芝居さえしていれば幸せだった筈なのに、なんだかちょっと…。
山の中にいると心が落ちつく、八千草薫さんも市毛良枝さんも山ガール。一概には言えないけれど虚構に身を置き終わったら、自然の中で素の自分と出会いたいのかもしれない。
9月かもねぎショット公演「変奏:バベットの晩餐会」が好評で再演の声を多く頂き、又小説を読み始める。バベットは一銭もないのに「いいえ、私は貧乏になることなどないのです、お話ししましたように私はすぐれた芸術家なのです。すぐれた芸術家が貧しくなることなどないのです。すぐれた芸術家というものはお嬢さま、みなさんにはどうしてもお分かりいただけないものを持っているのです」「芸術家の心には自分に最善をつくさせてほしい、その機会を与えてほしいという、世界中に向けて出される長い彼岸の叫びがあるのだと」この言葉が身に沁みます。
そしてタテヨコ企画で共演した、霧島ロックさんの朗読を聞きに入谷まで行きました。ロックさんは私がこの公演でお会いし突き刺さってきた方です。前回公演から休む間もなく参加しどんよりしていた私ににどんどん質問を投げ掛けられてきて目が覚めました。そしてこちらの公演、安田純平さんが解放されたことが頭を交差し見続けました。また少しづつ…進んでいきます。そして今は紅葉が見たい、冬になる前に。
2018舞台履歴