「クミの5月」の公演を終えて、週末はようやく夏休み。2泊3日で尾瀬へ。
初日はどしゃぶり雨にも降られ、6名で、淡々と濡れた木道を滑らないようにと。山が見えない。
パノラマに癒される。狭い東京にいるとストレスでおかしくなりそうな時もあるが、パノラマの中では、まあるい中にポツンと一人でいる感じ。倒れても救急車も来ない。世界観が変わる。
山小屋到着。檜風呂の熱い湯が疲れを癒してくれる。そして夕飯は、岩魚の煮魚の上には黄金イクラと言われる岩魚の黄色い卵。マイタケご飯。山椒料理等。もう、がっつきました。
翌日はようやく晴れました。前日に、同室のいびきに全然眠れず、完全なる睡眠不足。歩数は初日24000歩、2日目は21000歩。高低差があまりないので疲労度はいわゆる登山よりは楽。
この日はまるや旅館へ。岩魚の塩焼き、裁ちそば、天ぷら、山菜等、三人となりゆっくり日本酒で味わう。雨予報でキャンセルもあり、人が少なく、ゆったりしみじみ宴会。
モンローリップ(硫黄苔)
「クミの5月」の皆様。お越し頂き、誠にありがとうございました。
翌日、暑い東京での仕事を終えて、夕方坂を下っておりましたら、沈む夕陽に、虫の音に、酷暑の終わりを感じました。こうして一日が、物事が終わっていく。
お越し頂ける方の拍手、知らない方とも気持ちがどこかで繋がっていく。良い作品を通じて共鳴できることは、演劇の醍醐味です。本当にありがとうございました。