今年夏に、韓国の劇団コリペ、代表イ・ユンテクさんが主催する、蜜陽(ミリャン)フェスィバルに「女中たち」の公演で参加した。その時にユンテクさんに、シークレット・サンシャインという映画は、この蜜陽(ミリャン)を舞台にしているんだよと言われた。ユンテクさんの家でその映画も垣間見たのだが、日本に帰ったら見ようと思いつつそのままだった。
季節は既に冬に突入し、ビデオ屋で探している映画が見当たらずいると、シークレット・サンシャインのタイトルが目に飛び込んできた。思わず手にとり、すぐさま家で見た。ミリャンの駅が何度も写り、ああ、あそこから電車に乗りソウルへ行ったななど、懐かしい気持ちになった。最初は地味な映画なのかな~と思っていたが自然に惹きこまれていった。
女が主人公である。女が壊れていく機微を丁寧に描いてる。そしてまかり間違えば、いつか自分もそうして壊れていってしまうかもしれないという危うい気持ちが彷彿してくる。昔は自分は絶対そうはならないと思っていたが、今はもしかすれば人であるなら女であるなら、そのような可能性が自分にもあるのかもしれないと思う。主演女優をしっかり支えているソン・ガンホ。そして劇団コリペ出身の俳優の方も出演していて、より映画が迫ってきた。
そして22日、テアトルエコーの舞台、オーディオドラマ「十三なゝつ」(作:岡本蛍、演出:永井寛孝)を恵比寿で観て来た。2作あり、最初の「能いあがり」がとてもよかった。およしを演じた太田淑子さんの言葉の清らかさ、可愛らしさ、一途さが胸を切なくさせる。聞けば「ひみつのあっこちゃん」の声もやられていた方で、現在75才。しゃんとしていて、プロの凄みを感じさせる。やはり舞台はいいものを見ると、想像力がどこまでも羽を広げなんとも豊かな気持ちにしてくれる。
映画も舞台も主演を張れる女優はやはりいい。年の終わりにいい女優が見れてよかった。そしていい女優を見ると元気がでる。私も一歩でも近づきたい。年内、私からのブログ更新は今日が最後です。来年、新しい年に祈りをこめて。こめてこめて。またお会いしましょう!
今年最後はこの曲で!! 安全地帯 真夜中すぎの恋
映画も舞台も主演を張れる女優はやはりいい。年の終わりにいい女優が見れてよかった。そしていい女優を見ると元気がでる。私も一歩でも近づきたい。年内、私からのブログ更新は今日が最後です。来年、新しい年に祈りをこめて。こめてこめて。またお会いしましょう!
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