この作品に決まって、新宿、下北沢、神楽坂と場所選びに思いをめぐらしていまいしたが、どれもピンとこなかったのです。そんな折、知人から朗読会の案内をいただき、行ったことのない場所であったため、ネットで検索してみました。美術館でした。そして六本木。脳が動きだしました。
久しぶりに六本木交差点に立ったとき、ほのかな高揚感に包まれました。見上げる六本木ヒルズは煌煌と輝いています。開幕の20:00までには時間があったので、ひとりカフェで、タピオカ入りアイスコーヒーを飲み、サーモンクリームチーズサンドイッチを半分食べる。今の季節はオープンカフェがとても気持ちがいい。さまざまな人種、職種の人が繰り出すこの街。場所が変われば、普段耳慣れない会話が飛び込んでくる。これだ!「ジョンとジョー」の舞台もビストロです。舞台装置は、街を選ぶことから始まるのかもしれません。
朗読会後、知人たちと俳優座劇場近くの店に繰り出しました。蒸し暑かったので、ビール1杯、ハイボール2杯を立て続けに飲みました。男性演出家三人とZORA、話も鰻登り。もう少ししたら、きっと場所も決定することでしょう。いろいろな要素を探りながら、今はひとつの作品を外部から肉付けする時間なのかもしれません。また詳細はお知らせさせていただきますね。