韓国へ、(サカモト）

ときめきが実行に至ってしまった。今月末より3月上旬まで、韓国に滞在します。昨年秋に開催された、東京大学公開講座。「俳優の息」というチラシに魅せられ、参加した韓国の演出家、李潤澤さんのワークショップ。余りあるエネルギーに圧倒され、芝居をもう一度こんなに熱くやってみたいという思いが噴出してきました。釜山では、李潤澤さん率いる劇団と合同稽古。日本勢6人。丸一日稽古の日々となります。3月には釜山、ガマゴル劇場で、ジャンジュネ「女中たち」を上演します。韓国グループは、ハイナ・ミュラー「ハムレット・マシーン」。それにもう一作品、釜山日報の新春文芸に選ばれた「秋雨」という作品も決まっており、志・体力のあるものは二つの作品に出演しても構わないそうです。

決まってはいるものの、昨年からの疲労がからだを襲い、風邪はひくわ、ゆっくりしたい病にかかり、海外へ行く準備をするだけでも四苦八苦。まして「女中たち」を訳している方が、現段階でも4名いてどの方の訳でやるのか？現在、すべての方の訳を読破するだけでも大変です。けれど楽しみでもあります。久しぶりの海外公演。有効期限の切れたパスポートを申請したり、携帯電話を海外でも使用できるようグローバルパスポートにしてみたり。国を出るということは、いろいろな手続きがいるものですね。でも、がんばってきます。耳がちぎれるほど寒いらしいですが、キムチを食べ、焼肉を食べ。2月には、韓国より送信できればと思っています。では皆さんもお元気で。私は、いざ鎌倉！

東京大学公開講座「俳優の息」：韓国の演出家、李潤澤さん。