ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2013年10月19日土曜日

韓国現代戯曲連続上演:『秋雨』 ♪♪ (サカモト)

 『秋雨』
〜第20回BeSeTo演劇祭(日中韓による国際共同演劇祭)〜
Miryang International Performing Arts Festival 2012 受賞作!
2013キャスト一新で再々演!!
作:ジョン・ソジョン 演出:金世一(世ami)
場末のホテルで起こった連続殺人事件をきっかけに、再び出会った離散家族の物語。
【日時】11月6日(水)      19:00 
        7日(木)      19:00 
        8日(金) 15:00・19:00 
        9日(土) 15:00・19:00
       10日(日) 11:00・16:00
【会場】駒場東大前 こまばアゴラ劇場
【チケット】3,000円
【詳細こまばアゴラ劇場BeSeTo演劇祭:地図)
ご予約zora_agota@yahoo.co.jp(お名前:観劇日:時間を!)
【出演】坂本容志枝 神山てんがい 仲谷智邦 吉田俊大 生井みづき                                          
 ☆☆ 
家に帰ると百合の香りが部屋に充満しその匂いに圧倒されます。花を慈しむ気持ち。秋になり、そんな楽しみをもっと自分の中に持ちたいですね。昨夜は劇団コリペの「小町風伝」を観劇し、刺激され元気が出ました。終演後少しお話しました。けれど彼らはまたそこから、ダメだし、稽古。できるまでやるというユンテクさんの言葉を思いだしました。


神山てんがいさん今回のダンナ様です。

2年前に韓国へ行き、その際演出のイ・ユンテクさんから、ジャン・ジュネ「女中たち」と、こちらの「秋雨」のお話をいただきました。稽古も少しし「秋雨」のスンジャという役を稽古場内で発表しました。その時なぜかこの役が自然にからだに染み入ってくるある感覚を覚え、忘れられなかったのです。けれどその期間の中で二つの役をやるのは、私にはとても無理でした。


けれど、この役がまた私に帰ってきました。不思議です。あれから時が経ち、今、この役をやれる喜びを胸に秘め、がんばろうと思います。(稽古場前で:坂本)

2013年10月13日日曜日

赤と白(ヨシムラ)

早朝、地下鉄の階段を上ると見えてくる四角い空。夏の名残りでまだ暑いけれど、空は高く澄んで秋色。ああ、今日も一日がんばるか。今年は芝居4本、私としてはかなりハード。その今年4本目の芝居の稽古も始まった。気合を入れて階段を上る、四角い空に向かって。


 高見亮子の短編と、ダンスで贈る1時間半!
かもねぎショット+吉沢恵 ゲリラお祭りパフォーマンス
白』
11月2日(土)‐4日(月/祝)
神楽坂 セッションハウス

2日(土) 16:00 19:30
3日(日) 13:00 17:00
4日(月) 12:00 16:00

全席自由 前売り・当日 ¥3500

振付・構成/吉沢恵 作・構成/高見亮子
 

 
高見亮子さん作の短編と吉沢恵さん振付のダンス作品を構成してお届けします。 わたくしは、中川安奈さん、海老原洋之さんとの3人芝居、他1本(ゲリラ作品!?)に出演予定です。
 
 

今回ご一緒する、中川安奈さん、前回に引き続き共演の、海老原洋之さんと。

安奈さんとは、1999年に劇団の公演に客演してくださったとき以来のご縁。2005年のかもねぎショット公演につづき、このたび3度めの共演の機会に恵まれました。舞台や映像で凛とした美しい姿はずっと拝見しておりましたが、今回は、おっとりとして可愛らしい安奈さんの「地」に近い役どころではないかと思います。短編作品ですが、じんわりと心にしみる作品になりそうです。他の出演者による芝居やダンスなど盛りだくさん、お祭りのような公演です。
 
秋深まる頃の神楽坂へ、ぜひ足をお運びくださいませ。

2013年10月5日土曜日

{誤解バラック}写真館(サカモト)

