2月1日、本日の夜明けは6時41分。冬の間は真っ暗ななか家を出て、職場に着くまでに徐々に夜が明けてゆきます。朝焼けが恐ろしいくらいに美しい色に染まる瞬間があり、寒さを忘れてみとれます。そして日々、少しずつ夜明けが早くなって少しずつ寒さが緩んできます。今年の冬は厳しかった。けれども春はもうすぐそこまで来ているようです。もうあと少しです。
忙しさにかまけてずっと不義理をしていた両親に会いに八柱霊園へ。千葉県松戸市にある都立霊園で、緑も多く幼い頃はピクニック感覚で墓参りに行っていた。祖父母が、そして両親が、近親の者がこの世から消えてしまってから、墓参りは特別なものになった。この時ばかりは子供を持たなかったことを心細く思ったりする。ましてや1月平日の霊園は誰もいない。つがいの鳥が脅かすようにすぐ近くに降り立つ。名も知らぬけれど美しい鳥。この鳥を父母に見立て、「その節はありがとうございました。恥ずかしきこと、間違うことの多き、不甲斐ない娘を、どうか空の上から見守ってください」と頭を下げた。日差しが暖かくなった、感じがした。