夜の寺など行くものではないと聞いたことがあるが、まさしくそうだった。さみしくて、悲しくて。浅草寺や、他の寺の大晦日であれば、華やかな屋台と人ごみに紛れ、気持ちはある種、高揚もしよう。けれど私が詣でた6日は、既にその域をはずしていた。18時過ぎ、日は落ち、人っ子ひとりもいない。そば屋も出店も皆、閉まっている。せっかく来たのにと思い、閉門された門の前で祈った。ここで祈らなければいつ祈る。トボトボ歩いていると、やがて水路の音、竹が風に吹かれる音を耳にする。静けさが心地いい。いい音だなあ。心が穏やかになっていくのがわかる。こんな年の初めもいいかもしれない。
てなわけで、久しぶりに私からの投稿です！家のパソコンが壊れ、やっと新入りが登場しました。昨年暮れには、六本木まで足を運んで下さった方、誠にありがとうございました。皆さんとお話し、これからもやっていく勇気をいただきました。まもなく舞台写真も登場することでしょう～
そして来る1月12日、私、朗読いたします！
DANCE LIFE -Mieko Fuji Dance Week-
『Dance Today vol.5』
題名は
「金魚のC子」。ダンサー吉沢恵さんとコラボします。演出は、伊藤多恵さん。作品は藤枝静男さんの「田紳有楽」の中から抜粋しています。とても色っぽく力強さを感じました。朗読というより、これは芝居だと感じ、残された日々の中で、どう格闘していくか、もうそれだけで、あたまがいっぱいになってしまいました。どうぞ、よろしかったら皆様、いらしてください。私の年のはじめは、この作品からスタートします！（今回はDMを発送しませんので、ZORAアドレス zora_agota@yahoo.co.jp に送信願います。）
日程：1月12日（水）16：00/19：00（会場30分前）
詳細はこちら→
あうるすぽっと公演情報
