ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2013年2月10日日曜日

春まぢか。『SHOWとショート・ショート』(ヨシムラ)

寒くて寒くて。がたがたと震えるほど寒くて、深夜40度近い熱。うまれてはじめてインフルエンザに感染した。三日三晩こんこんと眠り続けたあとは、細胞が入れ替わったようにすっきりと目覚めた。しかしずっと風邪もひかず、健康だけには自信があったが、昨年頃よりガタが来始めて自信が揺らいでいる。節目なのである。体内の声に耳を傾け、過信せずに、調子よく、いきいきと生きていかなければ。

そんなこんなで約一週間休んでしまいましたが、再始動です。まずは、3月の公演。本公演のための書き下ろし新作短編も完成し、あとは稽古のみ!!


勝田演劇事務所プロデュース公演
『SHOWとショート・ショート』




2013/03/15(金) ~ 
2013/03/18(月) 

会場:六本木ストライプ・スペース
地下鉄六本木駅芋洗坂徒歩5分

出演: 村松恭子 吉村恵美子

脚本: 高見亮子
演出: 勝田安彦


2,500円 ワンドリンク付 自由席(開場は開演の40分前)


3月15日(金)19:00
3月16日(土)14:00/19:00
3月17日(日)14:00
3月18日(月)14:00


スタッフ 
美術/加藤ちか
音響/小沢高史
照明/光田卓郎


共演させていただいている村松さんとの出会いは、20数年前にさかのぼります。その頃の村松さんは、後輩のわたしから見るとかなり「ぶっとんで」ました。過激で、あぶなっかしくて、あふれる情熱と愛情を持て余しているようにも見えました。今その大きな愛は、ご家族やまわりの人をあたたかく包んでいます。村松さんはわたしにないものを持っています。包容力、やわらかさ。そのやさしさについ頼ってしまうのですが、甘えてばかりもいられません。果敢に挑んでいきたいと思っています。こんなに長いおつきあいなのに、相手役は初めてなのです。おまぬけ探偵や、老姉妹、女優の楽屋ものなど、バラエティに富んだラインナップ。どうぞお楽しみに♪

こちらもご覧ください。

2013年2月1日金曜日

高瀬舟(サカモト)


1本の電話から、急遽、こちらに参加させていただくことになりました。役者堀越さんから、今、自分が語りたいと思うものある?と聞かれ、即答で、森鴎外「高瀬舟」と答えました。公演が、4月と聞いて殊更そう思いました。

以前、日本語で語ることが辛く、随分と落ち込んでいた時期がありました。感覚で突っ放してきた限界がありました。東京で育ってきたはずなのに、標準語ができていないと散々言われました。そんな折、様々な方達との出会いの中で、ことばを捉えなおすいい時間をいただきました。能を通して故観世栄夫さん、長く共に活動した篠本賢一さん、「子午線の祀り」の舞台では、観世葉子さん、諸先輩方々から学ばせていただきました。

そして、原武彦さん。ある舞台を見て声をかけていただき、2006年に、原作/永井路子、演出・脚色/原武彦、監修/岩村久雄(文学座)、ひとり芝居「母子かづら」に出演しました。これまでの芝居の中で、一番緊張し、まっ白になってしまった舞台です。ひとり芝居の恐さを思い知りました。けれど、これをきっかけに私の中で、確実に変わった部分がありました。その恐さこそ舞台であり、今までの私は稽古してきたことを間違いなくやるという意識が強すぎたのだと思いました。

「母子かづら」の舞台を終え、原さんが「高瀬舟」を持ってきて、少し稽古いたしました。けれど、私の公演があったせいかそのままになってしまい、4月がくる度に、桜が散るとこの作品を思いだしていたのです。けれどこの4年余りは、私の生活状況が大きく変わり、思い出すこともなく、忘れていました。でも、今、これを読みたい。あれから7年の歳月が経ち、原さんとまたご一緒できることに感謝し。

「高瀬舟」は、京都の高瀬川をゆく小舟。ひとりの罪人が運ばれていきます~。
公演場所は、 浅草リトルシアター 。隅田川を背に「高瀬舟」を語り、今年はいいスタートを切りたいと思います。

チラシの送付は、もう少しお時間をいただきますが、ご予約は坂本迄。又、ZORAのアドレスにくださっても結構です桜、咲く頃、お会いしましょう!

2013年1月27日日曜日

ああ(サカモト)

                    吉村、海老原、坂本

ああ、ひとつのことを成し遂げるということは、すばらしい!もぐらのように、この2ヶ月、芝居から遠ざかり、地元の図書館で延々、篭り、勉強をしていました。もう、忍耐もなく、隣の雑音も許せず、私は何と戦っているのか?

この日の、国家試験の夜遅く、今年のZORAで共演すべく、先輩の海老原さんとも、渋谷で会うこともでき、3人で、ほのぼのと気持ちがほぐれていくひととき。

芝居から、遠ざかっていたはずの2ヶ月だったはずなのに、この期間に、新しいお仕事の声もかかり、今年は忙しく、いい作品に出会えそうです。私の今年は、今日から始まります。皆様、どうぞよろしくお願いいたします!

