ABOUT US

1982早稲田小劇場入団
1988劇団第三エロチカ入団
2001ZORAを劇団第三エロチカ吉村、坂本で活動。
2015吉村他界。
2019ZORAを閉じる。
2021「プロジェクト榮」を、演出:俳優/篠本賢一、
舞踊家:俳優/花柳妙千鶴と活動開始。
2023「よなよな」久保庭尚子と立ち上げ。

2012年11月10日土曜日

朝霧は晴れ(サカモト)



千秋楽の翌日にも仕事が入っているのに、皆と新宿で二次会のカラオケ、日本、韓国人入り乱れ、歌い踊り、ふと冷め、帰らなくてはと店を後にタクシーに飛び乗る。一次会の中華飯店で紹興酒、カラオケ屋でカンパリソーダを飲み続け、胃の中は混濁状態。翌朝、久しぶりの二日酔いで、気持ちが悪く、疲れはピークに達し、必死の思いではいずり起き、仕事場の駅にたどり着いたところ、「さかもとさ~ん」と声をかけられる。眠りから覚めたように、彼女の顔が天使のように思えました。ああ、この人も見に来てくれた。一枚のチケットを買っていただけるありがたさを、しみじみ感じます。

それから二日経った朝、本当に丸一日の久しぶりの休日が訪れました。自分で言うのもあれですが、いつも忙しい。カーテンを空け、ベランダに出ると、外はまっ白、もうもうと、霧です。霧が覆い尽くし何も見えない。やっと終わった、この安堵は今年の舞台3本に対する、安堵でもあります。6月にかもねぎショット、8ZORA、そして11月今回のモズ企画。三本共、まるで違う役どころでした。
                
                  
     終演後、相手役の久保庭さんと  

今回のモズ企画「韓国新人劇作家シリーズ第一弾」に関わって考えさせられました。新しいことに関わるということは、さまざまなことを受け入れるということでもあるから、これまでにない疲れを感じ、消耗しました。でも歩み出さなければ、何も生まれはしないし、感動もない。       
                
           
テレビのお天気お姉さんが、「朝、霧が立ち込めますが、こういう日は晴れます!」とコメントしています。なんだか元気がでてきました。暗中模索の中でも、晴れる日は訪れる。これまでだって、かすかな自分の直感を信じやってきただけなのだから。

観に来てくださった皆様、本当にありがとうございました!これからもどうぞよろしくお願いいたします。お客様に支えられ、鍛えられ、やっていくことができます。そして、勝手ではありますが、時間を経ても、こうしてお会いできることに感謝しています。寒くなってきましたので、暖かく、どうぞおからだを大切に。また、是非お会いしましょう!

・舞台写真は、後日、お届けします~

♪初日に見て下さった方から、こんなコメントをいただきました!↓

はじめまして。昨日友達とタイニイアリスでオ・セヒョクさん作「パパのパパごっこ」を観ました。とても面白かったです。セヒョクさんのお芝居を日本語で観れたことは韓国語が分からない私達にとってとても意味深い事だと思います。そして女優さんが演じられた事も面白さに一役も二役も買っていると思いました。テンポの良さ、セリフの歯切れの良さ。まるでコントを観ているようでした^^有難うございました。もし韓国で同じお芝居を観ても言葉の壁があるので、セヒョクさんの言わんとする事がどこまで掴めるたか?今回の企画に感謝と共に、俳優さんお二人の演技力に感謝致します。