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先週参加いたしましたサンシャイン・ストリート全編から、ZORAの部分を切り取っていただきユーチューブで配信されました。今月末上演される舞台とは異なりますが、是非ご覧いただければと思います。
私は今回の公演で、バレンティンという政治活動家の男を演じます。おそらく作家マヌエル・プイグは、アルゼンチンで現実にあったゲリラ組織、モントネロスの一員をモデルにしているのではないかということです。その辛辣さは、ぬくぬくと日本で育ってきた私には想像も及びませんが、過激に命をかけていくその人生の中で、モリーナと獄中で出会い、移ろいゆく心の波動をみつめていきたいと思います。
女なのに、なぜ男を演じるの?と聞かれることがありますが、ZORAは女優という観点よりも、まずいい作品が優先され、結果そこに役があったということになるので、このようなことになるのではないかと思います。あと現代は、単身の女性も増え、生きかたもさまざまであったりするのに、従来通りの女性像、母親像、一夫一婦制の戯曲が大半で、今を生きる私達にとってピンとくるものがないということもあります。それが結果的に幸せであるかどうかは別にして、もっと規定にとらわれない現代の愛の戯曲があっていいと思います。その点では映画の方が敏感な気がしていて、映像は海を超えダイレクトに感性に訴えかけてきます。けれどこれからも、いい戯曲を発掘していきますよ!
話はそれましたが、マヌエル・プイグは57歳でエイズで亡くなっています。昨年夏のジャン・ジュネ「女中たち」に続き、芸術家の魂の叫びによる大作に立ち向かうにはまだまだです。男女で愛し合うことが大半であるなら、それから逸した人たちは、社会的にも自分達のことを客観的に捉え、自分の言葉で自らを語ることができる人が多い気がします。男だ女だという存在にあぐらをかいてない、人間としている。うまくいえませんが、そんな境地は私も心惹かれるところです。
お待ちしていま~す!!
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8/31 19:30
9/1 14:00/19:00
9/2 13:00/17:00
9/1 14:00/19:00
9/2 13:00/17:00
◎チケットご予約はこちら。
zora_agota@yahoo.co.jp
TEL/FAX 03-3682-3842(ZORA)