2013年1月20日日曜日

雪と覚悟(ヨシムラ)

雪。天から降るこの世の美しいもの。
いつのまにか音もなく一面を覆い、あらゆる色彩も天地の境も消してしまう。両手を上げて空を仰げば天国にまで向かってゆけそうだ。

路肩の雪が凍りついて残るなか、今週は2本の芝居に出かけた。


グループる・ばる『片づけたい女たち』

永井愛さん作品には、会話のおもしろさの中にも、社会への啓発が見え隠れし、ずっと矢面に立っている潔さ、「覚悟」が感じられます。その台詞を力まず、それぞれの個性と絶妙のコンビネーションで紡ぐ三人の女優さんがすてきです。特にこの「片づけたい女たち」は、再演を重ね、醸造されたお酒のような味わい。みなさん10年程先輩ですが、こんなふうに命がけで、しかも軽やかに舞台を続けておられる姿を見られることは、ほんとうに幸せで、まだまだこれからと励みになります。





ダンサーの吉沢恵さんがプロデュースした作品。2年前の冬「メゾンドフジ」でご一緒したみなさんが出演されていて懐かしい。連日、恵さんが稽古場に大鍋を持って現れ、おいしい夕食を振る舞ってくださったことを思い出します。吉沢さんのダンスは、あたたかくおおらか。でも時折のぞく「凄み」にやはり表現者としての覚悟を見るのです。


年を重ねてゆくには覚悟がいります。顔には相応の年齢が刻まれ体のあちこち不具合も起きる。でも50にならないとできない表現もあります。今年も芝居を女たちや男たちと共に作っていくのですが、雪のような包容力と落ち着きも兼ね備えながら、過激に鋭く攻めて行きたい、という野望も実はあるのです。

2013年1月13日日曜日

『SHOWとショート・ショート』(ヨシムラ)


暮れから三が日もずっと仕事をしていて今年はお正月気分を味わえませんでした。元旦、せめてもと仕事帰りに「とげぬき地蔵尊」へ行き、洗い観音をごしごし磨いてまいりました。今年も健康で芝居と仕事に励めますように。

今年の第一弾は、
勝田演劇事務所プロデュース公演
『SHOWとショート・ショート』




役者には化ける楽しみがあります。でも、いろいろなものに化けているうちに一番身近なはずの「女」から遠くなってしまったような。このたびは、チラシ撮影に際し気合いを入れてメイクアップ。成果はいかに。「女」に化けられたかどうか。

楽屋の姉妹、張り込み中の探偵、海の向こうから現れる怪獣を待つ双子の話など、高見亮子作の独特の世界を短編集にしてお届けします。

今年は

春、3月 勝田事務所プロデュース公演『SHOWとショート・ショート』
夏、7月 かもねぎショット公演 
秋、10月、ZORA公演 

の3本を予定しております。

2013年、始まりました!
生誕から半世紀。手応えのある、味わい深い一年に。
今年もどうぞよろしくお願いします。

2013年1月6日日曜日

海外へ、(サカモト)



今年はどうなるのかわからない、そんなかんじです。でもまた年内に、日本から飛び出したいと思っています。海外へ行くと、心がひらかれていきます。これはどうしようもない思いです。居場所を変えて、また戻る日本に厳しい現実が待ち構えていようと。

昨年、母方のおばあちゃんが97歳で亡くなり、本当は喪中の葉書も出さなければならないのに出しもせず、沢山の年賀状をいただきました。すみません。でも皆さんの近況やら、ご家族の写真、子供が生まれた方、とてもあたたかい気持ちで見させていただきました。本当に私に送って下さった方、ありがとうございました。

医療現場に携わって、もうすぐ4年が経とうとしています。死に対する感覚も随分、変化しました。日常で死にゆく人を見る機会が多くなり、最初は戸惑った思いも、ご家族の複雑な思いを背に、淡々と仕事を考えている自分がいます。大事な何かを少し失くし、強くもなりました。ひとりで生きてきた時間が長かった私には、沢山の勉強の時間をいただきました。

元旦の朝、病院の屋上から富士山を眺め、あまりに大きい富士山に圧倒されました。そして美しい。今年はもうひとつ、這い上がっていくぞー!


☆今年の初舞台が決定しました!
・5/28~6/2 ギィ・フォワシィ・シアター 「動機+デモ隊」 演出:山崎哲史
詳細はこちら→2013/動機/デモ隊+ショート4

そして、このあとも続きます!
・7中旬  かもねぎショット公演 下北沢《楽園》 
・秋    ZORA公演 《新宿サニーサイドシアター》
・冬    もうひとつ増えるかも

映画
・2014公開予定「息衝く」木村文洋監督 映画「息衝く」公式サイト

今年も、元気な年に! 

2013年1月1日火曜日

2013年、初春

あけましておめでとうございます。
今年も ZORA をよろしくお願い致します。