少ない仮眠時間の浅い眠りの中、
ソファーでうとうとしていると、鋭い光が瞼を閉じているのに目に飛び込んできました。夜中にどーんという地響き。怖かったです。雷が二度落ちました。独り者の私は、どこで死んでも駆けつけてくれる者もいないのにと思いながら、怖さというものは鳥肌が立ちます。
「いかなる状況の下でも卑しい人間のすることは卑しく、高潔な人のすることは高潔だ」を言葉の順番を逆にすれば「いかなる情況下でも高潔なことをする人が高潔な人であり、情況によって卑しいことをしてしまうのは卑しい人間なのだ」あはは、カミュの言葉。
9月に入り「誤解バラック」の稽古と、映画撮影も始まる、そして仕事を来月退職、忙しさはピークに達し正直フラフラ。セッツカレ追い込まれ創作は生まれつつ、でも時間切れにならぬよう・・
今回、演出の山上優さんが目の前に現れなかったら、私達二人は沈没しつつ、誰に振り向かれずともやっていくしかなかったでしょう。でもよかった。人を好きになるときめきも恋も忘れかけていましたが、誰よりも女の気持ち、繊細な感覚を失わず生きる優さんの演出の中で、私達二人は生かされそうです。
2013年9月26日-28日
新宿サニーサイドシアター