公演を終えて1週間とういうものは、時が過ぎ去るのが本当に早い。
先週の今頃は千秋楽。来てくださった皆様に、感謝いたします!
30年以上も前に読んだカミュ。時が過ぎ去り、今自分の胸に鳴り響いているものは何なのか?この一週間の中で、もう一度「異邦人」を読んでみました。「誤解」の題材は、「異邦人」の主人公ムルソーが、牢獄にいた時に藁布団とべッドの板との間に見つけた一枚の古新聞。チェコスロバキアに起こったらしいある新聞の記事でした。
カミュ自身は、貧困の中で育ちました。でもカミュは語っています。「私の少年期を支配していた美しい太陽は、私からいっさいの怨恨を奪いとった。私は窮乏生活を送っていたが、また同時に一種の享楽生活を送っていたのである。アフリカでは、海と太陽とはただである。さまたげになるのは、むしろ偏見とか愚行にあった」と。
カミュは、「・・・私が自由を学んだのはマルクスではなかった。私は自由を、たしかに貧困のなかで学んだ。」地中海のきらめく風土が彼の救いとなった。きっとどこかで、思春期に自分も芝居をしたいなどと表明したときに、誰からの賛辞もなく、まして大反対を受け、その行く場のない思いのなかで、小説を読んでは作品の中で自由に展開されていくそのきらめきに、芝居を志した自分を投影していたのかもしれません。
 
この本を完成させるために、「誤解」の原作を元に最初は三人で書いてもきました。
その中でも海老原さんは、独特な美的感覚で言葉をふりしぼってくれました。
登場人物4人。 後左(男、海老原洋之)、右(マリヤ、菅佐原真理)、
           前左(マルタ、坂本容志枝)、右(母親、吉村恵美子)
 
そして演出の山上優さん。優さんとの関わりの中で、実は母に対する封印している自分の気持ちに気づかされました。母との関係性は人それぞれですが、大人になってもある渇望は、封印していても魂の中に生きつづけているのですね。

舞台監督の青柿さん、照明高良さん、美術加藤ちかさん、栗原君、山本さん、その他の方の力もいただき、公演を終えることができました。反省すべき点もありますが、無事に終えることができましたことに、皆さんにありがとう!

またお会いしましょう!!

2013年9月29日日曜日

秋空のもと、次へ!(ヨシムラ)

ZORA第10回公演 『誤解バラック』
無事終了いたしました。

劇場に足を運んで下さった方、支えて下さった方々、ありがとうございました。


2001年に結成し、ゆっくりと、細々と、そして着々と公演を重ね、今回記念すべき第10回目を迎えることができました。これまで支えて下さった多くの方々の顔を思い浮かべ、感謝の気持ちでいっぱいになっております。今回観てくださった方からも、励ましの言葉や厳しいご意見を頂きました。懐かしい方も駆けつけてくださいました。ありがとうございました。

20年ぶりの共演となった海老原洋之さんの変わらぬ魅力、初共演、菅佐原真理さんの心揺さぶるダンスも本当に素晴らしかった。われわれも、カミュの戯曲に挑み、山上優さんの演出に出会い、スタッフも一丸となり、手応えの感じられる作品になったと思っております。よいメンバーと作れたことに、感謝。

出番の前、狭い楽屋で手を握り4人力を合わせて飛び出していった愛しい舞台。加藤ちかさんの美術です。(舞台写真はまた追って)



今回演出を快く引き受けてくださった、山上優さんが、当日パンフレットに寄せてくださった文章です。

それは2001年のことだったらしい、ずい分前になる。道玄坂を上り詰めたあたりの地下のフリースペースだった。ガンベッタという名だったのを覚えている。ZORAの旗揚げ公演を観たのは。ともに小劇場の時代を走ってきた友人女優ふたりが、手を取り合って新しい船出をしたのだなと思った。なんだか羨ましかった。「そこに坂本がいたから一緒にやるの、自然にそうなった」と吉村さんが清々しい表情で私に言った。まるで結婚を決めた男のセリフのようだった。自分の道を見失いかけて、もう芝居を止めようかという気持ちになっていた私に、続けてもいいかも知れないと思わせてくれた演出家に出会えたのはその同じ年だった。間もなく私はその師を追ってフランスへ渡った。アパートはパリの東Gambettaガンベッタ近くに住んだ。道玄坂以来、ZORAも私もいろんな坂を降りたり登ったりして、今日まで来た。そしてこの度、記念すべき第10回公演『誤解バラック』を一緒に作ることになった。「そこに優ちゃんがいたから」と思ってくれたのだろうか。誤解に終わらないことを願う。

☆☆☆☆

打ち上げを終えて帰り翌日から働く女たち、厳しい現実。でも風は心地よく、ああ、いつの間にか来ていた、秋。ZORAの今後はまだ未定。良い作品を探すことからまた始めていきます。そして、今年はまだまだやります!それぞれ11月に公演があります!詳細は当ページにて!!

