たまたま見たこの映画がよかったです。演劇界をモチーフにしたものだったのでなんとなく見続けていましたが、最後には感動していました。厳しい体制化の中、女優を続けたい純粋な気持ちの彼女にどこか投影している自分も感じつつ、主人公のヴィスラーを演じる男優の表情もよく惹きこまれました。愛とは。そして自分の人生に於いての選択はこうしてやってきた。その決断の時に大げさに言えば真価が問われる。最後のシーンで「ギフト用の包装をいたしますか?」と本屋の店員が聞くと「要らない。これは私のための本なのだ」と返答するヴィスラーにはグッときました。
女優を演じる女優:マルティナ・ゲデック:もう美しいです。
そして…
13日に表参道「銕仙会の前で」
元ヒデオゼミメンバー達。観世葉子さん、能楽師柴田稔さん、新井純さん。
6月23日(日)「観世榮夫十三回忌」を銕仙会で行います。謡の確認に12年ぶりに銕仙会の稽古場へ。ドキドキしてました。門の前で先生ありがとうと一礼。感謝の思いを胸に能舞台に立ちます。私が朗読する作品も決まりました。これから詳細は追ってお伝えさせて頂きます。