると、ぴかぴかの野菜たち。


家庭菜園で穫れた無農薬の野菜を届けてくれた方あり。穫れたての野菜は苦みもあり滋味深い。食べ物が人間の体を作っていくことを実感しつつ、ありがたく、美味しくいただきました。

朝顔 その4 まだまだ咲きます!



2014年9月7日日曜日

足柄ふれあいの村(サカモト)


9月に入って二泊三日で足柄ふれあいの村まで行ってきました。まずは一人、午前中小田原駅で降り、
小田原城で休憩。海岸線まで散歩。今年は海をまだ一度も見ていなかったので、どうしても見たかったのです。砂浜では海の家を取り壊し中。けれど海を見るとはるか遠くで、優雅に背泳ぎで泳いでいる方を一人発見。私も無性に泳ぎたくなりましたが、好きな石を二つ拾い砂浜を後に。

そして、伊豆箱根鉄道大雄山線に乗車。

来年の「韓国新人劇作家シリーズ第三弾」戯曲検討会のため大雄山へ。久しぶりにモズ企画のメンバーと過ごしました。林間学校のような夏の終わり。森林に囲まれたキャンプ場で、小学生や
大学生に混じり、最終日は宴会↓♪↓肉、イカ、焼きそば、お好み焼きを作り、ビールで乾杯。
今回加わる新しい演出家の方、役者も加わり、新鮮な出会いも!
私は久しぶりに東京を離れ、いい気分転換になりました。
行きは電車、帰りは車で送っていただき、途中温泉にも浸かり・・・。
始めた頃は、演劇的にも皆バラバラの出身で、意見も合わずぶつかり合いました。でもこうして続けてみると不思議な力が。皆が自分の劇団、チームを持ちながら、こうして一年に一回集まる。もっと活性化されいい作品を、日本では発掘されていない良質なものを発信できればと思っています。

公演は来年3月です!詳細はまた、お知らせいたしますね。

坂本踊っています!「恋のBAILABAILA」

2014年8月31日日曜日

夏の終わり(ヨシムラ)

猛烈な暑さが去り、夏の終わりは突然。
涼やかな風を心地よく受けながら、少し寂しいような気にもなります。


西瓜糖『じゃのめ』を観に、下北沢へ。この街もずいぶん様変わりしましたが、雑多な街を歩けばやはり懐かしく、力が湧いてきます。

『じゃのめ』に出演の宮島健さんと。
この芝居は、関東大震災によって一転してしまう人間や状況が描かれていますが、今まさに、この国では次々と襲いくる天災や伝染病に見舞われ、試練に立たされています。人間の無力さ、演劇の意味、災害の映像を観ながら茫然としてしまいます。やりきれない思いと、怒り。そして、自分自身に起きてしまった病い。

「これがなかったら、こうはならなかった」

なかったことにはならない人生。違ってしまったなにかと向き合い、進む。そういうふうに、ちょっとずつでも、進む。それしかできない。


そして私たち、久々の舞台!
今年12月、揃って『かもねぎショット』公演に出演します!

『東京のブブス先生』
2014年12月26日-29日
下北沢 ザ・スズナリ
かもねぎショットの高見亮子さんと。

詳細は随時お知らせします。乞うご期待!!

2014年8月25日月曜日

突き抜ける時(サカモト)

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                 「動機」 舞台写真:中川忠満
ギイ・フォワシィシアターのコンクールで、「動機」で出演したZORAの舞台写真です。主催者である谷正雄さんが、7月23日に亡くなったそうです。66歳。全然知らなかったです。

私にとってこの作品は、思い出深いものです。女二人、演出家もいないのにコンクールに参加し、ゲネプロでどきまぎしている私達を、照明家の小関英勇さんが見兼ねてシアターχの稽古場で演出してくださり、この芝居の影と光を浮き立たせてくださいました。そして私達はこの作品で、味の素賞という賞までいただきました。最優勝はテアトルエコーの方。演劇というものが番付で評価される。この発想はこれまでの私の人生ではじめてのことであり、その評価が私にエネルギーをもたらし、きっとZORAにとっても躍進であったのです。

 「デモ隊」   相手役:神山寛さん 
一昨年、小関さんより「デモ隊」↑という↑、ギイ・フォワシィさんの新作に出ませんかというお話があり、昨年5月に出演。この作品が、谷さんにとっての最後の作品であり、私にとっても谷さんとご一緒する最後の舞台となってしまいました。稽古後いつも自転車を引きながら居酒屋に訪れ、池袋で一緒に飲み雑談したことが夢のようです。どうぞ安らかに。ご冥福をお祈りいたします。


お話は変わりますが、花火大会。もう見られることを諦めていたのに、ビルの屋上より頭上に大きな大きな花火を沢山みることができました。花火は厄除けということも聞きましたが、ひとつひとつ舞いあがるたびに、地響と共に、悪いものは寄せつけないぞーと発しているようでもあり、美しく爽快感があります。夏の夜空に大輪のパワー。現実を忘れてすっかり見とれてしまいました。

そしてスポーツクラブで踊ってます~エアロビクスはまさしく老化防止!
「恋のBAILABAILA」