お伊勢参りに行ってきました。
職場の同僚が企画してくださり、一年前より積み立てもしてずっと楽しみにしていた旅です。新幹線で名古屋へ。その先は「特急しまかぜ」で鳥羽へ。夏のような日射しと青と緑が入り混じった美しい海が迎えてくれました。鳥羽水族館で海の不思議な生物を見た後、初日の宿「タラサ志摩」へ。ここで、あたたかい海水の中でリラックスしたり、全身を海泥でパックしたりする、タラソテラピーを体験。施術後は、毒素が抜け五感が冴えるような感覚に。そして夜は、アワビ、伊勢海老、松坂牛のフルコース。地元の幸をふんだんに頂く贅沢なディナーを堪能しました。あまりにも美味しくて幸せ。
翌朝も快晴。いよいよ伊勢へ向かいます。荒波のなかに浮かぶ二見の夫婦岩を拝み、伊勢神宮の、外宮、内宮を参拝しました。伊勢神宮は一昨年、式年遷宮を終え、鳥居も橋も社殿もまだ真新しい白木です。清浄な五十鈴川のほとり、玉砂利を踏んで進むと、新緑の木立のなかに点在する社殿は、鮮やかな色もなく、静寂で、特別な空気に包まれます。20年に一度、すべて造り替えるという遷宮の理由は諸説ありますが、常若(とこわか)~繰り返し再生することで、いつも変わらない姿で、みずみずしいままに「永遠」をめざす~精神の象徴でもあるそうです。
あまりにも青い空。伊勢神宮を巡りながら、病気快癒のお礼、自然や人への感謝、祈り、願い、様々な思いが行き交いました。一昨年より我が身に起こった様々なことが、やっと終わった、成し遂げた、そのような気持ちにもなりました。