浅草寺の甍(いらか)の波から突出するスカイツリー。このシュールは悪い感じがしない。江戸時代から浅草は奇天烈が似合う街ではなかったか。今は、雷門の赤く鮮やかな大提灯のもと、様々な人種が群がっている。仲見世の賑わい。うらぶれていた浅草は、復活の様相である。
桜も過ぎてからのひんやりとした金曜日、坂本の「高瀬舟」を観に浅草リトルシアターへ。朗読とはいえ本は持たず語りきった。森鴎外の静謐で美しい文章と古き良き日本語を味わう。高瀬舟は罪人を送る舟である。弟殺しという題材を扱っているが、暗い印象はない。ふけてゆく夜の情景と人物が浮かび、幸福と死のイメージが漂い、考えさせられつつ聞き終えた。2006年にやはり原武彦さんの演出で坂本が一人芝居「母子かづら」を演じたが、今回も、ふたりはずっと語りにこだわりこつこつとお稽古をしてきたのだなと察した。本日が千秋楽。お疲れさまでした。
桜も過ぎてからのひんやりとした金曜日、坂本の「高瀬舟」を観に浅草リトルシアターへ。朗読とはいえ本は持たず語りきった。森鴎外の静謐で美しい文章と古き良き日本語を味わう。高瀬舟は罪人を送る舟である。弟殺しという題材を扱っているが、暗い印象はない。ふけてゆく夜の情景と人物が浮かび、幸福と死のイメージが漂い、考えさせられつつ聞き終えた。2006年にやはり原武彦さんの演出で坂本が一人芝居「母子かづら」を演じたが、今回も、ふたりはずっと語りにこだわりこつこつとお稽古をしてきたのだなと察した。本日が千秋楽。お疲れさまでした。
一緒に観に行った海老原さんと浅草散策し、レトロ喫茶店でお茶して帰りました。海老原洋之さんには、秋のZORA公演に出演していただくことになりました。
「海老原さんとは!?」
「次回作品は!?」
徐々に明らかに。決まり次第お知らせします!
さらに冷たい雨の土曜日。7月かもねぎショット公演のためのワークショップに参加。出演者やワークショップ参加者とともに賑やかに。前回ご一緒した村松恭子さんや、大好きな渡辺信子さん、そしてもちろんZORAふたりも加わり、こちらは大所帯の公演になりそうです。こちらもどうぞお楽しみに。