久しぶりに能を鑑賞。サド侯爵夫人公演の際に、大変お世話になりました能楽師西村さんが出演されています。銀座シックス地下3階。エノテカでワインを嗜まられてる方を横目に、まずは、能「氷室」の開演時間にぎりぎり間にあいました。セーフ!
セーフはしましたが、久しぶりの笛の音色に睡魔に襲われ心地よくうとうと。しかし時間が進行していくうちに、自分の中で興味が湧いてきました。氷室という室の存在。天女の能面美と氷室明神の迫力、後半の飽きさせない太鼓、笛のセッション、謡の緩急、重厚感ある演出。
【解説】
『氷室』は夏にふさわしい作品です。夏に天皇へ捧げられる氷が清涼感を感じさせてくれます。 氷室とは真冬にできた氷を夏まで貯蔵しておく室むろのことです。現代のように冷凍庫がなかった時代、氷を手に入れるには、池に張った氷を切り出すのが一般的で、山陰に穴を掘り、茅かやを敷きつめて保存しました。その氷を6月に朝廷へ献上したのです。

前場と後場に共通する「氷を守る」ことは、神と人が同一の意思を持っていて帝の威厳を護る事であると伝えているように感じますと解説あり。
一瞬、氷室明神が面を切る際に惹きつけられました。昔の能も神がかる瞬間、面が漲るそんな素晴しい瞬間が沢山あった…。氷なんていくらでもある現代に生き、銀座シックスの中でしみじみしました。友と語らいつつ帰途。「氷室」はまた観たい。そしてまた行こう!銀座シックス。今度はオペラグラス持参で👀
翌日東大宮。雨降り。今年一緒に尾瀬に行く方が主催する、沢山の漫画と日本酒を好きに持っていっていいという会に参加…太っ腹。10人弱でワイワイ。夕方から宴会。久しぶりに居酒屋へ。創作料理のお店で、白レバー、イカの炙りあげ等、新鮮!☺