高齢者がふえつつある現代。きっと人生折り返し地点の50代頃から、また人それぞれベクトルの違う人生がはじまるような気がしています。早く亡くなられる方、長生きされる方。その差は30年も違ってきます。生まれてから成人式をあげるまでより長い。成人式の頃は親まかせで晴れ着を着ても感謝の気持ちも薄かったけれど、今ならこんなに面白い世に出現させたくれた感謝の気持ちも心に深く、本当の成人になって人生を新たに歩みだしたい心境です。
この2月から始めた合気道。スポーツクラブからの脱却、渇きもあって、自分のからだを動かすルーツのようなものを探し続けていました。まだ4回しか通ってはいないのですが続けられそうな気がしています。動きが理にかなっていて、そしてこれまで体験したことがないのに懐かしさを感じます。新鮮!
主宰し師範の方の動き、言葉にも心が洗われます。「人と宇宙の気の融合」こんな言葉もなかなか聞けません、82歳。凛としかっこいい。昨日は、窓も開け放し稽古。暖房もない道場で裸足で。若輩ものの私はまだまだ寒さが身にしみながらいると、男性達がにこにこしながら窓の外を見ています。ふと見ると牡丹雪が降っています。ふわふわとぼさぼさと。暗闇にその白さが浮きあがってきます。子供の頃は今のように暖房が普及されていなかったので、あかぎれの子や青っ洟流している子がそこらにいました。寒かったら自分のからだをこすりさすったりして暖めていました。そうして自分で身体を動かしていた。
主宰し師範の方の動き、言葉にも心が洗われます。「人と宇宙の気の融合」こんな言葉もなかなか聞けません、82歳。凛としかっこいい。昨日は、窓も開け放し稽古。暖房もない道場で裸足で。若輩ものの私はまだまだ寒さが身にしみながらいると、男性達がにこにこしながら窓の外を見ています。ふと見ると牡丹雪が降っています。ふわふわとぼさぼさと。暗闇にその白さが浮きあがってきます。子供の頃は今のように暖房が普及されていなかったので、あかぎれの子や青っ洟流している子がそこらにいました。寒かったら自分のからだをこすりさすったりして暖めていました。そうして自分で身体を動かしていた。
帰りの電車の中でふと息を吐き、座れないかななどと座席を見ると座席一列全員が、携帯電話と向きあい頭を下げていました。「人と宇宙の気の融合」か、そのことばが脳裏をよぎっていきます。先ほど見た窓の外の牡丹雪の美しさも消えかかっていきそうで、ううっここでこらえなければなどと一人で噛みしめている変な女。美しいと感じた自分のアンテナを絶対失いたくない。ああ、旅にでもでようか。卒業旅行も新婚旅行もしてこなかったから、ここらで人生の折り返し地点、最出発旅行をしたい、牡丹雪の美しさを忘れぬうちに。そんなことを思った寒い寒い夜でした。
昔から好きな童謡「ドナドナ」
昔から好きな童謡「ドナドナ」