本番までの最後の休みの日に、まだ台詞も満足に喋れていないのに、そして睡眠時間2時間を押して六本木まで足を運びました。現在、六本木ヒルズを中心に東京国際映画祭 が開催されています。夏の「女中たち」の公演の際、劇団第三エロチカ時代の後輩高崎君が、映画監督の木村文洋さんを連れて観に来てくれました。それから木村さんのへばの という作品に心奪われ、プロデュサーの桑原さんともお会いすることができました。
今回、見て来ましたひかりのおとでは、監督山崎樹一郎さん、木村さんは監督補、そしてプロデュサーはやはり桑原さんであるこの作品。東京では2日間しかやらないということです。この日は、上演後Q&Aもあり、山崎監督のトークも聞くことができました。「ひかりのおと」は光合成をしているときの音、と言った監督の言葉が心に残りました。木村さん、山崎さん、桑原さんの真摯なやりたいことを貫く姿勢がとても清々しく、またそのことが作品に投影され、これからもこの二人の監督のフアンになりそうです。私はずっと舞台をやってきましたが、映画というジャンルに興味が沸きはじめている自分を感じています。多分、映画にこんなに興味が出てきたのは、生まれてはじめてではないかと思います。
そして私は本番近し。「スキマに立つ」こちらの稽古・・・。
そして私は本番近し。「スキマに立つ」こちらの稽古・・・。
女が多いなか、紅一点でなく黒一点ではなく黒三点。演出の扇田拓也さん(写真上)、そして二人の男役者(右、小高仁。左、園田シンジ。)もいい味を出しています。冬になる前のひととき、この作品で笑ってください。今回、私が演じる役にも、雪にまつわるお話があります。短いシーンではありますが、いいシ-ンです。私ももうひとふん張り、どうぞお楽しみに。