今年は「武蔵野夫人」と銘打って、武蔵野の自然を愛で模索する自分主体での作品をと陰謀を巡らしていましたが愛でるだけで、終わりました。
でもずっと気になっていた映画「武蔵野夫人」をDVDで見ました。大岡昇平作、溝口健二監督、田中絹代主演。のちに戯曲化もされています。お話はさほど感動しないのですが、武蔵野の風景、時代感覚、役者、飽きずに最後まで拝見。
そしてこちらも気になっていた映画「月」を吉祥寺アップリンクで観劇。私もエッセンシャルワーカーとしての仕事に携わりながら、かなりのことは受容できる覚悟はありますが、どのように作品として立ち上げるのかに興味がありました。40代後半での病院勤務の4年間はまさに私にとって人生の転機でした。又、私の祖母は97歳で亡くなりましたが伊豆大島で障害者施設で教師をしていました。心が壊れそうになる時、人は何にスイッチするのか。痛みをずっと抱えて格闘する主人公夫婦は重く辛いけど二人で歩んでいく姿勢には心打たれました。
「offline」
そして先週、茨木県つくば美術館で第44回「鴇展」に行って参りました。今年立ち上げた【よなよな】のチラシを描いて頂きました駒田佳信さんの作品です。 画像が悪くてごめんなさい!
「ニッポンの荒野」
が、日本に生きる私にはビビッドに伝わってきました。彼女の持っているものはカッターナイフです。そしてもっと詳細に見て頂きたい。万博、バブル、震災…汚水が流された海か、ヘドロの川か、溶岩沼か、そこで釣りをしている日本人。