2013年9月23日月曜日

いよいよ26日初日!!「誤解バラック」(サカモト)



2013年9月26日-28日 新宿サニーサイドシアター

カミュの「異邦人」は、多感な少女時代一番好きな小説でした。太陽の匂い、海の香り、硬派な哲学、カミュの言葉は、非の打ち所もなく完成されていて、その論理は滑らかです。でもこの言葉を話すことに私は四苦八苦。でも好きな本をやれるのがZORA。いいメンバーと出会い、最後まで諦めずぶつかっていきます!


護国寺スタジオの稽古場で・・・

2013年9月16日月曜日

『誤解バラック』台風一過の夜空に。(ヨシムラ)

9月26日(木)初日です!
 
 
演出/ 山上 優  構成/ ZORA
美術/ 加藤ちか 照明/ 高良康成 音響/栗原孝順 舞台監督/青柿ひろし
出演/  坂本容志枝  吉村恵美子  海老原洋之  菅佐原真理 
 
 豪雨と突風のなか大きな荷物を抱え傘をさし、わたしはどこへ向かっているのだろう。職場から稽古場へ、その繰り返しの中で世界が凝縮してゆく。和室の稽古場の懐かしい畳の匂いと感触に吸い込まれ、すぐにでも熟睡できそうだ。限界。と思っても本当はまだまだやれる。やること、やれることは、いくらでもある。人間って結構たくましいものだし、とにかくあと10日と思えば、惜しみなく馬鹿力を発揮するしかないのだ。
 
地道に、かつ大胆に、そしてまじめにやってきた結果、いろいろな方が参加してくださり、支えてくださり、10本目となりました。最初からずっと関わってくださった照明の高良さん、時を経て、しかも絶妙のタイミングでまためぐりあえた演出の山上優さん、そして今回舞台監督をお願いした、青柿さんは、高校の同級生! なんだか不思議な縁を感じています。あたたかく才能あふれるスタッフに囲まれ、役者陣も奮闘中です!

稽古風景。絵になる二人。
 
海老原さんとマリヤ役の菅佐原さん。
 


 稽古を終えて。荷物抱えての車中。
優ちゃんが撮影。パリのメトロに見えてくる(?)
 

2013年9月9日月曜日

虹がかかる?「誤解バラック」(サカモト)


少ない仮眠時間の浅い眠りの中、
ソファーでうとうとしていると、鋭い光が瞼を閉じているのに目に飛び込んできました。夜中にどーんという地響き。怖かったです。雷が二度落ちました。独り者の私は、どこで死んでも駆けつけてくれる者もいないのにと思いながら、怖さというものは鳥肌が立ちます。

「いかなる状況の下でも卑しい人間のすることは卑しく、高潔な人のすることは高潔だ」を言葉の順番を逆にすれば「いかなる情況下でも高潔なことをする人が高潔な人であり、情況によって卑しいことをしてしまうのは卑しい人間なのだ」あはは、カミュの言葉。

9月に入り「誤解バラック」の稽古と、映画撮影も始まる、そして仕事を来月退職、忙しさはピークに達し正直フラフラ。セッツカレ追い込まれ創作は生まれつつ、でも時間切れにならぬよう・・

今回、演出の山上優さんが目の前に現れなかったら、私達二人は沈没しつつ、誰に振り向かれずともやっていくしかなかったでしょう。でもよかった。人を好きになるときめきも恋も忘れかけていましたが、誰よりも女の気持ち、繊細な感覚を失わず生きる優さんの演出の中で、私達二人は生かされそうです。

地元の駅で上を見上げてる人が多く、自分も空を見上げると、虹が。美しく、久しぶりに見た虹に言葉を失いました。 見に来てくださる方のためにも、心を新たに。お待ちしています!

      2013年9月26日-28日 
新宿サニーサイドシアター