画:宮永岳彦
目覚めたらすでに晴れていた。子供の頃に遠足に行くような気分で心が華やぐ。前日の雨で山の土は濡れていたけれど、新鮮な空気が心地よい。
自然に満たされながら、足が滑りそうになったり、トイレがなかったり、緊張を強いられる場面もある。朝のBSテレビで低い山だと思ってなめちゃいけないと言っていたがなるほどと思う。山頂でお昼。
登りながら下りながらは何も考えていない。私はまだ初心者でというか滑るのが怖いからひたすら集中している。平地になると少し気が緩み、普段考えもしなかったことがぽっと思い浮かんできてそれが楽しい。今は心をほぐしたい。下山し、鶴巻温泉で熱い足湯に浸かり、足もほぐれまったり。やはり舞台は緊張と弛緩の繰り返しで疲れるし背中が凝る。
秦野市立 宮永岳彦記念美術館
そして美術館へ。
女性美礼賛のロマンチシズムを極めた画家:多才さから器用貧乏と揶揄されるも「器用貧乏が勝つか、不器用が勝つか、勝負だ」と意に介さなかったという。大企業のポスターの数々は今見ても惹きつけられる。そのモダンさは昭和の時代にさぞかし斬新で新鮮だっだと思う。先日の舞台は昭和30年の閉ざされた村でしたが、その頃にこんなモダンな絵を書いていた画家もいた。人生はなにを選ぶかによる。
ほぐれ、スポンジまったり状態。年内は冬眠です。皆様温かく♨♨♨