韓国映画をBGMにコーヒーを飲みワインを飲む。画面を見ていなくてもアイゴー、アニハセヨーという響きが心地よい。2000年前後の頃のほのぼのとした韓国映画が最近私の癒しとなっています。目には目を歯には歯をという時間の呪縛から逃れ一人の心地よさを感じる時間。20年間以上も満員電車に揺られていたのに今はほとんどガラガラの電車しか乗らなくなり、たまに誰かが隣に座っても圧迫感を感じ席を移動したくなります。そのくせ妙にさびしさを感じたり。長くひとりで暮らしているせいなのか、ついにひとり病がはじまりつつあるのかもしれません。先週はみっつの作品を観ました。
① ≪朗読とピアノ≫メロドラマ:イノック・アーデン 詩:アルフレッド・テニスン 作曲 :リヒャルト・シュトラウス ダニーボーイのピアノソロ、藤田さんの朗読、お二人の清潔感と暖かさが伝わってくるいい空間でした。何より泣ける物語。
②Pina 3D/ピナ・バウシュ 「踊り続けるいのち」ヴィム・ベンダース 春の祭典、カフェ・ミラーの舞台では力強さがダイレクトに伝わってきましたが、映画は何より美しく映像美の賜物でしょうか。はじめての3Dが体験でき、文字が浮かびあがっているのは新鮮でした。
③ サド侯爵夫人 野村万斎演出 3時間40分。20歳の頃の劇団の大先輩白石加代子さんが現役で爆発的なエネルギーを彷彿させていることに脱帽です。
みっつとも私の感性にビビッドに伝わる作品が見れて、久しぶりに出かけてよかったと思える週でした。
ケンチャナ(韓国語で大丈夫)よ~。日本語で言われるより、異国語のこの響きになぜか癒されます。もしかしたら日本人が忘れてしまった情の深さが韓国にはまだ残っていて、日本語で大丈夫よと言われる声の浅さに心が動かなくなってしまった分、このケンチャナに反応してしまうのかもしれません。映画でも舞台でも、いい作品いい俳優をみるたび、心の鐘が鳴り響きます。